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“よくない”を削るのではなく“いい”を増やしていく 「いいじかん設計」でより良い働き方の
実現を目指す(前編)

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“よくない”を削るのではなく“いい”を増やしていく 「いいじかん設計」でより良い働き方の実現を目指す(前編)

Date : 2018.12.14

Writer : 西山 毅

コニカミノルタ ジャパンでは、顧客に提供する働き方改革支援のサービスを自社でも実践するべく、新オフィスへの移転を機に働き方改革プロジェクトを発足させた。これまでにスーパーフレックス制度の導入やテレワーク環境の構築を実現、現在では単純作業の時間を減らし、創造的な時間・自己投資の時間を増やして活用していくための「いいじかん設計」に取り組んでいる。

様々なITツールを導入して、勤怠管理上のルールも整備

-始めに御社の事業内容について、ご紹介いただけますか。

コニカミノルタ ジャパン株式会社
マーケティング本部
カスタマーリレーション統括部 企画部 部長
藍 隆幸氏

藍隆幸氏(以下、藍氏):私たちコニカミノルタ ジャパンは、事業会社であるコニカミノルタの子会社で、複合機(MFP)やプリンター、印刷用機器、ヘルスケア用機器、産業用計測機器などを販売しています。同時に、様々な分野におけるソリューションやサービスの提供も行っています。

-具体的には、どういったものでしょうか。

藍氏:デジタル印刷に関わるサービスを始め、医療・介護向けサービスやデジタルマーケティングサービスなどが挙げられますが、最近、特に注力しているのが、働き方改革支援のサービスですね。

働き方改革に関連するお客様の困りごとを解決するために、ITを活用したソリューションを提供して、働き方を大きく改革するためのオフィスづくりをお手伝いするものです。

-“コニカミノルタ”といえばやはり複合機などのイメージが強いですが、どのような経緯で、働き方改革支援のサービスを始められたのでしょうか。

藍氏:我々は複合機などの販売を通じて、特にお客様企業の総務部門様から、色んな困りごとをお聞きする機会が生まれます。その中で特に多かったのが、“従業員がもっと効率的に働くことのできるオフィスにしたい”というお声でした。

そこで会社として、働き方改革支援のサービスを提供することを決めたのですが、お客様にサービスを提供するなら自分たち自身でも働き方改革を実践しようと考えました。そうして2014年8月に予定されていた新オフィスへの移転を契機に、2013年に働き方改革プロジェクトを立ち上げました。

お客様へのサービス提供と同時に、自分たちのオフィス環境も変わるので、ちょうどいいタイミングだったということです。

-御社の働き方改革プロジェクトは、どんな体制で進められたのですか。

藍氏:営業、経理、総務、情報システムといった全部門から計30名強のプロジェクトメンバーを選抜し、全社レベルの組織横断的なプロジェクトチームを設置しました。新しいオフィスでの働き方をどう設計するかを主導して考えていくチームです。

-実際には、どのような取り組みをされたのでしょうか。

コニカミノルタ ジャパン株式会社
情報システム部
CRMグループ 部長
川口 裕之氏

川口裕之氏:私は情報システムの担当で、プロジェクトの開始当初からメンバーとして参加していますが、例えば以前のオフィスでは、営業担当者が社内にいる時間が非常に長かったのです。比率的には社内が4割、移動(時間調整を含む)2割、社外が4割で、複合機市場も成熟してきている中、これでは売上もなかなか上がりません。既に2011年には1人1台、ノートPCを配布していましたが、マシンスペック的にも、ネットワーク的にも外で利用できるだけの環境が整っていなかったのです。

そこでまずは社内環境の整備に着手し、移転先の新オフィスはフリーアドレス制にして、同時にSSL-VPNによるセキュアなネットワーク環境とビデオ会議システムを導入しました。

働く環境の整備に着手。効率的なスペース活用により、大きなコスト削減を実現

翌2015年には外でも仕事ができるように、営業担当者と技術担当者には直行直帰を認め、さらにコアタイムのないスーパーフレックス制度を導入しました。ここで勤怠管理上のルールも見直したということですね。

そして2016年には、いよいよ営業担当者と技術担当者を対象としたテレワークのトライアルを開始し、またスーパーフレックス制度を全社に展開、さらにオフィススぺースを有効活用して大幅なコスト削減を目指す“保管文書ゼロ化”への取り組みもスタートさせました。

2017年にはテレワークも全社規模に広げ、2018年からは創造的な時間、自己投資の時間を増やして、よりよい働き方の実現を目指す「いいじかん設計」に注力しています。

コニカミノルタジャパンの働き方改革の歩み

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