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進化したCPUが
PCの役割を拡大していく(後編)

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進化したCPUがPCの役割を拡大していく(後編)

Date : 2018.11.30

Writer : 元田 光一

インテルが考えるCPUの進化は、単なる処理能力の向上だけではなく、トータルでのプロセッサー性能の向上も見据えています。そのため、徐々にコア数を増やしていくなどマルチタスク処理の最適化にも力を入れてきました。後編では、新しく進化した第8世代のインテル® Coreプロセッサーシリーズの特徴と、なぜオフィスコンピューティングにおいてマルチタスク処理の最適化が重要なのかについて、担当者に伺ってみました。

デスクトップがヘキサコア、
モバイルがクアッドコアに進化した第8世代のCPU

―― 第8世代となるインテル® Coreプロセッサーシリーズは、第7世代のプロセッサーシリーズと比べてどのような点で進化したのでしょうか。

インテル株式会社
セールス&マーケティンググループ
CCGセールス
セールススペシャリスト・日本
呉 孝展氏

呉 孝展氏(以下、呉氏):8世代の
インテル® Coreプロセッサーとは、デスクトップおよびハイエンドモバイル向け「Coffee Lake」とモバイル向け「Kabylake Refresh」というコードネームで呼ばれてきた製品です。

第8世代のインテル® Coreプロセッサーと第7世代のインテル® Coreプロセッサーの大きな違いは、第7世代によって実現された14nmの製造プロセスを改良し、さらに完成度を上げたことです。これによって、デスクトップPC向けCPUをヘキサコアに進化させ、ノートPC向けCPUをクアッドコアに進化させました。

ともにコア数が2つ増えたことで、これまで以上にマルチタスクの処理を最適化させることができます。

―― CPUの構造面では、第8世代になってどこが進化しているのでしょうか。

呉氏:すでにご紹介したように、インテルは2006年から処理能力の向上だけでなく、トータルでのプロセッサー性能の向上にも力を入れるようになりました。

今回の第8世代への進化においても、CPUにより多くの機能を持たせるため、例えばこれまで外付けだったWiFiモジュール「インテル® Wireless-AC」をCPUに統合して、通信機能のパフォーマンスを向上させました。

インテル® Wireless-ACは、通信規格は従来と同じIEEE 801.11acなのですが、第8世代のインテル® Coreプロセッサーに統合されたモジュールは、IEEE 802.11ac wave 2のオプションとして定義されている「HT160」に対応しました。これによって、160MHzのバンド幅での通信に対応し、最大通信速度を1733Mbpsへと高速化できたのです。

このように、通信モジュールをCPUと一体化することによって、PCシステムのパフォーマンス向上とトータルコスト削減の両方が可能になります。

―― PCシステムのパフォーマンス向上については、Thunderbolt 3を第8世代プラットフォームでサポートしたことも大きいですね。

呉氏:そうです。第8世代のインテル® CoreプロセッサーがThunderbolt 3をサポートすることで、最大40Gbpsでのデータ転送が可能になりました。1 つのポートでさまざまなUSBデバイスや、ディスプレイに接続できると同時に、モバイルPCでは給電も可能になります。

ビジネスの現場においては、Thunderbolt 3のハブをドッキングステーションとして利用すれば、モバイルPCを社外に持ち出したり社内に戻ってきてから使う場合でも、1本のケーブルを抜き差しするだけで運用できます。

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働き方改革の推進にはマルチタスクを最適化と
複数の機能を統合するCPUが不可欠

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