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CASE STUDY 06 /SORA表参道店(美容室・店員数6人)「理想の店舗」をわずか2カ月で開店懸念のネット環境は“お任せ”で解決

CASE STUDY 06 /SORA表参道店(美容室・店員数6人)「理想の店舗」をわずか2カ月で開店懸念のネット環境は“お任せ”で解決

東京・表参道に2019年7月にオープンした美容室、「SORA表参道店」。店舗責任者を務めるSORA表参道店の阿部隆幸氏は、5月から開店準備に翻弄される日々を送ってきた。その激務の日々の中での一つの救いは、今の美容室にとって不可欠ともいえるWi-Fiやインターネット接続のための環境の整備の手間を、NTT東日本に「お任せ」できたこと。必要だが専門ではないネットの利用環境整備を“お任せ”することで、理想とする美容室を作り上げることに専念できたという。

課題
インターネットの利用環境の整備は店舗に必須の作業だが、開店準備が大忙しで、そこに手をかけられない
解決
電話1本で、電話回線、インターネット回線、Wi-Fiやセキュリティーまで、全て解決。24時間対応のサポートで安心

大忙しの開店準備に
「ネット環境の整備」まで手が回らない

阿部 隆幸 氏
SORA表参道店
ストアマネージャー/ビジュアルクリエイター
阿部 隆幸

 東京・広尾などで20年近く続く美容室、SORA。表参道店は5店舗目で、SORAとしてもおよそ5年ぶりの新規店だ。「これまでの店舗づくりは社長が担当していたのですが、表参道店の店舗づくりは私に任せてもらえました。内装から機材、パーマ液などの薬剤、インターネットの利用環境まで、全てをイチから検討することになりました。お店を作り上げるのは楽しいことですが、オープン前は本当に大変でした」とSORA表参道店の阿部隆幸氏は振り返る。

 新店舗の物件が決まったのは、2019年5月半ば。そこから具体的な店舗づくりが始まった。オープンは2カ月後の7月20日。開店までの期間が短いのは、物件の契約上6月から賃料が発生することになったことが大きい。賃料を支払いながら開店準備をしている期間をできるだけ短縮することで、経営の無駄を省く必要があった。一般的にはオープンの3カ月前には物件を決めることが多いので、1カ月も短い準備期間だった。

 このような状況であっても、適当な店舗づくりは許されない。「表参道は電車で広い地域からお客様が集まる特性があります。スタイル、クオリティーに対して求めているレベルが一層高いと感じ、そうした方々にご満足いただけるような店舗を作らなければという思いが強くありました」(阿部氏)。理想の店舗を作り上げるには、店舗の内装やデザインから鏡や椅子、シャンプー台などの設備、カラー液やパーマ液などの薬剤の選択、クレジットカード決済のためのカードリーダーの選択など決めなくてはならいないことがとても多く、その責任が、阿部氏に重くのしかかってきた。

 「6月いっぱいは、当時所属していた広尾店でお客様の予約を取りながら、休みの日などに時間を作って表参道店の準備を進めていました。鏡や椅子だけでも、それぞれ4~5社の商材を見に行き、デザイン会社による内装デザインと同時並行で選定していきました。こうした中で、ネット環境の整備もしなければならなかったのです」と阿部氏は説明する。美容室は現在、競争が非常に激しい業界だ。カットやカラーの技術力に加えて、予約の利便性や店内のサービスなどでも顧客満足度を高めなければ勝ち残れない。そのため、一昔前ならば電話回線を引けば事足りたネットワーク環境の整備も、今はインターネット回線の開通から、Wi-Fi整備まで幅広く対応が求められる。情報システムの専任担当者がいないSORAでは、阿部氏がネット環境の要件定義から整備まで考えなければならなかった。正に手が回らない、という状況だった。

電話で条件を提示、的確な説明に納得

 インターネットの利用環境は、実は今の美容室には欠かせないインフラだ。阿部氏は以下のように説明する。「1つは店舗側の利用です。サロンの予約はインターネットの予約サイトの利用がほとんどで、情報の連携は不可欠です」。さらにSORA表参道店では、顧客の情報を記録するカルテも、スタイリストごとに用意したタブレットで入力するPOS(販売時点情報管理)と連動した美容室向けのシステムで管理している。

 一方で、ネット環境は顧客に向けたサービスの側面もある。「店舗内の無料Wi-Fiサービスは、半数ほどのお客様が使います。また、表参道店では、待ち時間に読んでいただく雑誌をなくし、席ごとに用意したタブレットで雑誌読み放題サービスを提供することにしたので、お客様向けのWi-Fiも重要でした」(阿部氏)。店舗にとって必要不可欠なインフラであり、スムーズな接続や利用時に遅れのない高速性が求められるのだ。

タブレット
1席ごとに用意されている
雑誌閲覧用のタブレット
タブレット
カルテの記入・閲覧などで
スタイリストが活用しているタブレット
売上管理用のタブレットPC
顧客管理や売上管理用のタブレットPC

 「既存の店舗で導入していたインターネットやWi-Fiの環境では、雑誌読み放題サービスを利用するとページの表示が遅くストレスに感じることがありました。また、東京オリンピック・パラリンピックを控えて東京にさまざまな人が集まる以上、何が起こるか分かりません。インターネットのセキュリティーについても重視しなければならないという意識がありました。こうした課題に対応してもらい、電話回線、インターネット、Wi-FiをまとめてNTT東日本に任せられたら、とても助かると思いました」と阿部氏は当時の心境を話す。

 Webサイトでは他の事業者との比較もしたが、安心感・信頼感でNTT東日本を選んだという。窓口に電話をかけたところ、「この電話1本で全部済みますよ」という対応にとても安心したと話す。阿部氏は「やらなければならないことが多いですから、早く間違いなく終わらせたかったですね。いろいろ説明をしてもらいながらサービスやプランを選択し、ほぼ電話1本でネット環境の準備が終わりました」と笑みを浮かべる。

本業に注力しながら
満足のネットの利用環境が完成

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ICTの活用で、スタッフは仕事に専念できるようになったという

 SORA表参道店がNTT東日本から導入したサービスを挙げると、フレッツ光、24時間出張修理オプション、ひかり電話オフィスA(エース)、ギガらくWi-Fi、ギガらくWi-Fi(訪問修理オプション)、おまかせサイバーみまもりオフィスまるごとサポート――になる。NTT東日本とのやり取りで利用を決めたものの一つが、サポートのサービスだった。「サロンは土日が忙しいので、インターネットにトラブルがあったときに土日も含めてすぐに対応してもらえるサービスがあると聞き、利用を決めました」と阿部氏。このほか、セキュリティーの懸念に対しても、例えば従業員用と顧客用のWi-Fiを独立させることで、POSやカルテのシステムからの情報流出に備えるネットワーク構成を提案され、採用した。

 SORA表参道店では、受付を設けず会計を席で行うことにより、顧客とスタッフの動線をシンプルに整理した。「お客様を受付や会計でお待たせしてしまう時間の心配、お客様に合った雑誌のチョイスを考えるストレスなどをなくして、スムーズな店舗運営を狙いました。スタッフは小さなストレスの積み重なりが減って、仕事に専念できるようになりました」と阿部氏は話す。POSもカルテも、雑誌読み放題サービスも、安定したWi-Fiとインターネットの回線があるからスムーズに利用できている。

 開店してから取材時点で約1カ月ほどだが、ネット環境に関連するトラブルは全く発生していないとのこと。トラブルがあったとしても、24時間365日のサポートをNTT東日本から受けられることで、大船に乗った気持ちでいられるという。「開店後は、NTT東日本に連絡するようなことは起こらず安心して使っています。雑誌読み放題サービスもスムーズで、お客様にストレスを感じさせていないのでホッとしています」と阿部氏。その笑顔を舞台裏から支えたのは、電話一本でネット環境の整備を「お任せ」できたNTT東日本の総合力だった。

株式会社SORA表参道店
株式会社SORA 表参道店

URL:http://sora-style.com/
所在地:東京都港区北青山3-5-2 PVB AOYAMA 3F
開店:2019年7月20日

大人の女性、働いている女性のためのサロンというコンセプトで展開している美容室チェーン。オリジナルのオーガニックシャンプーやトリートメントも手掛ける。広尾、麻布十番、学芸大学、祐天寺に店舗があり、表参道店は5店舗目になる。

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