最先端技術の“日本代表”が結集!
感動が桁違いの8KVRを5Gサービスで実現

最先端技術の“日本代表”が結集!感動が桁違いの8KVRを5Gサービスで実現
 5G時代の到来を前に、NTTドコモではeスポーツへの取り組みを推進している。2019年2月、「ドコモショップグランフロント大阪店」を舞台に繰り広げられた人気モバイルゲームのeスポーツ大会もそうした取り組みの一環だ。参加・協力したパートナーや関係者との談話から見えてきたeスポーツの持つポテンシャル、そしてリアルタッチポイントならではの強みとは?
 5G時代の到来を前に、NTTドコモではeスポーツへの取り組みを推進している。2019年2月、「ドコモショップグランフロント大阪店」を舞台に繰り広げられた人気モバイルゲームのeスポーツ大会もそうした取り組みの一環だ。参加・協力したパートナーや関係者との談話から見えてきたeスポーツの持つポテンシャル、そしてリアルタッチポイントならではの強みとは?

神戸から寝屋川のドコモショップに足を運ばせるeスポーツの吸引力

 2019年2月23日、JR大阪駅に隣接する大型複合施設にある「ドコモショップグランフロント大阪店」は、いつもと違う活気に満ちていた。スマートフォン(スマホ)でプレーするeスポーツ大会が開催されていたからだ。

 「スマホゲーム eスポーツ大会 Presented by NTTドコモ」と題した本イベントには「ウイニングイレブン 2019」(コナミデジタルエンタテインメント)、「ストリートファイターIV チャンピオンエディション」(カプコン)、「ドラゴンクエストライバルズ」(スクウェア・エニックス)、「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)とタイプの異なる人気スマホゲームが勢ぞろいし、大阪を中心に関西各地からプレーヤーが参加した。

eスポーツ大会で盛り上がる店内(左)。当日は10:30〜19:30まで4種類のゲーム対戦が行われた(右)

 今回の大会は、NTTドコモ関西支社が仕掛けたものだ。2019年1月25日からエントリーを開始し、大阪市中心部の「ドコモショップ本町店」、ベッドタウンの「ドコモショップビバモール寝屋川店」と各会場での体験会やトーナメントなど入念な準備を経て開催された。フィナーレ会場となったグランフロント大阪店はターミナルに近い大阪市の旗艦店であり、老若男女が行き交う店舗として知られている。

 「なぜドコモショップでゲーム大会?」と驚いた人もいるのではないか。そこには、未来に向けたドコモショップ活性化の狙いがある。ここ数年、着実に注目を集めるeスポーツをキラーコンテンツの1つとして捉え、これまでなかなか足を運ばなかった人たちにも気軽にショップに訪れてほしい――そんな願いが込められている。

インタビュアーとして取材に同行したモデルの田中あいさん。自らもスマホゲームでよく遊ぶという

 仕掛け人の1人であるNTTドコモ関西支社 営業部 フロント支援・スマートライフ推進担当課長 鈴木猛志氏は、「実際にeスポーツの大会を訪れてみて楽しかったことが最初の動機になった」と話す。一般的なドコモショップに対するイメージは携帯電話の機種変更だったり、支払いだったり、故障などのトラブル発生時だったりと受け身の理由が多い。「そうではなく、ドコモショップを“行ってみたい場所”にしたいと考えていた。eスポーツには、行ってみたいと思わせるコンテンツのポテンシャルがあると感じた」(鈴木氏)。

 ドコモショップグランフロント大阪店 店長 能勢邦彦氏は「今日は家族連れでやって来て、お母さんが子どもを応援する姿も見られた。このような試みが新たな集客につながり、我々スタッフもお客様に向けてさまざまな提案ができるようになる」と手応えを得ている。初めてということもあり店舗内の他サービスへの波及効果はまだ見られなかったものの、鈴木氏は「まず、各店舗のファンになってもらうことが大事」とし、次のように続ける。

インタビューに応じる能勢氏(左)と鈴木氏(右)

 「今回の大会を通じて“ドコモショップがeスポーツ大会をやっている”ことが拡散されていく。これまでのショップにはない面白さが広がれば、あまり関心のなかった層が店舗に来たくなる魅力も増える。あくまでNTTドコモ関西の考え方だが、理想はみんなが使えるグラウンドのようなコミュニティとなること。その上で、リアルなタッチポイントであるドコモショップならではのサービス提供を拡充していきたい。機種の手続きだけがショップのすべてではない。例えばスマホの楽しみ方や使い方など、いろんなノウハウをプロのスタッフが教えてくれる。それこそリアルチャネルの持つ強みだと思う」(鈴木氏)

 鈴木氏によれば、寝屋川市のイベントにはわざわざ神戸市から参加した高校生が訪れたという。小さな一歩かもしれないが、これぞeスポーツがもたらした化学変化と言えるだろう。

スポーツの勢いは止まらない! 参加したパートナーに聞く

 参加パートナーは画期的な試みをどう捉えているのか。以下、コナミデジタルエンタテインメント、カプコン、スクウェア・エニックスに話を聞いた。

コナミデジタルエンタテインメント

 ウイニングイレブン 2019は、コナミデジタルエンタテインメント(以下KONAMI)による世界的な人気を誇るサッカーゲーム。まさにeスポーツにはうってつけのコンテンツである。同社では早い段階からウイニングイレブンシリーズによるeスポーツ競技大会を行ってきた。プロモーション企画本部 副本部長 車田貴之氏は「2001年にウイニングイレブンシリーズで欧州地域の大会を開いたのが最初。そこから各地域に規模を拡大して、いまではKONAMI主催で年一回、世界選手権の位置づけで『PES LEAGUE』という公式eスポーツ大会を開催している」と説明する。

コナミデジタルエンタテインメント プロモーション企画本部 副本部長 車田貴之氏

 そのほか、2003年から毎年開催している「遊戯王オフィシャルカードゲーム」の世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship」にモバイルゲーム「遊戯王 デュエルリンクス」を追加したり、「実況パワフルプロ野球2018」で2018年から「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」を日本野球機構(NPB)と共同開催したりするなど、全社をあげてeスポーツに取り組む。

 これらの背景もあり、車田氏は「ドコモショップは立地がいい。人が集まりやすい場所でeスポーツを発信していく意味でも今回のイベントは非常に面白い取り組み」と評価する。またスマホで対戦するモバイルゲームの大会の点から5Gにも言及する。

 「eスポーツの競技はコンマ何秒の操作の戦いゆえに、レスポンスに対しては非常にシビア。遅延なくレスポンスが良好な状態で競技をするために、5Gは欠かせない要素だと考えている。場合によってはスマホで対戦の様子を視聴しながら会場で応援する人もいる。その膨大なトラフィックをさばいていけるインフラとしても5Gは必須。モバイルゲームにおけるeスポーツの盛り上がりにもつながるし、そこに参加するモバイルのeスポーツ選手を育てていく環境づくりにもつながる」(車田氏)

ウイニングイレブン2019の対戦の様子

 社会的な追い風もある。2019年の「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムとしてeスポーツ大会が行われる予定で、3タイトルの1つに「ウイニングイレブン 2019」が選ばれたのだ。都道府県対抗で行われることから、現在は各地方からウイニングイレブン 2019を使った大会のオファーが絶えない。車田氏は昨年、インドネシアのジャカルタで開かれた第18回アジア競技大会を訪れ、まさに本物のサッカー大会のような白熱ぶりを目の当たりにした。まずは都道府県レベルでしっかりとeスポーツを定着させるとともに、いま以上の盛り上がりを支えていく構えだ。

カプコン

 今回の大会が開かれた大阪市に本社を置くカプコンは、ストリートファイターIV チャンピオンエディションで参加。 2017年にiOS版、2018年にAndroid版がリリースされ、伝統ある格闘ゲームがスマホで手軽に楽しめると好評を博している。

 カプコンのCS第二開発統括 第二編成部 第二プロデュース室 綾野智章氏は「日本のeスポーツでは、『ストリートファイターシリーズ』は中心にあるタイトルの1つ」と自信をのぞかせる。同社がゲーム業界の中でeスポーツを意識し始めたのは2016年。その年に発売した主力タイトル「ストリートファイターV」は「eスポーツを盛り上げていくことがコンセプトの1つとしてあった」(綾野氏)と振り返る。

カプコン CS第二開発統括 第二編成部 第二プロデュース室 綾野智章氏

 昨年(2018年)はついに「eスポーツ元年」と呼ばれるようになり、毎年eスポーツの成長を肌で感じてきた。今回のようなNTTドコモとのイベントを持ちかけられることも1つの象徴だ。

 「携帯ショップは自分の生活圏内のどこにでもある場所。エンドユーザーに近いショップを全国に展開していることには大きな可能性を感じる。超高速・多接続・低遅延の5G時代になれば、自分の住んでいる地域の小さなショップから旗艦店にいる人たちとも対戦できるようになり、モバイルゲームの可能性がどんどん広がっていく。

 それから、ドコモショップのようにお客さんが滞留する場にはビジネスの種が転がっている。例えばゲームセンターはいかにお客さんを回遊させるかがビジネスにつながる。待ち時間のあるお客さんにゲームをプレーしてもらうのは、1つのビジネスチャンスになるのではないか。ゲームメーカーとしては、ドコモショップがそうしたポジティブなタッチポイントになってほしいとの期待もある」(綾野氏)

ストリートファイターIV チャンピオンエディションの対戦の様子

 綾野氏はプレーだけではなく「観戦」もeスポーツに欠かせない要素だと説く。そこでもリッチかつ太い5G回線が整備されれば可能性が広がるという。「スマホが1つあれば、高速で太い回線が専用で使えるようなものだと理解している。これを利用すれば多数行われる試合ごとにチャンネルを持つことができる。例えば、64チャンネル全試合同時映像配信も夢ではない。有名プレーヤーに限らず、自分の応援したいプレーヤーを追いかけることができれば、eスポーツシーン全体の底上げにもつながる」(綾野氏)と話す。

スクウェア・エニックス

 名作RPGをはじめ、多くの人気タイトルを擁するスクウェア・エニックスは、ドラゴンクエストライバルズで参加。「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターやモンスターのカードでデッキを組んで対戦するデジタルカードゲームで、スマホ、PC、Nintendo Switch向けに配信している。

 スクウェア・エニックス 第6ビジネス・ディビジョン プロデューサー 二木達博氏は「当社では、個々のタイトルやプロデューサー毎に方針を立ててさまざまな取り組みを行っており、eスポーツに対する取り組み方も同じ」 とする。ドラゴンクエストライバルズではカードゲームの特性を活かし、オフラインで一緒に人が集まって遊ぶ大会を開催している。「全国大会を3カ月に1度行っており、決勝大会は入場者自由。そこに集まってもらったり、全国にあるカードゲーム店やネットカフェなどの公認店などで誰かと一緒に遊んだりすると、また違った経験が得られる。誰かのプレーを皆で集まって見て盛り上がるところも重要なポイント。その点はeスポーツに近い」(二木氏)。

スクウェア・エニックス 第6ビジネス・ディビジョン プロデューサー 二木達博氏

 こうした基盤がある中での今回のイベントは、ドラゴンクエストライバルズの目指すものと親和性が高かった。「誰もが知っているドコモショップという空間は魅力的だった。なかなかそんな場所でゲーム大会をする機会もない。また違った形でお客さん同士が結びついたり、これがきっかけになってタイトルを知ってもらえたりするのではないかと感じた」と二木氏は言う。

会場にゲストとして登場した二木氏

 実際にドラゴンクエストライバルズの大会では、「プレーヤー同士の交流もある。それに試合がすごく白熱していて、進むたびにミラクルが起きる。そうするとサッカーの試合のように大きな歓声が上がる」(二木氏)こともしばしば見られるそうだ。将来的にインフラとして5Gが成熟すれば、「通信の安定性が求められるeスポーツとより深く結びつき、発展を支えるのではないか」と二木氏は考えている。

パズドラではプロゲーマーのあっき~選手、スー☆選手が参加(左)。一般プレーヤーを相手に無双ぶりを発揮した(右)

 スポーツをうたうのであれば、サッカースタジアムや野球場のように“人が集まる場”が必要になってくる。この日、ドコモショップは会場を開放して先鞭をつけた。ドコモ・イノベーションビレッジを推進するNTTドコモ スマートライフビジネス本部スマートライフ推進部 アライアンス推進担当課長の平野右平氏は「eスポーツはこれからの成長産業。5Gをトリガーにeスポーツの世界でもさまざまなパートナーと新たな価値を協創していきたい」と語る。人とゲームが交差する場所から、新しい何かが生まれる――今回のイベントには、そう感じさせる充実感があった。

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ドコモ・イノベーションビレッジ事務局
E-mail:village-application@nttdocomo-v.com