超高速開発プラットフォームをムダにしない メリットを最大化するためのアプローチとは キヤノンITソリューションズ

より少ない技術者リソースで、いかに迅速かつ柔軟にシステムを構築していくか。今日のIT部門や開発現場が突きつけられている命題である。キヤノンITソリューションズの提供する「Web Performer」は、まさにそうした要請に応える超高速開発プラットフォームとなる。ただし、より大きな成果を得るには、適正な使い方が不可欠。成功事例、失敗事例を通じて、メリットを十分に生かすためのポイントを紹介する。

アプリ自動生成で開発生産性向上と脱属人化に貢献

キヤノンITソリューションズ株式会社 ソリューション推進本部 アドバイザリーアプリケーションスペシャリスト 岡田 知氏
キヤノンITソリューションズ株式会社 ソリューション推進本部 アドバイザリーアプリケーションスペシャリスト 岡田 知氏

俊敏かつ柔軟なシステム開発が求められる中、超高速開発プラットフォームとして豊富な導入実績を持っているのがキヤノンITソリューションズの「Web Performer」である。

GUIエディタ上で、データベースの構成情報から必要なテーブルや項目をドラッグ&ドロップで配置して画面をデザイン。その上でリポジトリ内にデータ処理やビジネスプロセス定義を登録し、後は「アプリ生成ボタン」をクリックするだけ。Web Performerなら、こうしてノンプログラミングによるPure JavaのWebアプリを自動生成することができる。

「さらにアプリの自動生成だけではなく、定義された情報を基にドキュメントの出力やテストケースの生成・実行までをサポート。開発生産性の向上に加え、システム開発における『脱属人化』にも大きな威力を発揮します」と同社の岡田 知氏は説明する。

Web Performerがもたらす価値

Web Performerがもたらす価値

アプリの自動生成、ドキュメントの出力、テストケースの生成・実行などをサポート。アジャイルによる高速な開発サイクルを実現し、アプリケーションに寄せられる様々なニーズに素早く対応できる


Web Performerの効果を証明する2つの事例

医薬品、医療機器、農業薬品の製造販売を行う科研製薬は、このWeb PerformerによってJava初心者が2年で291本のシステムを開発している。

Javaのソースコードの自動生成によって、COBOLプログラマー中心だった自社の開発者リソースでも容易に取り組める点、ランタイムプログラムが不要で今後のシステム拡張による運用コストの増大を回避できる点、さらには開発業務をアウトソースしやすい点などがWeb Performer導入時に評価したポイントだ。「純粋なJavaなどによるスクラッチ開発に比べて2倍以上の生産性を上げているそうです」(岡田氏)。

また、JA(農業協同組合)はExcelや紙のドキュメントの管理に多大な労力を要しているという問題を解消するため、業務のWebアプリ化を図るべくWeb Performerを採用した。導入後、9システムを5カ月で構築するというスピード開発を実現。「特に、設計情報をリポジトリに登録するというWeb Performerのアプローチにより、プログラマーに依存しない、属人性を排除したシステムの開発・保守が可能になったという点が評価されています」と岡田氏は続ける。


失敗例に見る活用時の落とし穴を避ける方法

一方、Web Performerが直ちに開発生産性の向上に結び付かなかったという事例もある。

例えば、現行のクライアントサーバーシステムの使い勝手をすべてWebアプリで実現しようとして、Web Performerで開発するアプリに加えて、Javaによる自作プログラムを多用する必要が生じたという企業がある。結果、Java開発要員の確保に相応のコストを要したほか、Javaのバージョンが変わるたびに動作検証、場合によってはプログラム修正が必要になり、恒久的にJava開発要員の確保が必要になったという。

また、スケジュールなどの問題から、Web Performerの採用を決断する以前に、要件定義や基本設計を進めてしまったというケースもあるそうだ。

「事前に進めていた設計をベースにWeb Performerで開発を進めたところ、結局は手組みのプログラムが必要になったり、当初の設計や仕様に手戻りが生じたりして、残念ながらWeb Performerのメリットを生かしきれませんでした」と岡田氏は紹介する。

言い換えれば、Webアプリの特性を理解して既存機能とのフィット&ギャップをしっかりと行うこと、ツールに即した設計を行い、開発はできる限りツール内の機能で完結させ、自作プログラムとの連携に頼りすぎないといったことが、Web Performerのメリットを十分に生かす上では不可欠なポイントになるということだ。

「昨今、企業の間で適用が進む、AIやRPA、BPMといったデジタル技術の活用領域でも、素早く改善サイクルを回していくアジャイル的なアプローチが不可欠。その開発プラットフォームとしてもWeb Performerは大いに役立ちます」と岡田氏は強調する。その際にも、ツールの特性を有効活用した開発を実践することで、より大きな成果を得られるはずだ。


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