墜落制止のリーディングカンパニー3Mが提案する。壁落事故防止ソリューション

年間4000件以上のはしごからの墜落事故を防ぐ 3M™ DBI-サラ™ Lad-Saf™ 垂直親綱シリーズ

固定はしごからの墜落・転落災害は年間4000件以上にのぼり、骨折などの重篤な災害が少なくない。社員や作業者の事故への不安をどう解消し、安全な作業環境を構築するか。原則フルハーネス化が進む日本で、スリーエム ジャパンはフルハーネスと合わせ、はしごからの墜落防止ソリューションをシステムとしてトータルに提供する。

 2019年2月、厚生労働省は、墜落による労働災害防止措置の強化を目的に、労働安全衛生法施行令の一部を改正。高所作業における墜落制止用器具は、胴ベルト型ではなくフルハーネス使用が原則となった。

 この原則フルハーネス化を機に、フルハーネス型墜落制止用器具の開発・改良で40年以上の経験を持つ、墜落制止のリーディングカンパニー、3Mの墜落事故防止のノウハウが注目されている。同社はこれまで、欧米を中心に世界75カ国以上で累計2000万着以上のフルハーネス型墜落制止用器具を供給してきた実績を持つ。

スリーエム ジャパン 安全衛生製品事業部 マーケティング部  マネジャー 下山 和哉 氏

 「3Mは身に着ける安全ツールとしてのフルハーネスの供給実績だけでなく、ランヤードを掛けるアンカーポイントなどを含め、墜落防止対策システム開発の80年以上の歴史があります。その知見を活かし、日本でもフルハーネス普及促進と合わせ、高所で安全に移動し作業できる環境構築に、周辺設備・システムを含めトータルで取り組んできました。

 新製品『Lad-Saf™ 垂直親綱シリーズ』はその取り組みで開発された、垂直はしごからの墜落・転落防止のためのシステムです」(スリーエム ジャパン 安全衛生製品事業部・マーケティング部マネジャー・下山和哉氏)。

「Lad-Saf 垂直親綱」で、はしごからの墜落事故を防ぐ3Mの新提案

スリーエム ジャパン 安全衛生製品事業部 マーケティング部  マネジャー 淡河 心 氏

 「18年の墜落転倒の死傷災害のうち、4716件が、はしごなどの昇降作業時に起きた事故でした。固定はしごの安全対策には『背かご』の設置が一般的ですが、ここには、より高度な安全対策の余地があると私どもは考えていました」(スリーエム ジャパン 安全衛生製品事業部・マーケティング部マネジャー・淡河心氏)。

 墜落制止用器具は作業内容で求められる要件が変わる。スリーエム ジャパンは、高所作業の原則フルハーネス化と同時に、今後のフルハーネスの用途拡大を見据え、背中に加え胸にもDリングを設けたフロントDリング付きモデルを発売している。「Lad-Saf 垂直親綱」は、このフロントDリングと垂直親綱をつなぎ、背かごより高度な垂直はしごからの墜落事故防止ソリューションとして開発した、同社の新たな取り組みの一環だ。

「Lad-Saf 垂直親綱」が提供する。安全への3つのメリットとは

 「Lad-Saf 垂直親綱」は、スリーブ、ケーブル、トップブラケットとボトムブラケットのシンプルな構成で、特長として以下の3点をメリットとして挙げることができる。

使いやすさ

 親綱に接続することで動きづらくなるのでは意味がない。安全性と使いやすさの両立が特長だ。垂直移動にスリーブが自然に追従し、スリーブ位置は体の中心部に保たれ昇降の邪魔にならないためストレスが少ない。このスムーズさは、テンショナーでピンと張られたケーブルが実現している。

人と施設への安全性

 安全性に関しては、作業者とはしごの両方に配慮している。まず、スリーブの金属変形のショックアブソーバーが墜落の衝撃を吸収、加えて、墜落距離が短く(スリーブ有効長23㎝)、衝撃荷重が小さいため体への負担が少ない。また、複数の作業者が同時に昇降できる安全強度も確保した。

 墜落時、はしごへの負担軽減のため、トップブラケットに設けた隙間がつぶれ衝撃を吸収する。「トップブラケットの隙間変形は衝撃がかかった証明で、目視で安全性確保の点検も可能になります」(下山氏)。

現実的に導入可能な仕組み

 「Lad-Saf 垂直親綱」は、既設のはしごに無加工で後付けが可能だ。専門の金属加工業者などに加工や施工を発注する必要がなく、はしごへの加工を必要とする親綱と比べ、踏桟にUボルトで共締めするだけで短時間に設置できるため、施工に関する手間やコストを抑えることができる。素材は標準仕様のガルバニウム鋼と、オプションのステンレス鋼があり、最長90mのはしごまで対応することができる。

 スリーエム ジャパンは今後も、墜落・転落事故防止のためのソリューションを、フルハーネスを中心としたトータル・システムで提供していく。

現場の運用を熟知した3Mならではの使いやすさと安全性
米国の事例

はしごの転落事故をどう防ぐか。

 「1998年にフルハーネスを義務化した米国では、固定はしごの墜落・転落災害防止のため、フルハネースと接続する「垂直親綱」導入が進み、24フィート(約7.2m)超の固定はしごには、個人用墜落防止、または、はしご用安全システムの設置義務化の動きがあります」と淡河氏は説明する。

 米国では、2018年に新設および交換用の固定はしごに関して、個人用墜落防止、または、はしご用安全システムの設置の義務化がスタート。今後は2036年11月までに、すべての固定はしごで、落下の恐れがある背かご、墜落防止タラップを廃止し、個人用墜落防止、または、はしご用安全システムに置き換えることが定められた。「フルハーネス化に向かう日本においても、はしごの安全対策が進むことで、昇降時の事故を防ぎ、年間4000件を超える墜落・転落死傷災害から社員や作業員を守ることができるのです」(淡河氏)。

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