AIの活用環境がまとめてそろえられる「Watson Studio」
晴田ただいま。早速だけど、出張中にメールした案件について話そう。合川くん、お願いできるかな?

合川はい。準備しておきましたので、私から概要を説明します。
クライアントはフラワーダイナー。花をモチーフにしたメニューや店内装飾がファミリー層に大人気のレストランチェーンです。
桜、梅雨、真夏日、紅葉など、季節に合わせた特別メニューやイベントを企画しているんですが、今年は桜の開花が例年よりかなり早くて、特別メニューの開発が遅れてしまったそうなんです。おかげで売上にも影響が出たとか。


池澤確かに、今年は開花が早かったですよね。私の周りでも、お花見のタイミングを逃した人は多かったみたいです。
合川お花見シーズンは、同社にとって一年で最大の稼ぎ時の1つ。来年同じことを繰り返さないよう、「独自に桜の開花予測ができないか」という話が持ち上がったというわけです。


池澤そういうことでしたか。でも、ナイスタイミングです! 先日、IBM Cloudに「Watson Studio」というデータ分析サービスが追加されたんですよ。
晴田前に教えてくれたものと何か違うのか?


池澤もともと提供されていた「Data Science Experience(以下、DSX)」や機械学習のモデリングに加え、画像認識などの様々なツールも統合されたので、よりデータ分析が行いやすくなったんです。
晴田よさそうだな! ちなみに、コストのほうは……?


池澤心配無用です、マネージャー。ライト・プランに含まれているので一定のデータ量までは無料で使えます。データ量が多い場合や、より迅速にデータ分析を行いたい場合は、クレジットカードを登録するだけで従量課金型のPAYG(Pay As You Go)プランに移行できます。

池澤あ、マネージャーお帰りなさい! 出張お疲れさまでした。