Presented by コンチネンタル・オートモーティブ

ともにクルマの「ミライを、動かそう」

車室から外へと広がる
エレクトロニクス
ECU統合で世界をリード

コンチネンタル・ジャパン
ボディ&セキュリティ事業部
開発リーダー
佐伯 シャハラム

創業から150年近い歴史を誇る自動車業界のグローバル・メガサプライヤーのコンチネンタル。本社のあるドイツを中心に60カ国に約24万人の従業員を擁し、日本を含む世界中の自動車メーカーに電子制御ユニット(ECU)などを供給するとともに、クルマのミライを創造する先進技術を開発している。vol.1では、日本法人で車室関連エレクトロニクスの開発に携わる佐伯シャハラム氏と、部門長の青木英也氏に話を聞いた。

 かつて機械の塊だった自動車は、今ではエレクトロニクスの塊へと変貌を遂げつつある。あらゆる機能が電子的に制御されるようになったことで、安全性、経済性(燃費)、快適性はそれぞれ大きく向上した。前方の障害物を検知し、状況に合わせてブレーキをかける緊急ブレーキアシストや、白線を検知して車線からの逸脱を警告するレーン・キーピング・システムなど、いわゆるADAS(先進運転支援システム)も電子制御の賜物だ。

 そうしたクルマの電子化に欠かせない存在となっているのがサプライヤーだ。「Tier 1(ティア・ワン)」とも呼ばれるサプライヤーは、クルマのサプライチェーンにおいて、自動車メーカー(OEM)の要件や市場トレンドに沿って機能を開発、提供する役割を担っている。

日本の自動車メーカーと、
自社の海外開発拠点を結ぶ

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 佐伯シャハラム氏は、自動車業界のグローバル・メガサプライヤーであるコンチネンタルで働くひとりだ。パキスタン人の父親と日本人の母親の間に生まれ、小学3年生までを日本で過ごしたのち、パキスタンでの生活を経てアメリカで高校と大学を卒業。6年前に日本に戻ってきたタイミングでコンチネンタルに入社。日本語ネーティブだが英語も堪能である。

 所属はインテリア部門内のボディ&セキュリティを担当する事業部だ。同社の車室関連エレクトロニクス全般の開発を担う一員として、ライトワイパー、エアコン、電動シートなどや、それらを制御する「BCM(セントラル・ボディ・コントロール・モジュール)」といったECU(電子制御装置)を日本の自動車メーカーに提供している。

 「お客様である日本の自動車メーカーからカスタマイズ要件を伺って、ドイツやシンガポールの開発チームに仕様として伝えるとともに、出来上がってきたものを検証するのが日本チームの役割です」と同氏は説明する。

ECU統合を実現する技術力
小型化や軽量化を訴求

 日本にもサプライヤーがある中で、日本の自動車メーカーはなぜ外資であるコンチネンタルを選ぶのだろうか。佐伯氏は次のように考えているという。

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 「ひとつのECUに多くの制御機能を統合できるのがコンチネンタルの強みのひとつであり、スペース、重量、コストなどを削減できるメリットが日本のお客様からも高く評価されていると感じています。このような高度な統合を実現できているサプライヤーは世界的にもほとんどないでしょう」

 クルマの電子化が始まった当初はひとつのECUがひとつの機能を担っていたため、1台のクルマに搭載されるECUの数は年々増大していた。ECUを集約しようという考え方は以前からあったが、アーキテクチャー全体の見直しや、複数の同時処理に対して自動車レベルの信頼性を保証する必要があり、集約の度合いによっては技術的な難易度が高くなる。

 日本に戻った佐伯氏が就職先としてコンチネンタルを選んだのもそうした強みがあってのことだった。「アメリカで大学を卒業後、日系サプライヤーの現地工場に勤務していた経験を生かし、日本でも自動車関連の仕事に就きたいと考えていました。高い技術力を持ち、クルマのトレンドをグローバルに作っているコンチネンタルに魅力を感じ、志望しました」。

 実際に働いてみると、組織として自動車業界のトレンドを前に進めようという意思が明確に感じられるそうだ。海外に渡る機会も多く、グローバル・サプライヤーならではの働き方ができているという。