提供:リンナイ株式会社

リンナイ発
「おまかせ調理」が生む、
暮らしの余白

ユーザー・開発者・専門家と考える+R RECIPEがもたらす豊かな時間

リンナイのビルトインガスコンロ「デリシア」を設置したキッチン

スマホのアプリでお気に入りのメニューを選ぶ。指示通りに下ごしらえをしたら、あとはスイッチを押すだけ――。火加減も加熱時間もコンロに「おまかせ」で、失敗知らずの火通りの一皿が仕上がるのが、リンナイのガスコンロを使ったオート調理機能「+R RECIPE」です。おまかせで生まれるのは、まるでプロのような完璧な火通りの料理。そして空いた手と時間が使えるようになる暮らしの余白です。

そんな+R RECIPEがもたらす「おまかせなのに美味しい」の秘密と真価を、ユーザー、レシピ開発者、さらには家庭料理の専門家に伺いました。

デリシア公式アプリ「+R RECIPE」コンセプトムービー

スイッチを押したら
自動で完璧な火加減に

「+R RECIPE」とは、リンナイのビルトインガスコンロ「デリシア」「リッセ」などに搭載されたオート調理アプリ。およそ850種類※のオート調理レシピが用意されたスマートフォンのアプリから作りたい料理を選び、画面の指示に従って下ごしらえを済ませたら、レシピをコンロに送信してスイッチを押すだけ。あとは火加減も加熱時間もコンロが自動で制御してくれ、調理完了までおまかせできる、という画期的なアプリです。つきっきりで鍋やフライパンの様子を見たり、グリルの様子をうかがったり、途中で食材が焦げ付かないようかき混ぜたりする必要はありません。

※デリシアの場合。オート調理レシピの数はコンロの種類によって異なります。

How to use +R RECIPE 「+R RECIPE」は、毎日の生活で気軽にお使いいただけるよう、使いやすさにもこだわっています。アプリで料理するのは難しそう、という方も安心です。初期設定 スタートは簡単3STEP アプリをダウンロード → アプリとコンロを接続 → あとはおまかせオート調理 +R RECIPEイメージ

現在、およそ4万人のユーザーがこの+R RECIPEのオート調理機能を継続して使い、その価値を実感しています。

「豊富なメニューを見て、『今日は何を作ろうか』と考えるのが毎日の楽しみになりました」「下ごしらえさえ済ませれば、火加減はおまかせ。とにかく気楽に作れて、なのにできあがった料理はちゃんと美味しい」など、さまざまなメリットを感じていただいています。中には、朝食から弁当作り、夕飯まで、毎日欠かさずアプリを開くというユーザーも少なくないといいます。

約850のレシピすべての火加減を、個別に研究

この850種類以上のレシピの中で特に人気の料理を数多く手がけてきたのが、フードコーディネーターの蓮沼あいさんです。「料理教室の生徒さんや友人にも、『料理が苦手です』という人がたくさんいました。その理由を考えると、火加減や時間の感覚、つまり経験に基づく“勘”がないからだと気付きました。オート調理なら、その勘が働かない方でも、料理を美味しく仕上げられます。自信がつけば、きっと料理が好きになってもらえるはずだと思ったんです」。

フードコーディネーターの蓮沼あいさん
蓮沼あいさん/フードコーディネーター。雑誌・書籍でのレシピ開発、企業のレシピ監修のほか、料理教室を主宰するなど幅広いフィールドで活動。家庭でも再現性高く美味しく仕上がるレシピ作りを得意とし、+R RECIPEでの人気レシピを数多く監修

オート調理レシピの開発に着手した当初、まだ世の中にオート調理という概念はほとんどなく、「どこまで美味しさを担保できるのか、正直不安だった」と蓮沼さんは振り返ります。それでもリンナイのメンバーの「どこまでできるかやってみよう」という姿勢に背中を押され、開発がスタート。実際にレシピを作っては、リンナイの技術者がその様子をビデオに撮影、さらに調理器具の温度を工程ごとにはかり、蓮沼さんが考える火加減を丁寧に再現する作業が繰り返されました。

こまめな火加減の調節から消火まで、すべてコンロにおまかせ

「羽根つき焼き餃子」のレシピにおける火加減の自動調節の流れ

アプリからメニュー送信後は、コンロが自動で火加減を調節。焼き付け、蒸し焼き、仕上げのタイミングを音声で教えてくれるので、まるでシェフがそばにいるような感覚で調理を進められます。

850のレシピすべてにこうした細かい火加減が設定されています。写真は「羽根つき焼き餃子」のレシピの場合

従来の常識を変えた数々のレシピ

作りたい料理に応じて火加減をコンロが自動で調整してくれるだけでなく、コンロにお任せできる「気楽さ」をさらに引き出すために、蓮沼さんとリンナイの技術者はレシピそのものにも磨きをかけてきました。「炒める、揚げる、裏返す――そうした従来の常識を覆すレシピも意識してつくりました」と蓮沼さん。「なるべく、火にかけてから調理が終わるまでコンロにお任せで、途中で食材に触らなくて済むようにと考えたんです」。

それが、炒め合わせずに作る中華料理、事前に油を回さなくても煮崩れない肉じゃがをはじめとする+R RECIPEオリジナルの数々のレシピ。オート調理に最適化された調理法でありながら、きちんと美味しく仕上がるよう、数々の細かい工夫がちりばめられています。「楽が勝つか美味しさが勝つか」ではなく、「楽で美味しい」という両得が実感できるのが、+R RECIPEなのです。

+R RECIPEアプリの八宝菜のレシピ画面 +R RECIPEアプリの基本のシフォンケーキのレシピ画面 +R RECIPEアプリの基本の肉じゃがのレシピ画面

料理のおいしさは火加減が大半

+R RECIPEのおいしさの秘密はどこにあるのでしょうか。今回は、加熱調理を専門としながら、家政学・生活科学の見地から家事や暮らしのあり方も研究する横浜国立大学 教育学部 教授の杉山久仁子先生にご協力をいただきました。実際の調理の工程を見て、+R RECIPEのレシピを使って調理したメニューを食べていただいたうえで、レシピを評価・分析してもらいました。

横浜国立大学 教育学部 教授の杉山久仁子先生
横浜国立大学 教育学部 教授の杉山久仁子先生

杉山先生によれば、料理の仕上がりを最も大きく左右するのは、やはり「これまでは経験や勘に頼らざるを得なかった、火加減の見極め」だそう。強く加熱しすぎれば水分が飛んでパサついたり、堅くなったり、逆に火が足りなければ生焼けになる――「このさじ加減こそが、家庭料理でもっとも難しく、失敗しやすい工程なのです」。

逆に言えば、火加減が正しくコントロールできるならば、そのほかの段取りは仕上がりにそれほど影響がないのでは。そこで、代表的な+R RECIPEのメニューを実際につくり、杉山先生に試していただきました。

RECIPE 1

八宝菜

炒め合わせない。最後に一混ぜするだけ

まず一品目が八宝菜です。にんじんやタケノコ、白菜や海老など、火の通り方がそれぞれ異なる食材をあらかじめ別々に湯通ししてから、白菜などと一緒に炒め合わせてスープや調味料を加えて煮て、水溶き片栗粉でとろみをつけるのが一般的な作り方。湯通しをしないレシピでも、野菜や肉など具材ごとに別々に炒め合わせなくてはなりませんでした。

通常なら調理工程が多く手間のかかるこの料理。でも+R RECIPEでは、下ゆで一切不要、フライパン1つ、ほぼ1工程で完成してしまいます。「調理器具を多く使わないので、洗い物が減って後片付けの面でもとても楽になりますね」(杉山先生)。

食材を、しっかり加熱して甘みを引き出したい白菜を一番下に。そのほかは加熱に時間がかかるものから順にレシピに沿ってフライパンへ重ねて入れ調味料を入れ、蓋をしたらあとはコンロにかけるだけ。仕上げにごま油を回しかけて一混ぜしたら完成です。

八宝菜の調理工程1 八宝菜の調理工程2 八宝菜の調理工程3
+R RECIPEで作った八宝菜
具材を順番通りに並べて調味料を入れたら、蓋をしてオート調理するだけ。最後にひと混ぜして完成。「蓋をして『蒸す』ように調理するので、人によっては水分が多めに感じるかもしれません。そこが気になる場合は、仕上げに蓋を取って混ぜながら少し加熱すると、水分量を調節できると思います」(杉山先生)。

「下段の食材は鍋底からの直接加熱、上段は蒸気でやさしく火が通るよう、それぞれの食材に合った加熱時間・温度帯になるよう計算して配置されています。各食材の火の通りは十分。炒め合わせなくても、八宝菜としてしっかり美味しいです」(杉山先生)。

中華料理は一般的に、食材に均一に火を通すために「炒め合わせる」のが常識とされてきました。「そもそも炒め合わせるという調理は、食材に均一に火を入れると同時に『水分を飛ばす』『焦げ目を付けて香ばしさを出す』ことも狙った調理法です」と杉山先生。ただ、今回の八宝菜のように香ばしさを求めない料理であれば、炒め合わせにこだわる必要はありません。

こうした「実は、炒め合わせなくても美味しく仕上がる」中華料理は、八宝菜に限りません。+R RECIPEには、鶏肉のカシューナッツ炒めや回鍋肉、麻婆茄子など、さまざまな中華料理を中心とした「炒め合わせない炒めもの」のレシピが用意されています。それぞれのレシピは火入れの原理を踏まえて設計されているため、食材を鍋に入れて火にかけるだけで、炒め合わせなくても美味しく仕上がります。自動調理ならではの、最小限の手間で仕上げる工夫です。

八宝菜のレシピを確認する杉山先生
八宝菜のレシピを確認する杉山先生

そして、これを実現しているのが、レシピと連動したコンロの制御技術です。「作ったものは美味しく仕上げたいのはもちろん、実際に作るときは簡単であってほしい、というのが私自身、一人のユーザーとしての思いでもあります」と語るのは、リンナイでアプリ・機器開発を担当する諏訪野さゆりさん。「ユーザーがかき混ぜなくても食材が焦げつかないよう、コンロのセンサーを使って自動で火力を調整する仕組みなど、レシピごとに確認しながら作り込んでいます」。蓮沼さんの「途中で食材に触らなくて済むように」という狙いは、こうしたハード側の緻密な調整があってはじめて実現しているのです。

RECIPE 2

肉じゃが

触らないから、煮崩れしない。

続いて先生に試していただいたレシピが「基本の肉じゃが」です。「筑前煮や肉じゃがは、本来なら炒めてから調味料の一部で煮て、最後にもう一度調味料を加えてさらに火を入れる、と段階を踏んで仕上げる料理。でも、最初から具材と調味料を一緒に入れて煮込んだだけでも、火入れの工夫でちゃんと美味しくできることが分かりました」とは、レシピ監修をした蓮沼さん。

工程を省いた結果、グリルを活用して全周からの加熱をし、その後は余熱を活用してじっくりと味を染みこませる調理法に。食材を一切触らないから、結果「食材のホクホク感や味をしっかり出しつつ、煮崩れがないすっきりとしたおいしさ」になったと杉山先生は評価しました。

肉じゃがの調理工程1 肉じゃがの調理工程2 肉じゃがの調理工程3
+R RECIPEで作った肉じゃが
具材を同社のコンロ付属の「ザ・ココット」にいれたら、グリルで加熱。最後の一混ぜ以外、食材に触らないから煮崩れがない

+R RECIPEの肉じゃがレシピに関して、杉山先生がもうひとつ評価したのが肉じゃがレシピの種類の多さ。「肉じゃがのような定番家庭料理は、家庭によって味もさまざま。ジャガイモが煮崩れて汁に溶け込んだほうが肉じゃがらしいという人もいるはず」と指摘。実は+R RECIPEには、肉じゃがだけで5〜6種類のレシピを用意しています。汁だくタイプや無水調理で素材の味を存分に味わえるもの、塩味など調味料の異なる味付けなど、「いろんな家庭の味を想定して、その人に合わせた味が選べることは、定番料理のレシピには欠かせない要素です」(杉山先生)。

+R RECIPEアプリの肉じゃがレシピ一覧画面
テクスチャーや味の違う複数の肉じゃがのレシピを用意

RECIPE 3

シフォンケーキ

コンロで手軽。なのにここまでできるとは

調理の常識を変えたレシピで、より手軽に美味しい体験を。これは、なにもおかずに限った話ではありません。杉山先生に試していただいたなかで、先生が「もっとも驚きが大きかった」と話したのが「基本のシフォンケーキ」です。

+R RECIPEのシフォンケーキはオーブンを一切使わず、リンナイのデリシアに付属する無水調理鍋「ザ・ココット ラウンド」もしくは無水調理鍋「Leggiero」を使って蓋をしてコンロ上でオーブンのような加熱をするという作り方。蒸気を逃さないため、オーブンで作るシフォンケーキよりしっとりと、もちもちした食感が味わえるのが特徴です。

シフォンケーキの調理工程1 シフォンケーキの調理工程2 シフォンケーキの調理工程3
+R RECIPEで作ったシフォンケーキ
コンロで作るシフォンケーキ。予熱が不要なので思い立ったらすぐに作れる。また水分が鍋の中にこもるため、しっとりもちもちした食感に

「仕上がり時の膨らみなどがオーブンで焼いたときと違いますが、コンロを使ってこれだけのケーキが作れるのは驚きです」と杉山先生。シフォンケーキ生地は泡の量が多いため、ゆっくり加熱すると、泡がつぶれたり抜けたりして膨らみが悪くなり、さらに水分も蒸発してパサパサになる。そうならないよう中心まで早く熱を入れる必要があるのだとか。「手際が大事になるため、オーブンの場合はあらかじめ予熱をしておかないといけないなど、段取りに神経を使います。予熱が不要で思い立ったときにぱっと作れる手軽さがあり、ケーキを作るハードルを大きく下げている点も良いですね」(杉山先生)。

生まれた時間が、
暮らしを変える

各メニューのおいしさと手軽さに加えもう一つ、杉山先生が指摘したのが、+R RECIPEが提供する「火加減をお任せにして、そこから生まれる時間」を自由に使えるという価値です。

「10分くらいでもコンロに付きっきりにならなくていい。それだけのことですが、この余裕が忙しい今の生活者にとって大きいことだと思います。例えばその間に洗い物を済ませたり、もう一品作る余裕が生まれたり。ほかの家事に割く時間が生まれるかもしれません。家族との会話に使えるようになる人もいれば、人を招いたときにテーブルセッティングや来客対応をする余裕もできます。調理をコンロに任せることで生まれた時間が、こんな風に日々の暮らしを少しずつ豊かにする。それもオート調理の価値だと思います」(杉山先生)。

かつてのキッチンは「決まった人が黙々と作業をし、他の家族は食卓で待つだけの、コミュニケーションがしづらい閉ざされた場所でした」と杉山先生。+R RECIPEのオート調理は、これまでのキッチンと人とのあり方を変える道具なのです。作り手が時間に追われたり、キッチンに孤立したりしないことで、新しい価値を生む生活のツールと言えるでしょう。「食事や料理は生活の基本。その時間を豊かにできることは、『美味しい』と同じくらい大切な価値だと思います。オート調理を使えば、子どもや家族も参加しやすくなります。家族でご飯を作る、そこに会話が生まれ、笑顔が増える。オート調理は料理を『作業』ではなく、『楽しい体験』に変える可能性を秘めています」と杉山先生は話す。

リンナイが1つ1つのレシピを磨き上げて生んだ、生活者がほっとできる時間。「おまかせ調理」が本当にもたらしているのは、時短の先にある、暮らしの余白、そして豊かな時間なのかもしれません。

リンナイのガスコンロのあるキッチン
オート調理レシピアプリ
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取材協力

蓮沼あい(フードコーディネーター)/杉山久仁子(横浜国立大学 教育学部 教授)/諏訪野さゆり(リンナイ株式会社)

お問い合わせ

リンナイ株式会社

https://www.rinnai.co.jp/