デジタルで切り開くビジネスの未来

“よくない”を削るのではなく“いい”を増やしていく 「いいじかん設計」でより良い働き方の
実現を目指す(後編)

TOP

“よくない”を削るのではなく“いい”を増やしていく 「いいじかん設計」でより良い働き方の実現を目指す(後編)

Date : 2018.12.21

Writer : 西山 毅

働き方改革への取り組みにより顧客訪問件数を183%にまで増やしたコニカミノルタ ジャパン。同社が考える働き方改革を支援するテレワーク環境の在り方とは?その中で利用するPCデバイスの選択基準とは?併せて、現在取り組む「いいじかん設計」についても紹介する。

セキュリティ設計は“性弱説”に則って考える

-御社では2016年から、働き方改革を推進する上での第一歩となるテレワークを導入されましたが、その際には“セキュリティをどう担保するか”が非常に重要なテーマになりますね。

コニカミノルタ ジャパン株式会社
情報システム部
CRMグループ 部長
川口 裕之氏

川口裕之氏(以下、川口氏):おっしゃる通りで、我々はセキュリティの立場としてどんなスタンスを取るべきかを十分に検討しました。

例えば性悪説に基づいてセキュリティをガチガチに固めてしまえば、テレワーク環境は非常に使い勝手の悪いものになってしまいます。一方で性善説に沿って利便性を優先させれば、今度は重大なセキュリティリスクが残る心配が出てくる。

そこで私たちは“性弱説”の立場を取ろうと考えました。もしかするとノートPCを外出先でうっかり忘れてしまうケースもありうる。というようなことを考慮した上で、セキュリティの設計をするということです。

-具体的には、どのような施策でしょうか。

川口氏:例えばノートPCを紛失した場合、中のデータさえ盗られなければ大丈夫という視点で、ID/パスワードによるログインはもちろんですが、ハードディスクを暗号化することで、PCを落としてもまず情報漏洩はしないという環境を作りました。

-テレワークでは、社外から利用できるデータに制限を設ける企業もあるようですが、この点についてはどうされましたか。

川口氏:開始当時のテレワークはまだトライアルだったので、営業と技術の担当者のみを対象として、使える社内システムにも制限を設けていました。基幹システムはNGで、利用する場合はオフィスに戻ってきて社内ネットワークからアクセスするという形です。

しかしそれではせっかくのテレワークの効果も限定的です。トライアルの利用状況も検討した上で、翌2017年に全社展開した時には、業務部門の人も社外で仕事ができるように、基幹システムも全てテレワーク環境で使えるようにしました。また、セキュリティ強化として、不正の追跡と抑止効果を、可能とする操作ログ監視も導入しました。

こうした取り組みの結果、同年には一般社団法人 日本テレワーク協会が実施した「第17回テレワーク推進賞」のテレワーク実践部門で「奨励賞」を受賞することができました。

-御社の取り組みが客観的にも評価されたということですね。もう1点、営業や技術のご担当者様に配布されているノートPCについては、どのような基準で選定されているのですか。

川口氏:我々がいつも重視しているのは、サイズ、重さ・バッテリーの持ち時間・画面の解像度の4点です。

また当然利用する際の快適さも非常に重要となるので、CPUはインテル CORE i5 プロセッサー以上としています。またメモリは8GB以上で、要は64bitマシンですね。

ノートPCの配布は2011年から開始して、これまでに3回リプレイスしていますが、そうした必須条件を踏まえた上で、その時々の最新スペックとコストを勘案して最終的に採用機種を決めています。

NEXT PAGE

よりよい働き方は、
創造的な時間の質を高めていくことで生まれる

1 2

あわせて読みたい

Interview

2018.12.07

“よくない”を削るのではなく“いい”を増やしていく
 「いいじかん設計」でより良い働き方の実現を目指す(前編)

Writer : 西山 毅

最新記事

九州ベンチャー企業のPC活用術(後編)農業ベンチャーが取り組んだ働き方改革の極意とは?

2019.01.21

九州ベンチャー企業のPC活用術(前編) モバイルPC×クラウドサービスで“無駄な移動時間”を減らす

2019.01.21

“よくない”を削るのではなく“いい”を増やしていく 「いいじかん設計」でより良い働き方の実現を目指す(後編)

2018.12.21

テクノロジー×イノベーション 不動産業界の常識を覆す新しい働き方(後編)

2018.12.21

少数精鋭・生産性の高さが鍵 業績を上げ続ける上場企業のヒミツ(後編)

2018.12.14

オススメ記事

手間いらずで低コスト、“中小企業に
とって最適なリモートアクセス”とは

日経 xTECH Active 
Date : 2018.09.28

生産性向上と人材確保へ、
PCレンタル活用で始める働き方改革

日経 xTECH Active 
Date : 2018.09.28

半年に一度大型更新のWindows 10、
プロの知恵を借りて課題を解決せよ

日経 xTECH Active 
Date : 2018.09.28

進まぬWindows 10移行の処方箋
Windows 10時代にはOS、
PCデバイス、人が三位一体で進化する

日経 xTECH Active 
Date : 2018.10.12

アーカイブ

無駄の多い会議をスマートにする
「Intel Unite® ソリューション」

会議室のディスプレイにPC画面を投影するために設定を変更したり接続ケーブルを差し替えたりする作業に時間を無駄にしていませんか?

この問題を解決する手段として「Intel Unite®ソリューション」が注目されています。会議室のディスプレイに表示される6桁のPIN番号を、専用アプリをダウンロードしたデバイスに入力するだけで、最大で4台のデバイスを表示できるようにします。

ワイヤレスだから、表示デバイスの切り替えもワンタッチ。同時に複数画面を表示させたり、画面にマークやコメントを記入したりも可能になり、資料共有や比較を驚くほど簡単にします。あなたの会議をIntel Unite®ソリューションでより生産的なものにしませんか?

スマートな会議室よりスマートなコラボレーション

Intel Unite® ソリューション

スマートな会議室よりスマートなコラボレーション

SSD並みのHHDで生産性と効率アップを実現する
インテル® Optane メモリー

インテル® Optane メモリーは、インテル® 3D XPoint メモリーメディアと先進的なシステム・メモリー・コントローラー、インターフェース・ハードウェア、ソフトウェアIPを独自に組み合わせた「インテル® Optane テクノロジー」を搭載する、革新的な高速キャッシュメモリーです。PCデバイス固有の処理パターンを学習し記憶することで、生産性と効率を飛躍的に向上させます。

インテル® Optane メモリーは、高スループット、低レイテンシー、優れたQoS機能、高耐久性を実現し、さまざまな製品でシステムパフォーマンスの可能性を引き出します。特に新たなデータ・ドライブ・アクセラレーション機能を利用することで、高い応答性能を実現できます。

また、データセンターの要件に合わせて設計された「インテル® Optane DC パーシステント・メモリー」も市場に展開されています。

高速化したコンピューティングを体験

インテル® Optane DC SSD

高速化したコンピューティングを体験

ビジネスの高いパフォーマンスを実現する
インテル® vPro テクノロジー

インテル® vPro テクノロジーは、高い生産性を実現するCPUに、セキュリティー機能を内蔵し、リモートでの管理機能を搭載したプラットフォームです。インテル® vPro テクノロジーの一つであるインテル® AMT機能では、電源制御からリモートKVM、IDEリダイレクションなど多様な機能を提供し、社内だけでなくリモートにあるPCデバイスの運用管理の効率化、容易化が可能です。例えば、ネットワークに接続されているPCデバイスの電源が入っていなくても、PCデバイスの状態を外部から把握、修復、保護支援ができます。

さらにインテル® Authenticate ソリューションでは、顔認証対応の強力な多要素ID保護を提供し、煩雑なパスワード再設定が不要で素早いログインを可能にします。認証情報とITポリシーを強化し、OSよりも深い階層でIDを保護します。これら次世代の企業向けPCデバイスに最適化された多様な機能によりビジネス変革を実現します。

インテル® vPro プラットフォーム 次世代に備える
インテル® vPro プラットフォーム 次世代に備える