エナジーサービスグループ

新電力の基礎体力が問われる時代
勝ち抜くための3つのポイント

電力小売事業は今後、厳しい競争の時代に入ると考えられる。事業者にとっては業務のさらなる効率化、迅速な戦略展開力が問われるだろう。そこで、カギを握るのが消費者ニーズに対応する柔軟な料金プランの設計、戦略実行を支える需給管理、そしてデータの可視化である。エナジーサービスグループはこれら3つの機能を含むSaaSベースの総合パッケージソリューションを提供。電力小売事業者の経営をサポートしている。

基盤となるデータ管理層に強み
シームレスなデータ活用ができる

安藤 秀樹 氏
エナジーサービスグループ株式会社
カントリーマネージャー
安藤 秀樹 氏

 1990年代後半、米国のいくつかの州や英国において電力小売の自由化という動きが広がった。こうした中、1998年に米国で設立されたのがエナジーサービスグループである。以来、同社は電力小売事業向けのソリューションを磨いてきた。

 現在では6カ国で230以上の送配電事業者と接続し、世界で350社以上の電力小売事業者にサービスを提供している。世界中で間接的(電力小売各社を経由して)につながっている電力メーターは2600万台。とりわけ英国では全電力メーターの8割が、間接的に同社のシステムにつながっているという。

 「2016年の日本における完全自由化を受けて、当社は2017年に日本支社での営業活動をスタートしました。現在、日本の電力小売事業者の間では、さらなる効率化や競争力強化に向けたシステムの見直しの動きがあります。こうしたお客様のニーズに向き合い、専門ベンダーの強みを生かしたソリューションを提供していきたい」と語るのは、エナジーサービスグループのカントリーマネージャーを務める安藤秀樹氏。現在、日本市場での顧客は5社。安藤氏は存在感をさらに高めるべく、積極的な活動を続けている。

 同社のソリューション「REES」はSaaSベースのビジネスアプリケーションや、データ交換などのサービスで構成され、電力小売事業者の業務プロセスを網羅的にカバーしている。ビジネスアプリケーション層は「販売管理」や「顧客管理」、「需給管理」、「レポート」などの分野で多くの機能を用意。これを支えるデータ交換層により、各業務間のデータの一貫性と、外部連携の自動化を提供している。

 また、総合システムでありながら主要業務単位での導入が可能なこともREESの特徴である。

REES ソリューション 全体像
REES:リテール・エナジー・エンタープライズ・ソリューション
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 「当社はもともと、EDIといわれる電子データ交換システムの提供からスタートしました。データマネジメントの基盤がしっかりしているので、アプリケーション間でのデータ連携、シームレスなデータ活用ができる。『データが散在している』、『横串で活用できない』と感じている電力小売事業者は少なくないと思いますが、REESはこうした課題に対する解決策を示しています」(安藤氏)

多様な料金プランを設計できる
管理しやすい料金構造

 今後、日本のエネルギー市場における競争はますます激しくなると予想される。安藤氏は「新電力の基礎体力が試される時代」が来ると考えている。法制度変更や多様な消費者ニーズへの対応力、効果的かつ効率的な業務運用力を高めることが、市場において勝ち抜くためのカギといえるだろう。そのためには3つのポイントが重要だと安藤氏は言う。

 「料金プランの柔軟性、様々な戦略展開を支える需給管理、迅速な情報共有とシミュレーションを可能にするデータの可視化。この3つのポイントを追求することで、電力小売事業は消費者に選ばれる存在になり、競争力を高めることができるはずです」

 第1のポイントの料金プランから見ていこう。電力小売事業者は、消費者に対して魅力的なサービスを訴求し、競合に対する優位性を確保するために、料金プランの柔軟性が求められる。競合が料金プランを変更した場合には、すぐに対抗策を講じる必要があるかもしれない。

 「REESは、お客様の料金プランの変更に短期間で柔軟に対応することができます。また一般的な段階料金、市場調達レート連動やスマートメーター連動など、多様な料金体系に対応しています。そのため消費者に対して、適切な料金プランを提示することができるのです」(安藤氏)

戦略的な需給管理を支援するとともに、
情報を可視化、共有を促進する

 第2の需給管理の必要性について安藤氏は「電力小売事業においては、需給管理部門が中核的な役割を担う必要がある」と考えているという。その役割は大きく3つある。

 経営層向けには適切かつ根拠のある数字を提供し、経営判断と戦略実行につながる指標の提供が求められる。また、電源調達の分野では、新規購入の可否や価格の妥当性を判断しなければならない。営業部門に対しては利益向上につながる商談を見つけたり、新メニューをつくったりする必要がある。

 需給管理部門において、こうした役割を果たすべき人がExcel職人としての業務に追われ、戦略的に活動できない状況を聞くことが少なくない。需給管理のプロフェッショナルを育成するためには、人手をかける判断業務と、自動化すべき定型業務を明確に分けて運用できるシステムが必要となるだろう。

 「経営に対して受け身になるのではなく、積極的な提案ができる需給管理部門であるべきです。需給管理部門が先頭に立ってタイムリーに戦略的な手を打っていくためには、バランスの取れた自動化処理と必要な情報をすぐに入手できるような環境が欠かせません」と安藤氏は語る。

 このような視点は、第3のポイントである可視化の重要性に通じるだろう。収集されたデータにより、様々な部門ではその活用が促進される。REESでは必要な情報は分かりやすいダッシュボードで提供される。

 「単に業務プロセスを可視化するだけでなく、REESはビジネスそのものを可視化します。損益や収益構造を含めて、ビジネスに必要な情報を必要に応じて取得することができます」(安藤氏)

エナジーサービスグループは適正な技術の組み合わせで、
変化への対応を支援する
自動化、一気通貫のプロセスによるビジネス効率の最大化
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 最後に安藤氏はこれからの電力小売りビジネスについてこう語った。「今まで以上に、需要家への対応や顧客管理などで一気通貫のプロセスが求められるようになるはずです。また、業務の自動化を実現するシステムも必要になってくるでしょう。エナジーサービスグループではさまざまな技術を組み合わせて、お客様の変化への対応を支援いたします」。

 電力小売市場で競争力を維持・強化するためには、従来にも増して自動化・省力化を実現するシステムを駆使する必要がある。現状を把握して素早く戦略的な打ち手につなげる、あるいは制度変更に迅速かつ低コストで対応する。そんな機敏な組織体制を構築するためにも、エナジーサービスグループのソリューションは有効な選択肢となるだろう。

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