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枠にとらわれず1から制度を作っていく、社員のための「働き方改革」(前編)

枠にとらわれず1から制度を作っていく、 社員のための「働き方改革」(前編)

Date : 2018.11.16

Writer : 小口正貴

社内全体に浸透している「記録を残す文化」

――事業を成長させるためには優秀な人材の確保が重要となるわけですが、柔軟な働き方を認める制度などは初めから用意していたのでしょうか。

露木氏:そういったものは特にありませんでした。ただ、人事に関する基本的な考え方としては、ルールを先に決めて当てはめるのではなく、状況や必要に応じて法令やコンプライアンスに沿った新しい制度を1から作っていき、その人が働きやすい環境を提供するようにしています。

例えば、リモートワークの仕組みは大柳が入社するタイミングで作りましたし、変則的な時間で働いている河原のワーキングタイムも、河原が復職するタイミングで本人の希望を聞き、それに合わせて新たに制度を作りました。そのほかにも、急成長によって組織が大きくなったので、評価の方法もこの1年半で3回ほど変わったりしていますよ。

大企業であれば、決まった制度に沿って対応していく必要もあるのでしょうが、弊社のような規模ではまだそういった段階ではないと感じています。何かが起きた段階で、その都度きちんと対応してしっかり整備していく。常にスクラップ&ビルドを繰り返している感じです。

――そのほかにも、ユニークな取り組みや制度などはありますか。

株式会社UNCOVER TRUTH Developer Team Engineer
大柳晋也氏

大柳晋也氏(以下、大柳氏):実務的な取り組みでいえば、「記録を残す文化」の浸透があります。

例えば、エンジニアがよく利用するツールにソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」があるのですが、弊社ではほぼ全員がGitHubのアカウントを持っており、何か困ったことがあるとGitHubに書き込んでもらうようにしています。ここに記録を残しておくことで、そこを確認すればいつでも誰でも状況を理解できるわけです。

もっとも、エンジニア以外の人がGitHubのアカウントを持っているというのは、他のIT企業でも珍しいと思います。そういった意味では、多くの協力の上に成り立っている仕組みではありますね。

河原氏:あと、過去の資料や情報なども、基本的にすべてクラウド上に残すようにしています。こうすることで、新入社員や復職してきた社員にもスムーズにこれまでの流れや状況を知ってもらうことができるからです。

さらに、社内でのコミュニケーションに「Slack」を利用しており、チャットでのやり取りをテキストとして残すとともに、社内での情報共有などにも役立てています。こういった取り組みのおかげもあってか、社内ではペーパーレス化がかなり進んでいるのもちょっとした特徴です。

――新しいルールやツールの導入に対して、社員に抵抗感などはないのでしょうか。

河原氏:幸いなことに、そういった面でのアレルギーはあまりないようです。この1年を振り返ってみても、一旦止めた制度や切り替えたルールはたくさんありました。問題のあるものはきっぱりと改善し、良いものがあれば積極的に受け入れる。そんな雰囲気が社内にあると感じています。

会社側としても、希望や提案があれば、可能な範囲でそれらに対応していく姿勢があります。リモートワークや変則的なワーキングタイムしかり、働きやすい環境を作っていくためには、社員みんなが工夫しあい、互いに協力しあって進めていくことが重要でしょう。

後編では、リモートワークや変則的なワーキングタイムを実現した経緯や、柔軟な働き方を可能にするためのPCデバイスや周辺機器の活用などについて詳しくお伝えします。

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