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テクノロジー×イノベーション 不動産業界の常識を覆す新しい働き方(前編)

テクノロジー×イノベーション 不動産業界の常識を覆す
新しい働き方(前編)

Date : 2018.12.07

Writer : 森 祥子

エンジニアとセールスの距離が近いオフィス

──このシステムはいつ頃、どんな経緯で開発されたんですか。

稲本氏:昨年(2017年)、私が入社してすぐ開発にかかりました。実はそれまでコピー機メーカーにいたこともあって、こういう機能がコピー機に付いていたら絶対に喜ばれるんじゃないかと考えていたんです。コピー機業界にとって、不動産業界の方々は紙をたくさん使ってくれるいちばんのお客様だったので。

──Tech Supplierが稼働してから、日々の業務はどう変わりましたか。

根岸氏:それはもう大きく改善しました。当社は不動産業界の中でもデジタル化が進んでいる方ですが、マイソクに関しては記載されている情報をExcelに手入力したり、それを見ながら電卓を叩いて価格をはじき出したり、という作業がついて回っていたんです。でも、今はTech Supplierがすべて自動で読み取りし、交渉価格もすでに計算された状態で画面に出てくるので、パソコンを開けば自分の担当物件の情報がすぐにチェックできる。レコメンドされた物件情報を見て、これはいけると思ったら、その場で金額を打ち込むだけで交渉メールの自動作成までしてくれます。

株式会社GA technologies
Procurement Division
Planning Team
Team Leader
根岸 直希 氏

稲本氏:読み取り精度は現在87%程度。情報に間違いのないように、その日のうちに海外にクラウド送信して人力チェックする体制を整えています。また、マイソクに載っていない情報、例えば新駅などについても、地図情報と照らし合わせて自動入力する機能も設けています。もちろん、「駅から○分」といった情報も同時に入ります。

根岸氏:マイソクの中には、本当は駅から13分かかるのに「10分」と記載されているものも多い。これも地図情報から自動で修正してくれるので、間違った情報で仕入れるということがなくなりました。こうした機能は、仕入れ担当者からの要望で付けてもらったもの。当社はセールスとエンジニアの距離がとても近いので、「ここを変えたい」と相談すると、翌週にはそれが実装されていたりするんです。

稲本氏:外注していると、なかなかこのスピード感は生まれないですよね。当社では、エンジニアとセールスが集まってニーズや使い勝手を確認するミーティングを週1回行うほか、「Chatwork」というツールを使って随時要望を受け付けています。パソコンを持って直接デスクに相談に来るケースも多いですね。こんな調子で日々改善され、進化し続けているのも、Tech Supplierの大きな特長なんです。

後編では、RPA(Robotic Process Automation)を使ったさらなる業務改善や、それを支えるPCデバイスの選択・活用法などについて詳しくお伝えしていこう。

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