HOYAグループにおける基幹システムや情報系システム構築・運用の経験をもとに、そのノウハウを活用したITソリューションを多くのお客様に提供し続けてきた「HOYAサービス」が2018年10月「HOYAデジタルソリューションズ株式会社」として新たなスタートを切った。時を同じくしてタイに新たな拠点も設立。グローバル展開を見据え、成長する製造業としての経験と技術をグローバルに提供しようという同社の狙いをシバリ フェルナンド氏に聞いた。

妥協を排した開発がもたらす価値

デジタル時代に相応しいITソリューションの提供に注力していくという決意を表明したもの——

社名変更の意図を問われ、そう答えるのは2018年10月に「HOYAサービス」から社名を変更した「HOYAデジタルソリューションズ株式会社」の代表取締役社長を務めるシバリ フェルナンド氏。これまでHOYAグループ内のソリューション開発部門として、幅広い分野でサービス提供を行ってきた同社だが、今後は主力事業であるIT分野へ経営資源を集約させ、グループ外の製造業に対するソリューションの提供や運用支援サービスにも一層力を入れていくのだという。

具体的には基幹業務システム(ERP)の他、近年、ニーズが高まるAI(人工知能)や機械学習、IoT(モノのインターネット)、RPA(ロボットによる業務自動化)、クラウドなどの先進技術を駆使したソリューション開発・提供を行う考え。

自社サービスの強みについて、フェルナンド氏は「提供するソリューションは、元々グループ内の企業が競争に勝つために、一切の妥協なしに開発されているので非常にユニークなものだ。さらにHOYAグループは事業を多角化しているため、我々は幅広い領域において、業務プロセスに対する深い理解を有している。そのような理解があるからこそ、導入企業の課題解決に役立つ質の高いソリューションを提供できる。またHOYAグループの高い品質基準に磨かれてきたサービスであることもアピールポイントだ」と語り、その競争優位性に自信を見せる。

海外進出の成功請負人として

さて、HOYAグループといえば、世界に150以上の拠点、子会社を擁する日本有数のグローバル企業である。それ故、同社がグループ企業のグローバル化をサポートしてきたのは言わずもがな。

そして「その経験から得た知見を活かし、海外に進出する日本企業のサポートも積極的に行っていく」(フェルナンド氏)という。

今年10月にタイに拠点を設けたのも、8月にマイクロソフトのビジネスアプリケーション「Microsoft Dynamics 365」の開発などで知られるインドのソナタ社と業務提携したのも、その足がかり。ソナタ社は、グローバルな展開を行う先進テクノロジー企業だが、そのノウハウや事業基盤を活用してグローバルシステムの開発から導入、運用保守までの共同プロジェクトを進めていく予定なのだ。

HOYAデジタルソリューションズ株式会社の提供するソリューションが、データに基づく業務分析、業務効率化、グローバル展開等々といった日本の製造業が直面する課題に対して結果を出せるのは間違いない。それはHOYAグループ各社の実績を考えれば明らかである。

HOYAデジタルソリューションズ株式会社
代表取締役社長

シバリ フェルナンド氏

RMIT大学の修士課程を卒業後、コンサルタント、ジョンソン&ジョンソン社のリージョナルディレクター、ボシュロム社のリージョナルバイスプレジデントを経てHOYAに入社。現在は、HOYAグループのグループCIOを兼任しつつ、HOYAデジタルソリューションズ株式会社の社長を務める。

HOYAデジタルソリューションズ株式会社

https://www.hoyasv-it.com/