Presented by コンチネンタル・オートモーティブ

ともにクルマの「ミライを、動かそう」

ADASで横浜から世界へ
Sense、Plan、Actが支える
クルマの安全

コンチネンタル・ジャパン
ADAS事業部
ソフトウエア開発グループグループリーダー
野呂 太一

創業から150年近い歴史を誇る自動車業界のグローバル・メガサプライヤーのコンチネンタル。本社のあるドイツを中心に60カ国に約24万人の従業員を擁し、世界中の自動車メーカーに電子制御ユニット(ECU)などを供給するとともに、クルマのミライを創造する先進技術を開発している。vol.2では、日本法人でADASのソフトウエア開発に携わる野呂太一氏と、事業部長のマーティン・ボェッシュ氏に話を聞いた。

 スマートフォンのアプリをタップするだけで無人運転のタクシーが迎えに来て目的地まで安全に送り届けてくれるSF映画に出てきそうなシーンが間もなく現実のものとなりそうだ。

 こうした開発を進めているのが、自動車業界におけるグローバル・メガサプライヤーのコンチネンタルだ。同社は世界中の自動車メーカー(OEM)にECU(電子制御装置)などを提供しており、エンジン制御、トランスミッション制御、ブレーキ制御などのクルマの基本機能をはじめ、インテリアと呼ばれる車室関連エレクトロニクスのほか、さらにはタイヤに至るまで、クルマのほぼすべての領域を手がけている。そして、近年とくに注力する技術のひとつが、衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱防止システムに代表されるADAS(先進運転支援システム)と、ADASの進化形となる自動運転技術だ。

クルマの革新と直結する
横浜の開発拠点

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 横浜市内にある同社日本法人の開発拠点で、ADAS機能の開発に従事する一人が野呂太一氏だ。担当する機能のひとつは、ADASユニットのうち、ブレーキECUに対してブレーキ指令を出力するブロックのソフトウエア開発である。

 ECU間の通信には一般にCAN(Controller Area Network)バスが用いられるが、その上を流れるメッセージはメーカーによって異なり、さらに同じメーカーでも、車種、グレード、年式によって微妙に異なることがほとんどだ。このため、車種ごとのパラメーターの違いに応じて、ベースとなるADAS機能を適切に合わせる「バリアント」が必要となる。

 「カメラやレーダーなどの情報から前方に人や障害物が確認され、ブレーキをかける必要があると判断された場合に、それぞれの車種に応じた信号やコマンドをブレーキECUに対して出力してやる必要があります。日本の自動車メーカーだけではなく、ドイツを含む世界中の自動車メーカーを対象にしたバリアント機能のカスタマイズの多くを、この横浜の拠点が担っています」(野呂氏)

成長を続ける自動車業界で
新たな挑戦を目指して

 野呂氏がコンチネンタルの日本法人に入社したのは2014年。その前は日系大手電機メーカーで携帯電話やスマートフォンのソフトウエア開発に従事していた。「業界全体として海外メーカーにシェアが移行していく中で、部門縮小や配置転換なども経験しました。技術者として新しいことに挑戦したいと転職を考え始めたとき、日本でも変わらず成長を続ける自動車業界に魅力を感じました」と野呂氏はその頃を振り返る。

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 コンチネンタルは初めて聞く社名だったが、ADASのソフトウエア技術者を募集していたのを知り、興味を持ち応募したという。「エンジニアとして、自分が書いたコードが製品やシステムを通じて多くの人に使ってもらえることほど嬉しいことはありません。実力さえあれば、それを実現できるコンチネンタルは自分の希望にぴったりでした」。

 野呂氏にはもうひとつの想いがあった。「前職時代に海外出張した際に、日本とは違う文化間で仕事をするのが大変でした。英語でのコミュニケーションも満足にできず、自分の不甲斐なさを感じたことがありました。自分が成長していくには敢えて外資のような環境に身を置くことが重要ではないかと考えました」。

 コンチネンタルではオープンかつダイバーシティを尊重しており、日本オフィスで働くスタッフの国籍は約30カ国。向上心を持ってコンチネンタルに入社した野呂氏も、それまでの環境と違い、英語でのやりとりも増え、やはり当初は大変だったという。それでも野呂氏と同じように挑戦や成長を望んで転職してきた同僚も多く、考えや悩みを共有できたことが助けになった。英語については、社内の英語研修制度を受けながら、実際に技術的なやりとりを重ねることで慣れていったそうだ。