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SMB TODAY いま押さえたい経営力向上の鉄則【持たない経営編(鉄則4)】

日経BP総研 監修 経営力向上ラボ 事例研究編 小さな組織が生き抜く経営のヒントSMB TODAY いま押さえたい経営力向上の鉄則【持たない経営編(鉄則4)】

中小企業の経営力向上には、絶対に押さえておきたい、いくつかのポイントがあります。何を自社で保有し、何をアウトソーシングするか。持たない経営へのシフトも大きなテーマです。これまで本サイトで紹介した事例と、姉妹サイトの経営力向上ラボの中から、「持たない経営」に関して参考になる記事をピックアップします。“いま”中小企業が絶対に押さえておくべき鉄則を、日経BP総研 主席研究員の杉山俊幸が解説します。

鉄則4
残業時間の削減はクラウド活用から

 2020年4月から中小企業にも働き方改革関連法の「時間外労働の上限規制」が適用されます。就業規則などの修正対応に追われている中小企業も多いでしょう。罰則規定のある法律なので、未対応では済まされません。

 働き方改革関連法の本来の目的は、違反者に罰則を科すことではなく、働き方改革の推進にあります。中小企業でも、働き方改革を進めるチャンスと捉えるとよいでしょう。その方策の1つとして、クラウド活用があります。

 残業時間の削減には、業務負荷の平準化や採用強化など、様々な方策があります。有効な対策の1つがクラウド活用です。会社にあるパソコンにしかデータがない場合、会社にいなければパソコン作業ができません。一方、クラウド活用を進めている中小企業では、仕事に必要なデータがクラウド上にあるので、外出先でもデータにアクセスして仕事ができます。会社への行き帰りの時間を削減できるので、勤務時間も短くできるのです。また、万一パソコンが盗まれたときも、パソコン内でデータがないので、情報流出リスクを軽減できます。

参考ケース

販売代理店B社の営業部は、すべての部員が残業続きです。営業状況を細かく把握するため、毎日の日報作成が義務化されています。営業先から会社に戻り、事務作業をこなして日報を書き終えるころには夜10時をすぎる日も少なくありません。深夜残業続きで体を壊した部員もおり、退職率も高い状況です。

このようなケースでクラウド活用は大きな効果があります。ノートパソコンやタブレットからデータにアクセスして、帰社しなくても仕事が進められます。報告書も外出先で記入できます。

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杉山 俊幸
日経BP総研 主席研究員
杉山 俊幸

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鉄則4
残業時間の削減はクラウド活用から

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