デジタルイノベーション2019

ビジネスAI

RPAテクノロジーズ

確実に生産性を向上させるための
失敗しないRPAの導入方法

企業が生産性向上を目指す上で導入が進むRPA。一方で、導入の際の課題やリスクに直面し、失望感を抱いている企業も少なくない。重要なのは、真に効果が見込める業務に適用するなど、RPAの特質を見極めて「RPAとの正しい付き合い方」を意識した活用ビジョンを描くことだ。

“RPAブーム”が到来 
導入につまずくケースも

山本 英和 氏
RPAテクノロジーズ株式会社
BizRobo! エバンジェリスト
山本 英和

来る2050~60年代には生産年齢人口が現在に比べ半減すると推計されるなど、日本の人手不足問題が切迫感を増している。他方では、日本はここ二十数年の間に国際競争力を大きく下げていることもたびたび指摘されている。日本の企業が今日のグローバルなビジネス環境において競争力を獲得していくには、生産性の向上こそが重要なカギを握っていることは言うまでもないだろう。

そのような状況にあって、今大きな注目を浴び、企業の間で広く導入されてきているのがRPA(Robotic Process Automation)だ。事実、2016年から企業において本格的な導入が始まったRPAの市場は急速に成長を続けており、国内外のベンダーから様々な製品が投入されている。RPAは、エンタープライズ市場で一種の“ブーム”の観を呈しているともいえる状況だ。

「RPAの導入で確実に生産性向上に向けた成果を上げている企業がある一方で、導入後にRPAの適用に関わる課題やリスクに直面し、失望感を抱いている企業も少なくありません。そうした意味で、RPAは“幻滅期”に突入しているという捉え方もできるわけです」とRPAテクノロジーズの山本英和氏は指摘する。

システム開発とRPA運用の違い

システムは納品時がピークだが、RPAは継続的な開発・運用により育てる感覚が必要
システムは納品時がピークだが、RPAは継続的な開発・運用により育てる感覚が必要

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RPA導入に失敗する2大要因とは

では、企業にそうしたRPAに対する失望感をもたらしている要因とは何か。言い換えるなら、そうした問題点をしっかりと認識し、適切な適用を図ることで、RPAがもたらす本来の効果を享受することができる。山本氏によれば、そのポイントは大きく2つあるという。

1つは「RPAの適用パターン」だ。要するにこれは、RPAを業務のどの領域でどのように活用していくかという問題である。

企業では、以前から業務量の多い部分についてシステム化を行うことで効率化を図ってきたという経緯がある。「RPA適用に関する幻滅期に突入している企業に多く見られるのが、本来は対象になるはずのボリュームの大きい業務領域に対し、いきなりRPAを適用しようとして失敗しているというケースです」と山本氏は言う。つまり、業務効率上の問題が顕在化している領域に対して、すでに企業はシステム投資を行っているために、自動化の対象となる業務が非常に少ないというわけだ。

逆に言えば、RPAを適用して成果を上げている企業では多くの場合、RPAの特質を理解して、システム化の対象から漏れている部分、もしくはシステム化できない業務にRPAを適用している。「そうした細切れの業務、局所的な業務にRPAを適用し、そこで小さな成功体験をどんどん積み上げていくと適用対象に対する想像力ともいえるものが培われます。それをベースとして、次第にボリュームのある業務にも適用していくことで、さらに大きな生産性向上の効果を目指していくというのが、RPA活用の1つの理想型」と山本氏は説明する。

またポイントの2つめは「RPAとRDAの混同」だ。「RDA」とは“Robotic Desktop Automation”の略称であり、文字通りデスクトップ、すなわち1台のPCを単位に業務を自動化する「端末型」の仕組みだ。「こうした端末型では、仮に10の業務を自動化したいとすれば、PCが10台必要になる可能性があります。つまり、ロボットの数だけ端末を増やさなければならず、当然、コストもかかれば管理負荷も増大します」と山本氏は語る。

これに対しRPAは「サーバー型」で、複数のタスクからなる業務プロセスが自動化の対象となる。端末型が各PC上で動作するのに対し、サーバー型では作成した複数の業務用のロボットをサーバーにアップロードし、サーバー側で並列動作させる。これにより、ロボットはすべてサーバー側で管理されるかたちとなり、今どういうロボットが動いていて、どのロボットでエラーが発生し、稼働を停止しているといったことを管理者が適切に把握していける。

「もちろん、当初はRDAで小さく始めるというアプローチも有効ですが、将来的な他部署、他業務への横展開を見据えたときには、やはりRPAに優位性があり、仮にRDAで始めるにしてもRPAへとスムーズに移行、スケールしていけるような製品を選定することが重要です」と山本氏は強調する。

スケール(拡張)・高度化を前提としたビジネス展開

デジタルレイバーフェーズやさらなる高度化へのシームレスに移行できることが必要
デジタルレイバーフェーズやさらなる高度化へのシームレスに移行できることが必要

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業務の自動化全般を支援するRPAプラットフォームを構築

RPAテクノロジーズは過去10年にわたり、RPAの分野で市場をリードしてきた企業として知られる。その提供するRPAサービス「BizRobo!」は、国内1000社以上の業務の現場で様々な業務の代行とその自動化を支援し、各ユーザー企業の生産性向上に貢献している。サービスの中核となる製品「BizRobo! Basic」では、ユーザービリティに優れた視覚的な開発環境において、業務現場の担当者自らがコーディングレスで直感的にロボットを構築していくことが可能。また、サーバー型のアーキテクチャーによって、社内においてスケーラブルに増え続けるロボットの統合管理が可能で、運用に関わる負荷も最小化できることもユーザーから高く評価されている。加えて同社では先ごろ、端末型のRDA製品に位置付けられる「BizRobo! mini」もリリース。スモールスタートでBizRobo! BasicのRPA環境へとシームレスに移行していける環境も整えている。

こうしたソリューションを提供するRPAテクノロジーズのビジネスに関し山本氏は「BizRobo!において当社が目指しているのは、個々の製品の供給そのものではありません。お客様の業務の自動化全般を支援していくためのRPAプラットフォームを整備し、誰もが当たり前に“デジタルレイバー”と協働できる基盤を築いていくことこそ、我々のミッションであると捉えています」と山本氏は強調する。

RPAテクノロジーズでは、例えば紙媒体の電子データ化を支援するような仕組み、あるいはタブレットのペンデバイスで入力した文字を電子化していくような仕組みなど、自社あるいはパートナー各社が提供する、OCRやAIなどの技術を駆使した各種自動化ソリューションを、BizRobo!と連携していけるような環境の整備に注力している。

RPAが企業の業務生産性向上に向けてのキーテクノロジーと位置付けられる状況にあって、RPAテクノロジーズのプレゼンスがますます高まっている。

お問い合わせ

RPAテクノロジーズ株式会社
URL/https://rpa-technologies.com
eメール/marketing@bizrobo.com