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ITジャーナリスト安蔵靖志氏が訊く PCデバイス導入・活用術 耐久性の高いデバイスで現場ベースの業務改革を! 前編

ITジャーナリスト安蔵靖志氏が訊く PCデバイス導入・活用術 耐久性の高いデバイスで
現場ベースの業務改革を! 前編

Date : 2018.11.02

Writer : 安蔵 靖志

3Dカメラを使って安全に
ひび割れの大きさなどを測定

 

1つめの3Dカメラモジュールは、電力・道路・土木業界や物流業界向けの「空間採寸ソリューション」として提供されている。

インテルの3Dカメラ技術「Intel RealSense テクノロジー」を採用し、約40cmから約10mまで離れたところにある対象物を撮影することで3Dスキャンし、対象物までの距離を計測できるというものだ。

左右のカメラの間に赤外線プロジェクターを内蔵しており、プロジェクターから人間の目には見えないパターンを対象物に照射する。左右のカメラから取得した2つのイメージのズレ(視差)から、対象物までの距離や長さを計測するという仕組みになっている。

「例えば天井など人の手が届かないような場所の長さを測ろうとする場合、脚立に乗ったり、橋梁点検では橋梁点検車の上に上ったりする必要があります。脚立に乗ると、脚立の周りに安全確認をする人、上で計測する人、記録する人と3人がかりになってしまいます。コストがかかるだけでなく、上に乗る人の安全性も課題になります。しかし離れた場所から計測できれば、脚立などに乗る必要もないですし、安全確認をする人も不要になります。その場で端末にデータを打ち込めれば、安全かつ3人でやっていた作業が1人で済むと期待して開発しました」(衛藤氏)

タフパッド裏側の左上にある空間採寸ソリューション端末。
真ん中の赤外線プロジェクターの左右にカメラが設置されている。

サーマルカメラで微小な温度の違いなどを測定

赤外線サーモグラフィカメラモジュールには、FLIR Systems社のカメラモジュールを採用している。遠赤外線を計測することで、-10℃から450℃までの温度を離れたところから測れるというものだ

「人間が触れないようなものに対してでも、離れたところから撮影することで温度を測れます。タブレットにはタッチパネルが付いているので、後で拡大していって温度の分布を直感的に理解することも可能です。中にデータとして保存できるので、データをメールで送ったり、リモートデスクトップなどを使って共有することで、遠くの事務所から現場の様子をライブで伝えたりといったことも可能になります」(衛藤氏)

後編では、実際にどのような業界でどのように活用できるのか、使い勝手なども含めて紹介していきたい。

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