AI活用のノウハウは重要な「知的財産」ソフトウエア暗号化でビジネスを守れ ジェムアルト

人知を超える洞察や新たな価値創出に貢献するAI。これからの時代、そのノウハウやソフトウエアは企業の重要な知的財産となる。ジェムアルトの「Sentinel」シリーズはソフトウエアのソースコードを暗号化し、盗用や不正利用を防止するソリューションだ。本格活用が進むにつれ、この「知的財産を守る」という発想はますます重要になる。AIサービスの収益化を図っていく上で、必須の考え方になる可能性があるだろう。

知的財産を盗用や不正使用から守る方法が必須に

ジェムアルト株式会社 ソフトウェアマネタイゼーション事業部 シニアプリセールスコンサルタント 前田 利幸氏
ジェムアルト株式会社 ソフトウェアマネタイゼーション事業部 シニアプリセールスコンサルタント 前田 利幸氏

多くの企業が注目するAI。その活用ノウハウやソフトウエアは重要な「知的財産」である——。そう指摘しても、まだピンとこない人は多いかもしれない。しかし、この視座を持っているかどうかで、今後のAI活用は大きく変わってくる可能性がある。「日本のAI活用は技術先行型であり、商用化まで至ったケースはまだ多くありません。そのため、この知的財産という考え方はあまり一般的ではありませんが、商用化に際してこれが抜け落ちてしまうのは、非常に危険です」とジェムアルトの前田 利幸氏は警鐘を鳴らす。

ビジネス成果を上げるAIが登場すれば、悪意を持つ第三者がそれを狙う可能性も高まる。実際、アプリケーションなどのバイナリモジュールをソースコードに復元するリバースエンジニアリングを悪用すれば、ソフトウエアの内容を解析し、複製したり不正使用したりすることは不可能ではない。蓄積したノウハウやソフトウエアをどう守るかは、企業が考えなくてはいけない重要課題になりつつあるといえるだろう。

そこで同社は、この課題を解決するソリューションとして「Sentinel」シリーズを展開している。

ジェムアルトはセキュリティ領域に強みを持ち、世界180カ国、3万社以上の顧客にソリューションを提供するベンダー。その実績・経験に基づき開発されたSentinelシリーズは、AI開発に広く使われるPythonをはじめ、C/C++、C#、Javaなどの言語で作成されたソフトウエアを暗号化によって保護するものだ。「例えば『Sentinel Envelope』では、ソースコードを変更することなく、バイナリモジュールの暗号化とコピープロテクトを行うことが可能。同様に『DATA Protection Utility』ではPython Scriptを暗号化することが可能です」と前田氏は説明する。

暗号化されたコードはライセンスがなければ復号できないため、自社が保有する知的財産の解析や流出、不正利用を防ぐことができる。ソリューションはオンプレミスや組み込み環境で利用できるパッケージ型のほか、資産を持たずに利用できるクラウド型でも提供している。

Sentinel Envelope

Sentinel Envelope

開発されたバイナリモジュールを暗号化することで、ライセンスを持たない第三者による不正な解析・複製などを防ぐ。AI開発で得た知的財産を守ることが可能だ


サービス提供型ビジネスの成功と収益化を加速する

「ソフトウエア暗号化により知的財産を保護する」というSentinelシリーズの強みは、AIビジネスの収益化を加速する上でも有効だ。

「現在は、製品そのものではなく、その中にあるソフトウエアが価値を生む時代になっています。こうした“ソフトウエアセントリック”な流れの中で、企業が持続的成長を実現するには、『売り切り型』からサブスクリプションや従量課金といった契約形態を軸とする『サービス提供型』へと、ビジネスモデルを転換することが必要です」と前田氏は言う。

Sentinelシリーズでは、ユーザーのライセンスを生成・アクティブ化したり、利用状況のトラッキング、レポート作成などを支援するソリューションも提供。これを活用することで、サービス提供型ビジネスをセキュアかつ効率的に展開できるようになるという。

さらに、サービス提供を通じて得た顧客データも、今後の企業の大きな財産になる。データを分析してCRMシステムなどと連携すれば、継続的な顧客体験向上を図っていくことも容易になるからだ。「当社は、Sentinelシリーズを通じて、デジタル時代のお客様のビジネスおよびデジタルトランスフォーメーションを強力に支援します」と前田氏は強調する。

デジタル化の進展に伴い、市場のニーズはモノからコトへシフトしている。蓄積したノウハウやソフトウエアを保護し、効率的な収益化を支援するという同社のアプローチは、サービス提供型ビジネスに取り組む多くの企業の課題を解決するものといえるだろう。


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