働き方が変わる。デバイスの選び方も変わる 多様な働き方を支えるMicrosoft Surface

働き方改革時代、適切な標準PCを選択できていますか?~業績好調企業が選ぶ要件は「タッチパネル・ペン入力・タブレット・セキュリティ」~

生産性の向上、労働時間の短縮といった視点で働き方改革が求められているが、制度やツールの導入に注力して肝心なポイントをおろそかにしてはないだろうか。肝心なポイントとは従業員の大半が使用している会社支給の標準PCだ。高額なPCを全社員に支給できればベストだが、もちろん限られた予算の中で100点満点のPCを全社員に提供することは現実的ではない。つまり、これからの時代に求められる要素をしっかり理解したうえで、パフォーマンスを最大化させるPCを適切に選択・支給することが情報システム部門ならではの働き方改革支援と言えよう。そこで今回の記事では、これからのビジネスパーソンがPCに求める要素をアイ・ティーアール(以下、ITR)の調査レポートを参照しながら展望していく。

優秀な人材はテレワークや在宅勤務が可能な
職場を好む。ニーズにこたえる標準PC選択を

読者の皆さんが重視する会社の標準PCの要件を想像しながらまずは下記の調査結果を見てほしい。本グラフはITRが発表した「2020年に向けた社内標準PCのあるべき姿〜ワークスタイル変革期に求められるPCの要件とは〜」(以下、標準PC調査)から引用したものである。

図1 【業績別】現在の標準PC選定時の主要要件の重視度とその差

本調査の面白い点は標準PCに求める要件を業績別に比較している点だ。業績問わず多くの企業が価格やパフォーマンスについて重要だと認識しているが、業績の良い企業と下がっている企業の対比でみると、これからの時代を勝ち残っていくために必要な標準PCの要件が浮き上がってくる。

中でも、業績の上がっている企業が重視する最近のトレンドとして注目すべきものが、グラフの左側に挙がる「セキュリティ(指紋認証や顔認証などのセキュリティ強化)」「スクリーンタッチ」「ペン入力」「操作性」の5点。これらの要素に共通しているのは、「従業員は会社の中だけで活躍する時代は終わった」、「社外でも最高のパフォーマンスを発揮できる環境を提供しよう」という情報システム部門及び経営層の意思の表れではないだろうか。

つまり外出先にPCを持ち出しても情報漏洩などのリスクを低減しつつ、プレゼンテーションや作業の効率を落とさない要件を重視している、ということだ。テレワークや在宅勤務などを求める優秀な人材の満足度を落とさず、最高のパフォーマンスを発揮し続けてもらうためには納得がいく手法である。

決してPCの価格やスペックで評価することが悪い、ということではなく、企業の競争力を従業員一人ひとりの業務パフォーマンスの向上として理解すると、それらだけでは不十分であるということをお伝えしたいのだ。PCは従業員が毎日使用するものであることを考えると、最も重視されるべきポイントは、従業員にとっての使いやすさである。さらに従業員といっても営業と経理、デザイン部門など職種で分解していくとその仕事スタイルは全く異なるといっても過言ではない。個々人にすべて異なる仕様のPCを支給するのは現実的ではないが、改めて従業員の視点に立って標準PCを選定する、ということも働き方改革支援という視点では欠かせないだろう。

PCの持ち出しが当然だからこそ、
十分なセキュリティ対策が必須条件に

ここからは業績の上がっている企業が重視する点についてその背景を考えていこうと思う。まずはセキュリティ。前述した通り、従業員は一律社内で働くという時代は終わった。つまり、営業部門を中心に社外にPCを持ち出し、作業やプレゼンテーションを行うことが当然の時代になっているのである。この結果、PCの紛失のようなリスクは当然発生する。個人情報や機密情報の塊である会社PCを紛失することは企業として膨大なリスクを抱えることにつながる。だからといって、機能を極端に制限するようでは生産性が下がってしまう。ここが情報システム部門の腕の見せ所、と言えよう。

そこで近年注目されているのは指紋や声帯、顔といった人によって異なる要素である「生体認証」である。パスワードよりも漏洩リスクが低く、また原則登録者しか解除できないはずなので従来のセキュリティ対策よりも断然強固であると言えよう。金融機関を中心に導入が進んでいるのも納得がいく。

PCにおいても生体認証を活用しているケースが見られ始めている。例えばMicrosoftの「Surface」シリーズ。同PCは「Windows Hello」と呼ばれる顔認証機能によって素早くそして圧倒的に安全なログインを保証する。急いでいるときにパスワードの打ち間違いでイライラした経験を多くの読者が経験済みなのではないだろうか。こうしたスピード感も圧倒的に高いのが生体認証の魅力の1つでもある。業績が上がっている企業では、指紋認証や顔認証などの認証強化やデバイス暗号化といった「セキュリティ」の重視度が高く業績が「下がっている」企業と大きな差も出ている。(図1)

顔認証や指紋認証のイメージ(Microsoft SurfaceのWindows Helloの例)

コミュニケーションの円滑化と質の向上に
貢献するスクリーンタッチとペン入力

続いて業績が上がっている企業が重視する「スクリーンタッチ操作ができること」、「ペン入力ができること」といった機能面について考えてみる。まずは下記のグラフを見てほしい。(図2)

図2  【業績別】今後のPCでタッチパネル操作ができることの重要性

「スクリーンタッチ操作ができること」の重要性の捉え方では、業績との関連性がはっきり見て取れる。標準PC調査によれば、全体では「今後のPCでタッチパネル操作ができることの重要性」に関して「重要である」と回答したのは2割弱に過ぎないが、業績の上がっている企業では41%と重視している。一方の業績が下がっている企業の回答率は12%と低い。

直感的にそして自由度高くPCを操作できることがスクリーンタッチ操作の肝であろう。使ったことのある読者はお分かりかと思うが、ズームイン・ズームアウトが指先で簡単にでき、ページを送ったり、地図の中で目的の場所をスクロールしながら探したりなどがマウスやトラックパッドよりも直感的に行える。スクリーンタッチによる操作はプレゼンテーションや商談の場でも威力を発揮し、エクセルや写真のスクロールを素早く、簡単に行えるので使っている側のストレスも少ない。多くの情報の中から、目的のものを探していくという操作が増えている現在では、ちょっとした操作性の差が、情報に素早くリーチできるという差につながる。そこに新たな価値が生まれることを理解している企業は業績が向上していると言えそうだ。

「ペン入力ができること」についても同様の傾向が見られた。「今後PCがペン入力に対応することで期待される効果」について聞いたところ、業績が上がっている企業は「書き込みによりプレゼンテーションの説得力が上がる」と「クリエイティブな作業の質や効率が上がる」という2つについての期待度が高いことがわかった。(図3)

図3 【業績別】今後PCがペン入力に対応することで期待される効果

ペン入力に当然のように紐づけられる「ペーパーレスに寄与する」という項目への期待度はどの企業でも高いが、業績が上がっている企業ではそれを上回る期待度がプレゼンテーションの説得力の向上とクリエイティブな作業の質と効率の向上に寄せられている。ここでも新たな価値への期待が見て取れる。さらに、「Microsoft Teams」のようなコミュニケーションツールに搭載されるオンライン会議でもその効果は期待される。直接会っていない状況で情報を的確に伝えていく必要のあるオンライン会議では、ペンが担う役割が必然と大きくなる。資料の説明している個所をペンでハイライトすれば参加者の目線を集中させることができ、リモート参加者にも情報が伝わりやすくなるのだ。

スクリーンタッチとペン入力が可能なMicrosoft Surface。デジタルの資料に直接メモが書け、アイデアを絵として書き留めたりできるペン入力はもはや必須の機能だ。Surfaceのペン(別売り)は、精緻な描画が可能で、ビジネスシーンでもストレスを感じることがない

ペン入力機能を活用しているイメージ

働く人に寄り添って、
彼らが求めるPCを支給する

今回はITRのレポートを参照しながら、従業員が求めるPCとその背景を考えてきた。業績好調企業はPCを単なるコストとして捉えるのではなく、働き方改革が叫ばれる時代だからこそ、個々人のパフォーマンスと生産性を高める戦略的な投資として捉え適切な機能を提供しているようだ。さらに言えば、スペックだけがすべてではないという点である。オーダースーツを新調したり、ちょっと奮発した革靴をおろした日はワクワクしたという経験を持つユーザーも多いだろう。PCも毎日使う道具であり、自分を表現するアイテムでもある。管理やセキュリティも担保できるのであれば、企業、情報システム部門は従業員が選択できる自由を与えても良いのではないだろうか。今回紹介した暗号化やWindows Helloを利用することでリスクを低減できる*。こうした視点に立つと、Microsoft Surfaceシリーズは時代が求める要件に応えるシリーズのように思える。

* 社外でのPC活用などによるセキュリティリスクに対して、Windows 10の生体認証機能であるMicrosoft Helloを使用すれば、指紋認証や顔認証でパスワード漏洩を未然に防ぐことができる。さらに、PC展開をスムーズに行える「Windows AutoPilot」やクラウド型の運用管理サービス「Microsoft Intune」を使用すれば、キッティング作業のような煩雑な大規模展開やモバイルデバイス、モバイルアプリの管理が簡単に行うことができ、情報システム部門の負荷を軽減しセキュリティも確保。セキュリティリスクを最小化しながら、情報システム部門とユーザー部門のパフォーマンスを最大化する。

社員のモチベーションやエンゲージメントの向上のためにも、デザイン性が高いPCの提供が求めれられている。Surface Laptop 3は造形美と機能美を追求したデザインで社員のモチベーションを高めてくれる

先ほど選択肢を与える重要性について言及したが、職種に合わせたラインナップが豊富なことも魅力の1つである。ノートPCとしてもタブレットとしても利用でき、あらゆる働き方を支援する2 in 1の「Surface Pro」、クラムシェル型の「Surface Laptop」、エンジニアなどハイパフォーマンスユーザに対応した「Surface Book」、高度なクリエイティブワークが可能な「Surface Studio」、現場で働くモバイルワーカーのためのSurface 最小の2 in 1「Surface Go」が用意されている。カラーバリエーションも豊富だ。

あらゆる働き方に適応する2 in 1 PCのSurface Pro 7はスピーディーな起動や長時間駆動するバッテリー、急速充電機能を備え、USB-Cポート搭載による拡張性の高さで客先でのプレゼンテーションの使用に最適だ

幅広いラインナップから社員の業務に応じたPCを選定することができるのは、企業の情報システム部門にとっては大きなメリットだ。「働く人に寄り添う」という一貫したコンセプトの元に操作性が統一され、ベースとなる機能は共通している。同じ使い勝手を全社員に提供できることは、教育の省力化にもつながり、情報システム部門の負荷を軽減することができる。まさにこれからのワークスタイルの変革期に求められるPCだと言えるだろう。