デジタルで切り開くビジネスの未来

進化したCPUが
PCの役割を拡大していく(前編)

TOP

進化したCPUがPCの役割を拡大していく(前編)

Date : 2018.11.16

Writer : 元田 光一

日々進歩する半導体製造技術により、PCの心臓部となるCPUも進化を続けています。とはいえ、ワープロやスプレッドシートの利用、メッセージング、Web閲覧など、オフィスにおける日常業務においては、現在のCPUスペックで十分対応できると考えられています。では、今後CPUはどのように進化し、企業にどのようなメリットをもたらすのか、担当者に伺ってみました。

デジタル技術を支えるCPUの進化

―― 近年、インターネットの普及やデジタルトランスフォーメーションの進展とともに、CPUはどのように進化してきたのでしょうか。

インテル株式会社
セールス&マーケティンググループ
CCGセールス
セールススペシャリスト・日本
呉 孝展氏

呉 孝展氏(以下、呉氏):2006年にインテルは、コーポレート・ロゴと製品ロゴを現在使用しているものに刷新しました。そこからインテルは、CPUをはじめチップセット、ネットワークインターフェイス(NIC)といった製品を個別に開発する体制を改めました。そして、CPUとそれに関連する周辺機器なども含めたすべてのコンポーネントを、利用形態や顧客ニーズに応じてまとめて“プラットフォーム”として提供するアプローチをとることにしました。インターネット利用が一般化し、さらなるユーザーエクスペリエンスを追求するために、企業がデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを本格化し始めたのも、その頃になります。

高い性能と優れた電力効率を両立させる、先進のインテル®Core マイクロアーキテクチャーを採用した「インテル® Core2 Duoプロセッサー」も、2006年に誕生します。さらにこの年は、インテルのマルチコア技術を進化させた、他のクアッドコアプロセッサー、企業PC向けのプラットフォーム技術「インテル®vProテクノロジー」も発表されました。

ユーザーがPCに求める性能も、この頃から「いかに処理が早いか」から「PCで何ができるのか」に変化し始めました。これに伴い、インテルのデスクトップ及びモバイルPC向けCPUは、処理能力の向上だけではなく、トータルでのプロセッサー性能の向上に力を入れるようになりました。

―― 現在オフィスコンピューティングの主流となっている、ノートPC向けのCPUはどのように進化してきたのでしょうか。

呉氏:2008年、インテル史上最小かつ最も低い消費電力で動作するノートPC向けプロセッサー「インテルAtom ®プロセッサー」を発表しました。一方で、この年は現在のインテル CPUの主流製品となっている「インテル® Core i3 プロセッサー」「インテル® Core i5 プロセッサー」「インテル® Core i7 プロセッサー」も誕生しています。

その頃からオフィスコンピューティングにおいては、デスクトップPCと比べて、よりオフィス空間を効率よく利用できるノートPCの導入が目立ってきました。そのため、ノートPC向けCPUとしてのインテル®Coreシリーズも、より高性能化、低消費電力化に向けて進化させています。

最近の第8世代からは、初めて熱設計電力15WのCoreシリーズCPUもクアッドコアを実現しました。これによって、日常的なオフィス業務だけでなく、それまでデスクトップPCで作業してきたWebコンテンツ制作などの分野に置いても、ノートPCで十分にこなせるようになりました。

一方で、デスクトップPC向けCPUも、第8世代への進化によってコア数がクアッドコアからヘキサコアへと進化しています。また、ノートPCでは搭載するメモリにも制限があるため、クリエーターによる4Kビデオの制作や、VR/ARでのコンテンツの制作などハイパフォーマンスが求められる業務では、今でもデスクトップPCが必要です。

NEXT PAGE

製造工程の微細化や
3次元構造の採用でCPUがトータルに進化

1 2

あわせて読みたい

Interview

2018.11.09

次世代のビジネスを支援する
“強い”プラットフォームとは(前編)

Writer : 元田 光一

最新記事

少数精鋭・生産性の高さが鍵 業績を上げ続ける上場企業のヒミツ(後編)

2018.12.14

“よくない”を削るのではなく“いい”を増やしていく 「いいじかん設計」でより良い働き方の実現を目指す(前編)

2018.12.14

テクノロジー×イノベーション 不動産業界の常識を覆す新しい働き方(前編)

2018.12.07

少数精鋭・生産性の高さが鍵 業績を上げ続ける上場企業のヒミツ(前編)

2018.12.07

進化したCPUがPCの役割を拡大していく(後編)

2018.11.30

オススメ記事

手間いらずで低コスト、“中小企業に
とって最適なリモートアクセス”とは

日経 xTECH Active 
Date : 2018.09.28

生産性向上と人材確保へ、
PCレンタル活用で始める働き方改革

日経 xTECH Active 
Date : 2018.09.28

半年に一度大型更新のWindows 10、
プロの知恵を借りて課題を解決せよ

日経 xTECH Active 
Date : 2018.09.28

進まぬWindows 10移行の処方箋
Windows 10時代にはOS、
PCデバイス、人が三位一体で進化する

日経 xTECH Active 
Date : 2018.10.12

アーカイブ

無駄の多い会議をスマートにする
「Intel Unite® ソリューション」

会議室のディスプレイにPC画面を投影するために設定を変更したり接続ケーブルを差し替えたりする作業に時間を無駄にしていませんか?

この問題を解決する手段として「Intel Unite®ソリューション」が注目されています。会議室のディスプレイに表示される6桁のPIN番号を、専用アプリをダウンロードしたデバイスに入力するだけで、最大で4台のデバイスを表示できるようにします。

ワイヤレスだから、表示デバイスの切り替えもワンタッチ。同時に複数画面を表示させたり、画面にマークやコメントを記入したりも可能になり、資料共有や比較を驚くほど簡単にします。あなたの会議をIntel Unite®ソリューションでより生産的なものにしませんか?

スマートな会議室よりスマートなコラボレーション

Intel Unite® ソリューション

スマートな会議室よりスマートなコラボレーション

SSD並みのHHDで生産性と効率アップを実現する
インテル® Optane メモリー

インテル® Optane メモリーは、インテル® 3D XPoint メモリーメディアと先進的なシステム・メモリー・コントローラー、インターフェース・ハードウェア、ソフトウェアIPを独自に組み合わせた「インテル® Optane テクノロジー」を搭載する、革新的な高速キャッシュメモリーです。PCデバイス固有の処理パターンを学習し記憶することで、生産性と効率を飛躍的に向上させます。

インテル® Optane メモリーは、高スループット、低レイテンシー、優れたQoS機能、高耐久性を実現し、さまざまな製品でシステムパフォーマンスの可能性を引き出します。特に新たなデータ・ドライブ・アクセラレーション機能を利用することで、高い応答性能を実現できます。

また、データセンターの要件に合わせて設計された「インテル® Optane DC パーシステント・メモリー」も市場に展開されています。

高速化したコンピューティングを体験

インテル® Optane DC SSD

高速化したコンピューティングを体験

ビジネスの高いパフォーマンスを実現する
インテル® vPro テクノロジー

インテル® vPro テクノロジーは、高い生産性を実現するCPUに、セキュリティー機能を内蔵し、リモートでの管理機能を搭載したプラットフォームです。インテル® vPro テクノロジーの一つであるインテル® AMT機能では、電源制御からリモートKVM、IDEリダイレクションなど多様な機能を提供し、社内だけでなくリモートにあるPCデバイスの運用管理の効率化、容易化が可能です。例えば、ネットワークに接続されているPCデバイスの電源が入っていなくても、PCデバイスの状態を外部から把握、修復、保護支援ができます。

さらにインテル® Authenticate ソリューションでは、顔認証対応の強力な多要素ID保護を提供し、煩雑なパスワード再設定が不要で素早いログインを可能にします。認証情報とITポリシーを強化し、OSよりも深い階層でIDを保護します。これら次世代の企業向けPCデバイスに最適化された多様な機能によりビジネス変革を実現します。

インテル® vPro プラットフォーム 次世代に備える
インテル® vPro プラットフォーム 次世代に備える