デジタルイノベーション2019

IoT Solution

北九州産業学術推進機構(FAIS)

新ビジネスの創出など地域産業の発展を目指す「北九州e-PORT2.0」を推進

公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)では、地域課題に対応しながら新ビジネスの創出や地域産業の高度化、情報産業の振興の取り組みを通じて地域産業の発展を目指す「北九州e-PORT2.0」を推進している。講演ではFAISの活動やパートナーの取り組みが紹介された。

糸川 郁己 氏
公益財団法人 北九州産業学術推進機構(FAIS)
情報産業振興センター
情報産業担当課長
糸川 郁己

ものづくりの街として知られる北九州市。FAISは、産学連携の推進や北九州学術研究都市の一体的運営、中小企業の総合的支援やベンチャー企業の創出支援といった活動を通じ、新たな産業の創出や技術の高度化、地域の産業・学術の振興に資する活動を行ってきた。そして、人口減少などの社会環境の変化や、IoTやビッグデータなどICT環境の変化を背景に、新たな施策として「北九州e-PORT2.0」に取り組む。

その特徴について、FAISの糸川郁己氏は「産業・金融・民間・官公庁・学術といった多様な業種、役割を持つ129団体のパートナーが連携しながら、北九州を舞台にデジタルトランスフォーメーションを起こしていることです」と説明する。活動の一例として、「IoT生産性向上プロジェクト」を紹介。FAISが北九州e-PORTパートナー事務局として、IoT導入を検討する製造業と導入を支援するパートナー企業とのマッチングを行い、地域産業を支援している。

北九州e-PORT2.0の特徴

パートナー連携によるDX推進を通じ北九州市の「地域産業の発展」に貢献していく
パートナー連携によるDX推進を通じ北九州市の「地域産業の発展」に貢献していく

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マッチングでIoTシステムを開発

続いてパートナーの各社が北九州e-PORT2.0における取り組みを紹介した。IDCフロンティアは北九州市で西日本最大級のデータセンターを運営し、プラットフォーマーとして北九州e-PORTの活動を支えている。また、地域の企業によるIoTを活用したデータセンター用バッテリー監視システムの研究開発に協力している。バッテリーの不具合をAI(人工知能)で分析し、故障前の早期交換を可能にする。開発企業はIDCフロンティアでのシステムの試験導入・評価を経て、量産化を目指しているという。

日鉄ソリューションズは、官営八幡製鐵所をルーツとするIT企業。ビジネスに即したITインフラを設計から運用まで一貫して提供することが特徴だ。そして、企業ITの守りの要となる包括的ITアウトソーシング事業の拠点整備を北九州で進める。ハイブリッドクラウド、運用サービス、ファシリティを包括的に提供することにより、企業は「攻めのIT」にシフトできるという。

北九州を中心に活動するIT企業のソルネットでは、IoTやAI、RPAなどの新技術を活用し、付加価値の高いサービスを提供する。例えば、スマートウォッチを活用して現場における「ひとり作業」の品質向上や効率アップを図るサービスの開発を企画。北九州e-PORTパートナー事務局から先進的な介護施設の紹介や実証実験のサポートなどの伴走支援を受け、製品化を実現したという。

「今後もビジネスマッチングや事業コーディネートにより、新事業を創出していきます」と糸川氏は述べた。

お問い合わせ

北九州e-PORT パートナー事務局
(公益財団法人 北九州産業学術推進機構 情報産業振興センター)
URL/https://www.ksrp.or.jp/fais/iips/
TEL/093-695-3077