特別広報企画 人工知能サミット 2018

REVIEW
AIがもたらすビジネス革命

その実現のためにいまなすべきこととは

富士通

企業のイノベーションを成功に導くAI活用最前線
~AI活用の実践と世界初「説明可能なAI」~

富士通 常務理事 首席エバンジェリスト 中山 五輪男 氏

企業のイノベーションを成功に導くAI活用最前線
~AI活用の実践と世界初「説明可能なAI」~

富士通
常務理事
首席エバンジェリスト

中山 五輪男

「AIを導入すること自体が目的となってしまっているケースが少なくありません」。こう指摘するのは、富士通で常務理事・首席エバンジェリストを務める中山五輪男氏だ。同氏がDXの導入を成功に導くアプローチを説明した。

「デザイン思考」を駆使して真の課題を解決する

 イノベーションの成功に向け、デジタル トランスフォーメーション(DX)に取り組む企業が急増しているが、中山氏は「間違ったアプローチでAIやIoTなどを導入しようとしている企業が少なくありません」と指摘する。「AIをどう活用できるのかを考えろ」という経営層からの指示でDXに取り組む企業が多いのが現実だが、中山氏は次のように強調する。

 「まずは自分たちがどういう会社にしたいのか、どのようなかたちで社会に貢献をしたいのかといった将来ビジョンをつくり、それを実現する手段としてDXに取り組むべきでしょう」

 ただし、ビジネスの高度化・専門化が進んだ現在、ビジョンを打ち出すだけでも容易なことではない。競合他社や顧客自身も気づいていないような社会的課題を見いだして、それを解決するような企業像を描き出さなければならないからだ。こうした課題を抱える企業に向けて、富士通ではコンサルティングサービスの中で「デザイン思考」を駆使しているという。

 デザイン思考は、デザインをする際のマインドや手法を利用して、ビジネスの問題を解決する手法。プロトタイプ(試作品)の作成とワークショップを通した問題発見を繰り返して、利用者自身も気づいていないような真の課題に近づき、問題解決をしていくことが大きな特徴だ。

デザイン思考の5つの機能によって、顧客自身も気づいていないような「真の課題」を掘り起こしていく

デザイン思考の5つの機能によって、顧客自身も気づいていないような「真の課題」を掘り起こしていく

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「説明可能なAI」技術でお客様のDXを加速

 同社では、このサービスを提供する主要拠点として「富士通デジタル・トランスフォーメーション・センター」を東京と大阪に開設。ここには、顧客との共創による新たな価値の創出を目指すワークショップメニューを分野ごとにそろえているという。

 現在、富士通が DXに向けた取り組みの中で注力している技術の一つが「説明可能なAI」だ。ディープラーニング(深層学習)をはじめとする機械学習技術は、データと分析結果の因果関係がブラックボックス、つまり人間には説明が不可能な状態になる。

 これに対して同社が独自に開発したAI「Zinrai(ジンライ)」は、「ディープテンソル」と「ナレッジグラフ」という2つの新しい技術を活用することによって、「なぜそのような結果になったのか」「どのようなときに信じてよいのか」を人間が理解できるようになるという。

 中山氏は「デザイン思考という問題解決手法と、Zinraiをはじめとする最新のデジタル技術を駆使することによって、お客様のDXに貢献していきたいと考えています」と語る。

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