デジタル×5Gは、ビジネスをどう変えるのか ~最先端技術を活用した「新時代の働き方」とは~

ビジネスや社会に劇的なインパクトを及ぼす「デジタル×5G」時代が到来する。その先端ビジネスの一翼を担っているのが、NECネッツエスアイだ。同社では、顧客やパートナーと「共創」を行い、デジタル時代のイノベーションを加速させる一方、破壊と再生に向けた自社変革を断行しているという。こうした取り組みの背景や目的について、代表取締役執行役員社長の牛島 祐之氏にフリーキャスターの新井 恵理那氏が話を聞いた(本文、敬称略)。

特別対談動画

「デジタル×5G」時代を見据え、ビジネスは新たなステージへ

新井最近、IoTやAI、クラウドといった言葉をニュースなどで、よく目にするようになりました。こうしたデジタル技術がなぜ、ビジネスで注目を集めるようになったのでしょうか。

牛島いまIT社会を牽引する7つの大きな潮流といわれているのが“CAMBRIC”です。これは、クラウド、AI、モビリティ、ビッグデータ、ロボティクス、IoT、サイバーセキュリティの頭文字を取った造語ですが、国内外の様々な企業が、これらのデジタル技術を活用する「デジタルカンパニー」として台頭し、新たな価値を創造する挑戦を始めています。

物流革新や無人店舗を展開する米Amazon、ライドシェアリングで急成長する米Uber(ウーバー)などはその代表例です。このようにデジタル技術が、既存のビジネスの枠組みを大きく変える力を持ち始めているのです。

新井業種を問わずデジタル化への変革が求められているのですね。最近は「5G(第5世代移動通信システム)」の国内サービス開始が迫っていることも大きな話題となっています。次世代のインフラとして5Gが加わることによって、社会やビジネスはどのように変化するのでしょうか。

NECネッツエスアイ 牛島社長×新井恵理那キャスター

牛島5Gは、現在の4Gと比べて通信速度が100倍、同時に接続できる人も100倍、しかも遅延がほとんどないという革新的な特長を備えています。この5Gとデジタルが融合することで、少し前なら“夢物語”にしか過ぎなかった世界が実現可能となるはずです。クルマの自動運転などはその一例です。新井さんがお仕事をされている放送の世界でも、高品質な映像がどこでも遅延なく送受信できるようになるので、VR(仮想現実)などの技術を使えば自宅に居ながらにして、あたかも海外リゾートにいるような番組ができるようになるかもしれません。

新井それはすごい技術革新ですね。5Gが始まると、そんな世界が身近になるわけですね。こうした「デジタル×5G」時代における、NECネッツエスアイの強みとは何でしょう。

history

牛島当社は日本で初めてテレビ放送が行われた1953年に、その通信インフラの設置工事を担う会社として設立されました。以後、放送局や通信キャリアのお客様をはじめ、官公庁から企業まで幅広いお客様に対して、ネットワークシステムやICTサービスを一貫して提供してきた歴史があります。デジタル×5G時代では、ネットワークとICTがより密接にかかわり合い、サービス面で革新的な変化を起こすことが想定されます。そうした中、デジタルと5G双方の事業基盤と人材をフルレンジで提供できることが、当社ならではの大きな強みだと考えています。

すでに当社では、独自の5Gラボ(検証施設)を立ち上げ、新しいサービスを支えるための技術開発や検証を行っています。こうしたことができるのも、国内初のテレビ放送から携帯電話やインターネットの登場など、その時代の技術革新の誕生に立ち会い、社会の重要なインフラを支えてきた技術や人材、ノウハウがあるからなのです。


最先端のデジタル技術を活用し、時代に先駆けた働き方改革を実践

新井NECネッツエスアイは、働き方改革でもデジタル技術を積極的に活用されているそうですね。

牛島当社は2007年から働き方改革をスタートさせ、いち早くペーパーレス化やテレワークなどを推進してきました。2017年からはIoTやAIを融合した知の共有や共創の仕組みづくり、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を使った定型業務の自動化などに取り組んでいます。クラウドサービスや高品質な映像で臨場感のある会議コミュニケーション「Zoom(ズーム)」は、時間や場所にとらわれない新しい働き方の実践につながっています。

office

新井クラウドサービスや映像というと、私は定額制で映画や音楽が楽しめるサービスなどを思い浮かべますが、なぜそれが新しい働き方につながるのでしょうか。

牛島クラウド上でデータや資料を管理すれば、外出先や出張先、自宅からでも必要な情報にいつでもアクセスでき、場所を選ばず快適に仕事が行えるようになります。また離れた場所でも、リアルな映像で互いの顔を見てコミュニケーションできれば、情報共有や意思決定のスピードも速くなり、生産性の高い働き方が実現できます。それは映画や音楽をいつでもどこでもダウンロードして楽しめるのと同じくらい、人々の価値観を変えるものなのです。さらに、今年からは首都圏にサテライトオフィスを約10カ所開設します。社員は平均して通勤30分圏内の最寄りのオフィスに出社し、分散して働く取り組みも始めました。

office

新井それはとても便利そうですね。通勤や移動などの時間が節約できますし、生産性の向上にも効果がありそうです。なぜそうした実践を自ら行う必要があるのでしょうか。

牛島それは冒頭にお話した、お客様のデジタル革新を支援するためです。デジタル技術の進化は非常に速く、次々と新しい技術やサービスが生まれています。当社自らがそれを取り入れて実践すれば、いち早くメリットや課題を体感することができます。そうした自社実践の検証結果を踏まえ、お客様へビジネスプロセスの見直しも含めた最適なご提案をするのが、当社の大きな特色となっています。

新井確かに、仕事のやり方が以前のままでは効果が半減してしまいますね。

牛島その通りです。どんなに革新的な技術やサービスを取り入れても、稟議のためのハンコが必要だったり、経費申請や営業日報のためにオフィスへ戻る必要があったら、生産性は上がりません。当社は自社のオフィスで実践することで技術やサービスを活用する上での改善点を事前に見いだし、安心して使える形としてお客様にご提案しています。

新井そうした先進的なオフィスを、お客様が見学することは可能なのですか。

牛島はい。当社のオフィスはいつでも見学していただけます。ぜひ、様々なお客様に当社の働き方をご覧いただき、共に新しい時代の働き方に挑戦していきたいと思います。

NECネッツエスアイ 牛島社長×新井恵理那キャスター

最先端ICTを活用した働き方改革を実践。その先進的なライブオフィスは見学も可能だ


コミュニケーションサービスのオーケストレーターをめざして

NECネッツエスアイ 牛島社長×新井恵理那キャスター

新井デジタル革新を自ら実践するということは、これまでの慣習や文化などを再創造するような挑戦ですね。

牛島はい。時には当たり前だと思っていたこれまでの慣例を破壊して、新たに再生していくようなことも必要だと感じています。その一環として、ビジネスデザインを専門的に行う組織を立ち上げ、デジタル技術を活用した新たなサービスの創出をお客様やパートナーと共創できるようにしたほか、コンサルティングやデジタル技術に精通した人材の育成も加速させています。

新井自社の変革を急ピッチで進めているのですね。その他にもチャレンジされていることはありますか。

牛島自動運転の技術開発にも見られるように、これからの時代は1社だけで製品やサービスを開発するのではなく、積極的に外部とも連携する必要があります。そこで当社もパートナーである先進企業、スタートアップ企業とのオープンイノベーションを積極的に進めています。特に近年は国内外のスタートアップ企業への投資を拡大して、お客様の一歩先のニーズに応える新たなサービスの創出に取り組んでいます。

新井様々な取り組みを多方面で進めているのですね。NECネッツエスアイは、これからのデジタル時代にどんな企業でありたいと考えているのでしょうか。

牛島当社はシステムインテグレーターとして「デジタル×5G」時代への変革の強みとなる技術や人材を長年にわたって蓄積してきました。今後は企業活動に必要なサービスやビジネスの創造を支援する「コミュニケーションサービス・オーケストレーター」になりたいと考えています。当社の強みを生かし、「パートナーやお客様との共創で、新しいバリューチェーンをプロデュースする役割を担いたい」という想いです。

新井今日は、御社のイノベーティブな企業姿勢や今後の取り組みがよく分かりました。デジタル技術は、予想もつかないインパクトをビジネスにもたらすだけに、これからのNECネッツエスアイの挑戦に期待しています。

NECネッツエスアイ「2030年 ありたい姿」

NECネッツエスアイ「2030年 ありたい姿」

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