提供: アクセンチュア

“第1回 全方位的にスキルを高めながら、自身の「市場価値」も向上。製造・流通業界の「デジタル変革」を支援するプロフェッショナルとは?

坂田 和輝

アクセンチュア株式会社
テクノロジー コンサルティング本部
製造・流通グループ アソシエイト・マネジャー

曲 暁青

アクセンチュア株式会社
テクノロジー コンサルティング本部
製造・流通グループ マネジャー

大川 真輝

アクセンチュア株式会社
テクノロジー コンサルティング本部
製造・流通グループ マネジャー

 製造・流通業界の企業には昨今、急速なグローバル化とともに「デジタル変革(デジタルトランスフォーメーション)」の波が押し寄せている。この新潮流へ企業がうまく適応するために、経営層や現場が求める「理想の人材像」も大きく変化していることをご存知だろうか。その理想形の1つが「フルスタックコンサルタント」だ。特定の専門領域に偏り過ぎることなく、業界やテクノロジー、最新ソリューションの知識を持ち、コアとなるコンサルティング力やグローバル対応力を武器として、製造業企業の変革を企画・提案から実現まで伴走する”オールマイティ型人材”である。だが、そのような全方位的スキルの獲得は可能なのだろうか?
 アクセンチュアの「テクノロジー コンサルティング本部 製造・流通グループ」は、グローバル規模の大型案件を手掛けることができ、手厚いサポートもあることから、フルスタックコンサルタントへの近道だ。今回、同社で活躍しながら市場価値の向上を実現しているプロフェッショナルの方々に話を聞いた。

第二回 いま急速に市場価値が高まる “フルスタックコンサルタント”とは?

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製造・流通業界を担当する
マトリクス型テクノロジー組織

 「ストラテジー」「コンサルティング」「テクノロジー」「デジタル」「オペレーションズ」「セキュリティ」の6つの領域でサービスを提供しているアクセンチュアは、同時に「製造・流通」「通信・メディア・ハイテク」のように業種・業界に特化した組織も持ち、クライアントの事業成長を幅広く支援している。

 テクノロジー コンサルティング本部はそうした機能別組織の1つだ。その中で業界に特化したアプリケーション・サービスを提供するグループの一つとして「製造・流通グループ」がある。まさに“マトリクス型組織”を体現している部署である。

 製造・流通グループで活躍している人材像をひと言で表すと“フルスタックコンサルタント”となる。似たような言葉にフルスタックエンジニアがあり、これはインフラ層からアプリケーション層までをひと通り理解し、1人で全レイヤーを担当できる、いわばオールマイティ的人材を表現する言葉だが、そのコンサルタント版がフルスタックコンサルタントなのである。

 フルスタックコンサルタントは別図のとおり、お客様のビジネス価値創造を第一とする考えを持ち、自らは黒子となって取り組む「プロフェッショナル・マインド」を土台としつつ、5つの要素について偏りのない知識・経験を持ち、スキル面でも全方位的にカバーしていることが特徴だ。

 とはいえ、あらゆる人材が初めからフルスタックコンサルタントなのではない。フルスタックコンサルタントとは、自らの強みを伸ばし、苦手分野を克服しながら、徐々に近づいていく“完成形”のイメージである。またキャリアは人それぞれであり、画一的なものでもない。

 ここではフルスタックコンサルタントとしてスキルアップしつつ、製造・流通グループで活躍する3名のアクセンチュア社員に集まってもらい、現在の仕事内容やキャリア、自身の成長などについて話を聞いた。

図1:フルスタックコンサルタントを構成する5つの要素

図1:フルスタックコンサルタントを構成する5つの要素

業務 業界情報について正しい知識を持ち、お客様の業務を的確に理解していること。
ソリューション お客様のビジネスの変革(トランスフォーメーション)を実現する、最適なソリューションを提案・活用できること。
テクノロジー 自らプログラミングやUI設計をできるなど、プロトタイプをクイックに提供できること。今後は先端テクノロジーを理解していることもますます重要となる。
グローバル・
ケイパビリティ
英語などの語学能力と異文化理解力があり、海外の関係者と適切に意思疎通、知識共有および協働できること。
コア・
コンサルティング
お客様との対話を通じて課題の本質を理解し、解決に向けてお客様とともに歩んでいけること。

先端テクノロジーの活用を支援する
プロジェクト

現在手がけているプロジェクトと、そのプロジェクトにおける役割を教えてください。

大川 BtoBのEコマースを展開するお客様を担当し、顧客MDM(マスターデータ管理)の構築プロジェクトに参画しています。このプロジェクトで導入した製品はアクセンチュアにおける日本初の導入ソリューションで、私は要件定義や基本設計から開発まで幅広く担当しました。アクセンチュアの中国やインド所属のメンバーとも連携しているグローバル案件です。

 私は大手自動車メーカーで先端的なコネクテッドカープロジェクトに参加しています。私の役割は、エンドツーエンドのシステムアーキテクチャ設計を担当するアーキテクトとして、お客様のコネクテッドカーサービス(例えばユーザーがスマートフォンを使って自動車の遠隔操作を行う)の実現を支援しています。

坂田 私は物流業界のお客様において、キャッシュレス決済のプラットフォーム開発を担当しています。フィンテック時代に適応するためのプラットフォーム「Accenture Connected Technology Solution」(ACTS)を活用し、お客様のビジネスプロセスのデジタルトランスフォーメーションの実現を支援しています。

みなさんは「New IT」(先端テクノロジー)を活用するプロジェクトに参加されていますが、そこで得られる経験や価値について具体的に教えてください。

坂田 ACTSは、さまざまなデジタルソリューションを1つのプラットフォーム上で連携し、顧客体験(サービス)の提供から顧客関係管理(CRM)まで、お客様のビジネスをエンドツーエンドでサポートするソリューションです。変化に迅速に対応してイノベーションにつなげるためのもので、最新テクノロジーが詰まっています。そのため、文字通り先端分野に携わる経験ができています。また私のプロジェクトではUI/UX設計やDevOpsにおける最新の知見が生かされていますので、そうした分野の最新情報を肌身に感じながら自分の経験として蓄積できています。

大川 私のプロジェクトではアジャイル開発が採用されています。マイルストーンを細く分割し、お客様とのコミュニケーションを厚くしながらプロジェクトを進めるという経験が積めています。加えてNew ITでは世界初のチャレンジなども頻繁にあります。期待通りの結果にならなくても、修正と再挑戦を繰り返せます。「失敗して、改善して、再提案する」。これができるのは、アクセンチュアがお客様と強固な信頼関係を構築しているからこそだと思います。

 MDMのソリューションでは海外の研究所とも連携しています。日本では顧客データにおける住所データの表記揺れやデータの欠落が多いという傾向があります。そのため欠けたデータを自動補正する専用辞書データを構築したり、重複データを自動的に排除する機能などを取り入れたりしています。これにより、経営者層が意思決定に使うビジネス・インテリジェンス(BI)ツールに良質なデータを提供できています。

 私が携わっているコネクテッドカーサービスは、近年のNew ITにおける象徴的な分野の1つです。IoTやAI、機械学習、ビッグデータ分析、インフラ層でのクラウド利用、アプリケーション層でのマイクロサービスアーキテクチャ導入など、幅広く先端テクノロジーを取り入れており、それらをどう組み合わせるかの知見が増えているのを実感しています。

フルスタックコンサルタントとしての
成長の軌跡

製造・流通グループに所属しているからこそ発揮できるバリューは何でしょうか?

坂田 製造・流通グループで働いているからこそ得られる製造・流通業界の知識や業務知識で、お客様の事業成長に貢献しています。私のプロジェクトでは、決済の部分において金融サービスグループに所属している専門家の知見を借りるなど、それぞれの専門性を組み合わせて取り組んでいます。

大川 設計から運用保守まで一貫してリードできることが製造・流通グループで働く魅力です。当初に描いたビジョンを実現・実装し、お客様の業務効率化が見えるまで伴走できることに、まさに大きなやりがいを感じます。

 アクセンチュア社内には各New ITを専門とするグループもあります。そうした専門部署のエキスパートの知見やアドバイスも得つつ、お客様と直接対面しながら全体設計を手がけられるのは製造・流通グループならではだと思います。

フルスタックコンサルタントとして、入社から今日までどのように成長してきましたか?

写真:大川 真輝 氏

大川 真輝

アクセンチュア株式会社
テクノロジー コンサルティング本部
製造・流通グループ マネジャー

【日系大手メーカーとSIerを経て、2017年にアクセンチュア入社】

現在参画しているプロジェクト:
BtoBのEコマースを展開するお客様の顧客MDM(マスターデータ管理)構築プロジェクト。要件定義や基本設計から開発まで幅広く担当。

大川 アクセンチュアに入社し、フルスタックコンサルタントの基礎である「プロフェッショナル・マインド」を体得できたと感じます。前職ではプロダクトアウトの考え方が染みついていましたが、アクセンチュアはコンサルティング企業ですので、お客様のニーズを真摯にヒアリングし、課題解決のために同じ視座の高さで物事を考えます。そのためマーケットインの発想で進めるマインドセットが身につきました。

 フルスタックコンサルタントのスキルとしては、とくに「グローバル・ケイパビリティ」が飛躍的に成長しています。グローバル案件に携わることができれば、海外メンバーとも日常的にコンタクトできます。おかげで英語と中国語のスキルを活用し、コミュニケーション力を伸ばせています。またアクセンチュアはワンストップでお客様に対応するため、自分が学んだあらゆる知識・スキルを現場で実践できます。

大川氏が思い描く成長プロット

■ 大川氏が思い描く成長プロット

写真:曲 暁青 氏

曲 暁青

アクセンチュア株式会社
テクノロジー コンサルティング本部
製造・流通グループ マネジャー

【日系大手SIerと外資系クラウドベンダーを経験し、2018年にアクセンチュア入社】

現在参画しているプロジェクト:
大手自動車メーカーで「コネクテッドカー」のプロジェクトにアーキテクトとして参画

 「テクノロジー」のスキルがどんどん伸びている実感があります。アクセンチュアに入社して感じたことは、トレーニング・研修メニューの豊富さです。ラーニングコンテンツが多種多様なので、最新テクノロジーの社内コミュニティーに参加したり、国内外のお客様の事例集にアクセスしたりしてキャッチアップしています。

 英語力の面でも、海外オフィスのボランティア社員と1対1で会話する「ランゲージ・バディ・プログラム」で、私はアメリカの社員とペアで英語のレッスンを受けています。おかげで英語力が大幅に向上しました。

曲氏が思い描く成長プロット

■ 曲氏が思い描く成長プロット

写真:坂田 和輝 氏

坂田 和輝

アクセンチュア株式会社
テクノロジー コンサルティング本部
製造・流通グループ アソシエイト・マネジャー

【日系メーカーで勤務後、2016年にアクセンチュア入社】

現在参画しているプロジェクト:
物流業界のお客様のプロジェクトにて、キャッシュレス決済を実現するデジタルプラットフォームの構築を支援中

坂田 私の場合、「コア・コンサルティング」のスキルが着実に成長しました。入社から今日まで、いくつものプロジェクトを経験しましたが、お客様の業務内容や状態・情報を素早くキャッチアップして、最適なコミュニケーションを取るための経験を多く積むことができました。

 あるプロジェクトでお客様がインフラにかけていたコスト構造を可視化し、1枚のスライドに整理したところ、お客様から「まさにこの資料を見たかった!」と言われたことがありました。お客様のニーズを的確に把握でき、成功体験となりました。

坂田氏が思い描く成長プロット

■ 坂田氏が思い描く成長プロット

今後伸ばしていきたいスキル領域は何でしょうか?

坂田 自分なりの意見を提案書にまとめて発言する場面も増えましたので、「ソリューション」を伸ばしたいと考えています。またNew IT関連の案件に積極的に関与することで、「テクノロジー」領域も引き続き注力していきたいです。

大川 私はやはり「業務」領域です。前職を含めてこれまで経験してきたテクノロジーやソリューションに加え、製造・流通のお客様の業務知識をさらに深く身につけたいと思います。その過程で「コア・コンサルティング」も高めていき、お客様とのディスカッションでより良い提案ができるようにスキルを磨いていきたいと思います。

 「テクノロジー」に注力しつつ、他の領域をバランスよく広げていきたいと思います。とくにビッグデータやIoTに関する製造・流通業界の専門家として、グローバルレベルで通用する人材になり、人材価値を高めていきたいと思います。

アクセンチュアで活躍できるタイプとは?

どのような人がアクセンチュアの製造・流通グループで活躍できると思いますか?

大川 お客様のビジネス変革は長いプロジェクトです。提案フェーズなど部分的に関わるだけでなく、製造・流通領域で「プロジェクト全体にわたって関与したい」という思いを持っている人は製造・流通グループで活躍できると思います。

 成長に必要なのはパッションだと思います。新しい知識を吸収して成長したいという思いがあれば、入社後に足りないスキルを伸ばすことは難しくありません。例えばアクセンチュアには全世界で展開するプロジェクトが多く、グローバル・ケイパビリティを向上させる機会が豊富にあります。

坂田 曲さんの話にもありましたが、プロジェクト外ではトレーニングを通じて新しい知識を得ることもアクセンチュアでは一般的ですね。現場で活躍中の社員が講師を担当することが多く、すぐに現場で応用できる内容ばかりです。そうしたトレーニングは役職や社歴に関係なく参加できるため、入社3か月の社員と上級役職者が席を並べて学んでいる光景もよく目にします。

 やはり知的好奇心が強い方、先端テクノロジーをビジネス現場で実践するプロジェクトに関わりたい方には、アクセンチュアをお勧めしたいです。またグローバル展開を行う日本企業を支援するプロジェクトに携わりたいという人にも、アクセンチュアを強くお勧めしたいですね。

本日はありがとうございました。

 誰もが最初から「フルスタックコンサルタント」の全領域をカバーできているわけではないが、システムインテグレーター出身者であればテクノロジーやソリューション、業界企業出身者であれば業務知識などを軸足に隣接領域を広げていき、最終的にはオールマイティ型人材を目指せるはずだ。それを可能にする環境がアクセンチュアには用意されていることが、本記事からおわかりいただけただろうか。

※ 所属・役職・業務内容はインタビュー時点のものです

写真:3人の対談風景

お問い合わせ

アクセンチュア株式会社

〒107-8672 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ
TEL:03-3588-3000(代表)
URL:www.accenture.com/jp

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