日経 xTECH Special

メリット2
移動もデバイスも関係なく、
スムーズな業務で生産性向上を

―― 今の中小企業は、働き方改革への対応に悩み、人手不足や生産性向上といった課題を抱えていると思われます。これらの企業の悩みに対して、Windows 10はどのようなメリットを与えてくれるのでしょうか。

津隈氏Windows 10では、生産性を高める機能が次々と搭載され続けています。たとえば、タスクバーにあるタスクビューアイコンをクリックすると、タイムライン画面が表示され、これまで作業してきたアプリケーションの一覧が時間軸で表示されます。数日前に作業していたファイルや、朝出社してすぐに作業していたファイルを午後に再び開きたいといった場合、これまでは保存していたフォルダやメールから見つけたいファイルを探す手間がかかっていましたが、タイムライン機能によってすぐに目的のファイルを開くことができるようになります。最新の機能アップデートであるWindows 10 October 2018 Updateでは、スマートフォンとの連携が強化され、スマートフォン上のMicrosoft EdgeやAndroid上のMicrosoft Launcherでもこのタイムライン機能を使うことができ、移動中でも、デバイスに関係なく、仕事を引き続きスムーズに行えるようになります。

Windows 10のタイムライン機能

―― Windows 10に移行することを機に、業務を改革して生産性向上や業務効率向上を目指すためには、どのような考え方が重要となるのでしょうか。

津隈氏マイクロソフトでは、すべての産業やすべてのお客様に対してデジタルトランスフォーメーションを推進しており、業務をデジタル化することをお勧めしています。たとえば、企業では紙を中心とした業務がまだまだ多いのですが、ペーパーレス化を図るだけでも、作業も、時間の使い方も、コミュニケーションもまったく変わり、効率化や時間の有効利用につながると考えています。デジタル化することによって、さまざまなことが可視化でき、分析することで業務やビジネスに役立てることができるメリットが生まれます。人手不足の中で中小企業のお客様が勝負していくためには、デジタル化やクラウド利用によって業務の労力を減らしていく必要がありますね。

―― 具体的には、どのような機能がどのように業務に役立てられるのでしょうか。

津隈氏前述のようにWindows 10はセキュリティ機能が高く、セキュアにモバイルで活用することが考えられたOSです。会社や自宅で複数のパソコンを使っていても、デスクトップの環境がすべてMicrosoftアカウントと紐づけられているので、設定などを行わなくても同じ環境で利用できるのも非常に便利です。2020年10月13日にはOffice 2010も延長サポートが終了するため、Windows 10への移行を機にOffice 365への移行を考えられているお客様も多いと思いますが、このようなクラウドサービスを利用することで利便性はさらに上がっていきます。1つの資料を複数人で制作する場合、これまでは一人ひとりにが作業して保存するまで次の人が待っている時間が無駄でしたが、Office 365によって、リアルタイムに共同作業することができるようになり、変更履歴を使って間違って変更してしまった情報も簡単に元に戻すことができるようになります。また、たとえば、外回りの営業を行っている社員は、社外からセキュアに会社の情報にアクセスして、営業日報やレポートを社外でも書けるようにすれば、帰社する時間を有効利用できます。また、我々はOutlookのMy Analyticsという機能を使っていますが、これによってメールやミーティングなどの業務にどれくらいの時間がかかっているかを客観的に見ることができ、AIによってより生産性の高い業務に時間を使えるようにコンサルティングしてくれるため、日々の業務改善が行えるようになります。Windows 10やOffice 365を使うことによって、業務がどのように動いているかをダッシュボードなどで可視化でき、経営層や人事も現場の話を聞くという手間を最小限に抑え、適切な判断が行えるようになります。また、SkypeやMicrosoft Teamsなどが使え、場所を選ばずに離れた人と会議を開いたり、よりよいコミュニケーションが取れるようになりますね。

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