ITモダナイゼーションSummit 2019 レビュー | ITモダナイゼーションSummit 2019 ~レガシーを活かすシナリオとは~

昨年9月、経済産業省が公開したデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた研究会の報告書『DXレポート~ITシステム「2025の崖」の克服とDXの本格的な展開~(以下、DXレポート)』は、経済界に大きな衝撃を与えた。デジタル技術を活用したビジネスモデルの変換が進むなか、企業が長年使い続けて来た既存システムがDX実現の足かせとなり、2025年に崖から落ちてしまうと警鐘を鳴らすものだったからだ。

基調講演では、この「DXレポート」を担当した経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課 課長 中野剛志氏が登壇。既存システムを刷新しなければならない理由や、多くの日本企業が刷新に踏み切れない理由、刷新に向けてのヒント、刷新を後押しするための政策などを紹介。来場者の関心が高いテーマだったこともあり、メイン会場は早々に満席となり、入れなかった多くの人がサテライト会場の映像で講演に聞き入った。

ITモダナイゼーションに関する製品・サービスを提供する企業による「ソリューション講演」では、モダナイゼーションのポイントや注意点、最新動向などが語られ、具体的な手法やプロセスについての提案が行われた。さらに、「特別講演」として、代々木ゼミナール、村田製作所、ユニチカ、エーザイが自社の事例を紹介。いち早くモダナイゼーションに成功した各社の取り組みを、多くの来場者が熱心に聞き入っていた。

講演会場の外では各社の展示コーナーや、講演者に個別に質問ができるAsk the Speakerコーナーが設置され、質問回答や名刺交換を行う姿が見受けられた。

本特集では、「ITモダナイゼーションSummit 2019」の各ソリューション講演で語られた内容を紹介。各社が提案するモダナイゼーシの取り組み方やプロセス、特長、テクノロジー、サービスなどを紹介する。

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