企業のDXを強力に支援 安全で低コスト、高性能な「第二世代クラウド」とは

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進の必然性が声高に叫ばれる中、企業は既存の基幹システムをいかに変革していくかという切実な課題が突きつけられている。従来のクラウド(第一世代クラウド)基盤サービスが抱えていた、セキュリティやコスト、性能などにまつわる問題をトータルに解消する必要があるのではないだろうか? 今、求められる、基幹システムのクラウド移行に最適なインフラ環境である「第二世代クラウド」について解説する。

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Oracle Cloud Infrastructure Day 第二世代クラウドの実力 Oracle Cloud Infrastructure 最新情報とお客様活用事例 日時:2019年4月12日(金) 14:00-17:00(受付13:30より) 会場:オラクル青山センター(東京) 参加費:無料

 今日の企業にとって重要テーマとなっているDXの推進。IoTやAI/機械学習などのデジタル技術を駆使した新サービスをクラウド上に立ち上げ、ビジネス上の変革を成し遂げていこうというのがその趣旨だ。DXの推進を図っていくうえで浮上しているのが、企業の日々の業務を支えている既存の基幹システムを巡る問題である。経済産業省が2018年9月に公開した「DXレポート」の内容を引くまでもなく、企業が現在、多大なコストを投じてオンプレミス環境で運用している基幹システムが、ともすればDX推進の“足かせ”になるとの指摘は各所でなされている。基幹システムの運用性をいかに高めていくか。その課題解消において重要なカギを握っているのが、クラウドの活用である。

 もっとも、システム構築や運用管理に伴うコストや人的負荷の軽減を念頭に、基幹システムのインフラをパブリッククラウド上に移行しようという取り組み自体、DXというキーワードが取りざたされる以前から大手企業を中心に進んできたものといえる。「メガクラウドを中心としたクラウド基盤サービスの利用は、企業の間に広く普及してきました。それでも業務システムのワークロードの7~8割は、いまだオンプレミス上にあるとも言われています」と指摘するのは日本オラクルの山本祐介氏だ。オラクルでは、企業の基幹システムのクラウド化に立ちはだかる様々な課題を徹底的に検証し、それらを解消する「第二世代クラウド」を新たに構築。その基盤を支える「Oracle Cloud Infrastructure」(以下、OCI)を、IaaSとして顧客に提供している。このOCIのサービスは、2016年末から欧米を皮切りに提供が開始されており、日本でも2019年中に東京と大阪でリージョンの稼働がスタートする予定である。

日本オラクル株式会社 クラウドプラットフォーム戦略統括 ビジネス推進本部 ビジネス推進第1部 担当シニアマネージャー 山本 祐介氏
日本オラクル株式会社
クラウドプラットフォーム戦略統括
ビジネス推進本部 ビジネス推進第1部
担当シニアマネージャー
山本 祐介

 基幹システムのクラウド移行が思うほど進んでいない理由として、まずあげられるのは「セキュリティ」の問題である。事実、各種アンケート調査などにおいても、クラウド移行に際して企業が懸念するポイントとしてセキュリティの問題は常に上位に位置する。特に、パブリッククラウドでは複数のテナントがリソースを共有し合うという点に、漠然とした不安を感じている企業は多いようだ。

 OCIは、クラウド自体のアーキテクチャが根本的に見直され、再設計されている。「大きな特徴は、クラウドコントロールコンピュータが、顧客が利用するマシンと完全に分離されていることです。クラウドコントロールコンピュータは、テナント間のリソースやネットワーク制御を行う役割を持っています。このクラウドコントロールコンピュータにより構成される仮想クラウドネットワーク(VCN)機能によって、テナント間の完全な分離を実現しています」と山本氏は説明する。

Generation 2 Cloud:分離されたクラウド・コントロール・コンピュータ 突破できないバリア:クラウドの境界とお客様のゾーンを保護
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 次に指摘されるのがコスト面だ。基幹システムをクラウドに移行したのはいいが、実際には思うほどコスト削減効果が得らない。場合によっては、むしろコスト高になってしまったという声も耳にする。一般にクラウドサービスにかかわるコストは、仮想マシンのサイズやストレージ・サイズなどシステム構成により決まる部分と、例えばネットワークのデータ転送量やストレージの性能など、実際の運用によって決まる部分がある。「問題なのは、この可変部分のコストです。業務のピーク時には普段の何倍、何十倍といった具合にコストが想定外に膨らんでしまうことも多く、それが結果的にサービスの割高感につながっています」と山本氏は指摘する。

 OCIは、独自の課金体系を設定。コンピュータやストレージ、ネットワークの各領域のリソースについて、構成に応じた初期の料金を低減しながら、さらにストレージであればIOPS性能に準じた課金を設定しないなど、運用によって可変する部分の料金を最小化。運用の結果、想定外のコストに頭を悩ませる事態に陥ることのない独自のスキームを採用している。企業は、安心してクラウドならではのコストメリットを享受できるようになるわけだ。

Compute:同一リソースを低価格で提供(メモリは約2倍) Storage/Network:トランザクションやデータ転送量による料金変動を低減する料金体系
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 肝心の性能についてはどうだろうか。山本氏は「OCIではオンプレミスと同等、もしくはそれ以上の性能を実現していることが大きな特徴となっています」と強調する。OCIは、クラウドサービスとしては唯一、性能値をSLA(Service Level Agreement)の項目として設定。高いレベルの性能を定常的にユーザーに提供できるというオラクルの自信のほどがうかがえる。

 また、OCIでは、1.5マイクロ秒の低レイテンシと100Gbpsの広帯域を持つRDMAクラスタ向けネットワークを採用し、性能面で劇的な進化を遂げており、第三者機関によるベンチマークでも立証されている。例えば、PCクラスタコンソーシアムでは、流体/連続体シミュレーション用コード開発のツールボックスであるOpenFOAMを使用した流体解析テストを2018年12月に実施。オンプレミスのHPCクラスタを含めた性能検証によると、クラウドベンダーとしてこのベンチマークにリソースを提供したOracle Cloudが、それらオンプレミスのHPCクラスタに匹敵する高性能とスケーラビリティを有していることが実証された。

クラスターネットワーク:RDMAで広帯域・低レイテンシのネットワークを提供
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 「クラウドを利用してHPC(High Performance Computing)を行いたいというニーズも高まっています。オンプレミスのクラスタ環境と同様の処理性能を、クラウド基盤上にも求めるお客様も少なくありません。OCIはクラウドサービスとして、そうした声にも応え得る性能を実現しています」と山本氏は語る。

 オラクルは、第二世代クラウドの具体的な活用、導入について紹介する「Oracle Cloud Dayセミナーシリーズ」を開催している。同シリーズは、2019年2月~5月の期間で、「Autonomous Database」や「Blockchain」「Cloud Security」など6つのカテゴリに分けて順次実施。来る2019年4月12日には、ここで紹介した「Oracle Cloud Infrastructure」をテーマとするセミナーがオラクル青山センターにおいて開催される予定だ。

 「セミナーでは、国内リージョンのサービス開始に先駆けて、欧米のリージョンでOCIをご活用いただき、多大な成果を享受している国内企業のお客様による事例講演なども用意しています」と山本氏。基幹システムのクラウド移行を検討する企業にとっては、まさに必見のセミナーだと言えるだろう。

【お問い合わせ】

日本オラクル株式会社
TEL:0120-155-096

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