デジタルトランスフォーメーションの要諦 ネットワークを意識しない 変革を支えるICTインフラのあるべき姿とは

デジタルエコノミー時代に求められる企業ICTインフラの要件

エクイニクス・ジャパン株式会社 プロダクトマーケティング マネージャー 小島 克俊氏
エクイニクス・ジャパン株式会社 プロダクトマーケティング マネージャー 小島 克俊氏

デジタルトランスフォーメーションが経営戦略上の重要テーマとなる中、企業の情報システム部門には、これまで以上に高度かつ複雑な要求が突き付けられている。特に重要なキーワードが「ICTインフラのグローバル化」と「急速なクラウドシフト」だ。

グローバルなデジタル化の進展により、現在のビジネスには国境という制約はもはや存在しない。国内市場が少子高齢化により縮小傾向にあることも考えると、今後の継続的成長にはグローバルなビジネス展開が欠かせない。情報システム部門には、ビジネスニーズに対応して、既存ICTインフラを迅速かつ柔軟に海外へ拡張展開することが求められる。

また、自社所有センターからコロケーションデータセンター活用へと進展した企業ICTインフラは、さらに複数のクラウドサービスを適材適所に取り入れた、ハイブリッド・マルチクラウド構成が主流となってきている。これを受け、情報システム部門には自社拠点、コロケーション、クラウドサービスへのアクセスを最適に配置した、グローバル規模でのICTインフラの設計・導入が求められる。

「グローバル化」と「クラウドシフト」。ビジネスニーズに応じて柔軟に海外コンピューティング拠点を設置し、様々なクラウドサービスも利用しながら、現地顧客やパートナーとも相互に接続してビジネスモデルを構築する。しかも、それを既存ICTインフラからのシームレスな拡張として実現し、国内、海外を問わず統合運用する。デジタルトランスフォーメーション時代には、システムとアプリケーションの実装のみならず、グローバルなICTインフラ自体のアーキテクチャ設計・構築・運用が成功の鍵となるのである。


地域や組織を超えて、グローバルにあらゆるシステムを相互接続

エクイニクス・ジャパン株式会社 セールスエンジニアリング&SAグループ ディレクター 野口 敬之氏
エクイニクス・ジャパン株式会社 セールスエンジニアリング&SAグループ ディレクター 野口 敬之氏

ハイブリッド・マルチクラウド構成の企業ICTインフラをグローバルに展開・構築するにあたり、あらゆるシステムを通信帯域と安全性が担保された閉域網によって相互に接続することが重要な要件となる。

このICTインフラ構築における「グローバルカバレッジ」と「相互接続性」の重要さに気づいた企業が利用しているのがエクイニクスのサービスである。

エクイニクスは、東京・大阪のデータセンター11拠点を含む、世界24カ国、主要52都市、200拠点にデータセンターを展開する世界最大規模のICTインフラプロバイダーである。グローバルで9,800社以上、日本においても900社近くの採用実績がある。

同社のデータセンターの特長は、グローバルに一貫性のある高品質なサービスを提供しているだけでなく、同社のデータセンター間や「Amazon Web Services」、「Microsoft Azure」、「Google Cloud Platform」といった主要なクラウドサービスとの間にあらかじめ閉域網を整備し、インターネットを介さない相互接続サービスを顧客に提供できる点にある。

「当社は企業ICTインフラにおける『インターコネクション(相互接続)』の重要性を認識し、その実現のための技術開発や投資を行ってきました。お客様は、エクイニクスのデータセンターにシステムを構築するだけで、データセンター構内のシステム同士はもちろん、他のデータセンターにあるシステム、そして、主要パブリッククラウドサービスまで、あらゆるシステムを広帯域で安全な閉域網で簡単につなぐことができます」とエクイニクス・ジャパンの小島 克俊氏は述べる。

さらに、本年5月には、SDN(Software-Defined Networking)技術による「Equinix Cloud Exchange Fabric」の実装を発表。システム間接続の追加や変更を専用ユーザポータルから簡単に行うことができるようになり、より利便性の高い接続サービスへと進化した。また、データセンター間接続に関しても、近く、アジア・パシフィック地域、欧州地域、北中米・南米地域内の各国間、そしてそれら地域間をつなぐグローバル規模へと拡大される計画だ。

「エクイニクスのデータセンターを利用することで、“ネットワーク回線構築の制約を意識しないICTインフラ運用”が可能になります」と小島氏は言う。

これなら、グローバル企業が世界中に展開しているシステム拠点同士を閉域網で接続し、遅延の少ない安全な通信によってグローバル規模でのビジネスを構築したり、IoTを使ったサービスや海外現地サービス展開に最適なエッジコンピューティング環境を迅速に構築したりすることができる。また、あらゆるクラウドサービスとの接続性があらかじめ担保されているため、システム開発において最適なサービス選択の柔軟性を損なうこともない。


拡大するビジネスエコシステム ビジネスの共創の場を提供

エクイニクスのデータセンターマップ

エクイニクスのデータセンターマップ

世界24カ国、主要52都市、200拠点にデータセンターを展開。すでに都市(メトロ)内の相互接続は実現しているが、近くアジア・パシフィック地域、欧州地域、北中米・南米地域内と、地域レベルにまで閉域網を利用した相互接続が可能になる

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エクイニクスのプラットフォームには、デジタルトランスフォーメーションに有効なもう1つの側面がある。「共創」「イノベーション」を生み出すビジネスエコシステムとしての場だ。

「エクイニクスは、当社のデータセンターを『International Business Exchange (IBX) 』と呼んでいます。当社のインフラ上でお客様同士が互いのシステムを相互に接続したり、通信事業者様やクラウド事業者様がそれぞれのサービスの相互接続ゲートウェイとして利用したり、エクイニクスのデータセンターをハブとして、様々なビジネスがつながり、ビジネスのエコシステムを形成しているからです」と同社の野口 敬之氏は説明する。

企業間連携のほか、業界レベルでの連携、さらに業界の枠組みさえ飛び越えた異業種連携など、新たなエコシステムが生まれ、その成長が続いている。エコシステムに参加することで、業界のベストプラクティスや革新的なサービスを自社ビジネスに取り込むことができる。「エクイニクスのデータセンターには多様な企業との連携機会があり、お客様はビジネスの可能性をさらに高めることができます」と野口氏は強調する。

エクイニクスのサービスを利用すれば、これまでのようにネットワークを独自調達せずとも、グローバル規模で社内外のシステムやサービス間を即座に相互接続することができる。また、将来のシステム拡張に必要となる柔軟な接続性を確保でき、多くの企業が参画するエコシステムの一員となることで、様々なビジネス展開の可能性も広がる。まさにデジタルトランスフォーメーションのための最適なICTプラットフォームと言える。今後、ますますエクイニクスへの注目は高まるだろう。


お問い合わせ

エクイニクス・ジャパン株式会社
TEL:03-5657-1300
URL:https://www.equinix.co.jp/
E-mail:sales-jp@ap.equinix.com