セキュリティ強化が働き方改革に SePが支える新しい行政インフラ

官民を問わず働き方改革が求められる中、自治体の注目を集めているのがハミングヘッズの情報漏洩防止対策セキュリティソフト「セキュリティプラットフォーム」(SeP)だ。情報を外部に持ち出す際、自動的に暗号化するなど手間なくセキュリティ対策を実行。庁外でも安全に情報を扱えるようになり、職員の働き方を変えられる。この仕組みを活用して災害時に避難場所で災害支援業務を行うこともでき、SePの有用性に着目する自治体が増えている。

庁外での活動や在宅勤務を
支える機能とは

ハミングヘッズ株式会社 顧問 石津 広也 氏

ハミングヘッズ株式会社
顧問
石津 広也 氏

長時間労働の是正や育児・介護と仕事を両立するワークライフバランスの実現など、働き方改革が待ったなしになっている。柔軟な働き方を実現するには、モバイルなどを活用していつでも、どこでも仕事が行えるICT環境が欠かせない。これまで自治体が扱う行政情報はセキュリティの観点から庁外で扱うのは制限されてきたが、政府による働き方改革大号令のもと、自治体のテレワークを検討する動きも活発化しつつある。

 

自治体は住民の個人情報など機微な情報を扱っており、高いレベルのセキュリティ対策が要求される。ハミングヘッズの「セキュリティプラットフォーム」(SeP)は、庁内から外部にデータを持ち出す際のファイルのコピーや印刷、記録媒体への保存、メール添付など、職員のあらゆるPC操作を検知し、操作履歴を記録。庁内ではいつも通り平文で情報を扱えるが、庁外へ持ち出した場合、所定の持ち出し手順を行わないファイルは自動的に暗号化され外部で読むことができない。庁内にファイルを戻せば自動で復号されるので、職員は暗号を意識することなく情報漏洩防止対策を強化できる。

データ持ち出し時に自動暗号化されたファイルは、外部では復号できない。外部にデータを渡す際は、リリースフォルダを利用する。データを一旦、リリースフォルダにコピーし、データを持ち出す際のファイル形式を選択。パスワード付きZIPファイル形式や平文形式などがあり、「記録媒体でのファイル持ち出し形式は平文選択が不可(パスワード付与を強制する)」といった運用も可能だ。もちろんリリースフォルダへの操作もすべて記録され、管理者は外部へ持ち出されたファイルをログから容易に把握できる。

 

「SePを活用すれば働き方改革を進めることができます」とハミングヘッズの石津広也氏は力説する。SePの保護機能はネットワークから切り離されていても動作するので、リリースフォルダを庁内の共有ドライブに設定しておけば、庁外でノートPCを使用してもファイルを外部に漏洩させる術がなく、安全に利用することができる。モバイルネットワークにも対応し、閉域SIMのサービスと組み合わせれば、自治体部局の決裁者が出張中のため業務が停滞したり残業が増えてしまうケースでも、出張中にファイルを開いて決裁できるようになり、業務効率の改善も可能だ。

また、ベテラン職員が親の介護などにより外部で仕事ができないが故に離職せざるを得ないケースもある。一定の条件の下で在宅勤務を許可し、SePを利用し庁外でもセキュアな環境で仕事ができれば、介護離職を回避しベテラン職員のマンパワーを継続して活かすことができる。「リリースフォルダを使わないと外部で読める形で情報を持ち出せない仕組みを活かすことで、職員の働き方改革を促進するとともに、業務効率やセキュリティ環境を向上させることができるのです」(石津氏)。

「セキュリティプラットフォーム(SeP)」の自動暗号化により、故意の持ち出し、操作ミスによる情報漏えいを網羅的に防止する
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「セキュリティプラットフォーム(SeP)」の自動暗号化により、
故意の持ち出し、操作ミスによる情報漏えいを網羅的に防止する

災害時の避難所などでも
安全にデータを利活用

地震や台風、集中豪雨など自然災害の発生時にも、自治体では業務の継続が求められる。住民の避難場所となる学校の体育館や公民館などで住民情報を参照しながら、安全確認や生活支援を行う必要がある。

災害時に庁外の避難所などで業務を遂行する際にSePを活用すれば、庁内と同様のセキュアな環境で業務が行える。クラウドなどを利用しても自動暗号化で情報が保護されるため、災害現地と本庁舎の間で情報の安全な受け渡しが可能になるのだ。

 

災害によって普段庁内で利用しているSePがインストールされたPCを使えない場合、SePの「フリーライセンス手配サービス」を利用すればいい。ハミングヘッズのSeP管理サーバーからSePソフトをダウンロードすることで、災害時支援PCや職員の私用PCでも庁内と同じ安全な環境で利用できるようになる。こうした利便性と安全性を評価し、災害対策に備え、SePを導入する自治体もある。

   

SePを活用してPCからの情報漏洩防止対策を強化する一方、職員のローカルPCにデータを残したくないという自治体もある。ハミングヘッズではこうしたニーズに対し、PC仮想化を置き換える低コストの新ソリューションとして九州電力と共同開発した「Zero Drive」を提供している(特許取得済み)。

 

VDI方式のような高性能サーバーや高速ネットワークは不要で、既存のPCや庁内ネットワーク、モバイル通信を使いながら、比較的低コストなネットワークストレージでデータを一元管理する仕組みだ。

「WindowsやアプリケーションはローカルのPCに保持しつつ、個人の設定情報や保存するファイルは強制的にオンラインのストレージ上で維持管理されるので、どのPCからログインしても、自分の業務環境を呼び出せます。異動時の端末作業や故障PCの交換対応などが軽減されますし、オフラインでも一定の利用が可能ですので、移動中や通信環境に制限のある災害現地などでも活用できます。実際に九州電力で1年間活用実績があり、VDI方式に比べ1/10のコストで実現できたことで高い評価をいただいています」(石津氏)。

働き方改革で注目される
GUI操作自動化ロボット

自治体に限ったことではないが、人手不足が長引く中、定型業務を自動化するRPAが注目されている。ハミングヘッズでは、PC上で人が行った操作を記録し、そのまま再生するGUI操作自動化ロボット「AI Humming Heads」(AIHH)を用意している。「AIHHの原型はSePの自動テストツールとして18年前に誕生し、約10年前から自動化ロボットとしてSePユーザーを中心に販売してきた実績があります。そして、昨今の働き方改革を背景とした業務自動化ニーズの高まりを受け、AIHHの商品化に踏み切りました」と石津氏は経緯を説明する。

 

AIHHの特徴はWindows上の命令体系はほぼ再現できることだ。画像や座標を解析して操作するタイプのRPAもあるが、AIHHは操作対象をWindowsのオブジェクトとして認識するため、画面レイアウトやアイコンなどの見た目が大きく変わっても止まらずに操作できる。条件分岐などプログラミングが必要な部分は残るが、GUI操作の自動化が容易になることで開発効率は非常に高いという。またクリックなどの動作を画面と合わせてログとして記録するため、修正対応が容易でロボットの仕事の監査も可能だ。

 

既にAIHHを活用して入力作業を効率化する自治体もある。葛飾区ではITベンダーの支援の下、人手でPCに入力していた源泉徴収精算処理業務にAIHHをテスト導入。年間444人日の作業工数の削減効果を実証した。AIHHの体験版もあるので、使い勝手を確かめてみてはどうだろうか。

ハミングヘッズでは情報漏洩防止対策や操作自動化ロボットなどを通じ、自治体の課題であるセキュリティ強化や働き方改革の推進を後押ししている。

お問い合わせ

ハミングヘッズ株式会社
URL:https://www.hummingheads.co.jp/
TEL:03-6808-1300

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