イノベーション
Forum 2019 Winter Review

デジタルトランスフォーメーションによって変わる働き方

2019年10月29日(火)、目黒雅叙園東京で開催された「働き方イノベーションForum 2019 Winter」。
ここでは、その中から戦略的に働き方改革を実践する企業事例などが論じられた注目のセッション内容を紹介。
企業競争力を持続させるための「経営戦略」として、より重要視される「働き方改革」を実践するヒントにしていただきたい。

基調講演

メルカリは「働き方」もバリューに基づく
ー2020年代を見据えたバリュードリブンの挑戦ー

メルカリOrganization & Talent Development
石黒 卓弥 氏

メルカリ Organization & Talent Development 石黒 卓弥 氏

 働き方改革やデジタルトランスフォーメーションは、皆さんが所属する企業がそのミッションやビジョンを達成するための手段でしかない───。

 登壇したメルカリの石黒氏は、セッションの冒頭、働き方改革における様々な取り組みを推進する上で、目的と手段を明確にしておくことが重要だと説明した。続けて、石黒氏は「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」という同社のミッションと、これを実現するために定めている「Go Bold(大胆にやろう)」「All for One(全ては成功のために)」「Be a Pro(プロフェッショナルであれ)」という3つのバリュー(社員の行動指針)を紹介。

 さらに、これらのバリューを支えるために、メンバーを信頼して情報を透明化することを意味する「Trust & Openness」というカルチャーを大切にしていることにも言及し、「バリューとカルチャーを浸透させて、社員がパフォーマンスを発揮することで、ミッションを達成する。その手段が例えば働き方改革です」と強調した。

 それゆえ、同社の様々な人事制度の設計には、必ずバリューとカルチャーが密接に関わっている。例えば、産休や育休期間中について復職一時金を支給したり妊活の支援などを行う「merci box(メルシーボックス)」という制度。これは「大胆に働ける環境を作るために大胆な制度を作った」という石黒氏の言葉通り、バリューの「Go Bold」を軸に企画したものだという。また、「Trust & Openness」にのっとり、信頼を前提にした制度設計を行っているのも特徴のひとつ。社内に浸透しやすいネーミングにしているのもポイントである。

 同社には「merci box」の他にも、内定者や新卒で入社したばかりの社員を対象に個人の能力や経験に応じた給与や評価体制をまとめた人事制度「Mergrads(メルグラッズ)」や有給休暇とは別に、病気・けがによる休暇が取得できる「Sick Leave(シックリーブ)」といった社員の多様な働き方をサポートするためのユニークな人事制度が存在するが、いずれも先述のバリューとカルチャーを前提につくられている。

 講演の終盤、石黒氏は「規模の大きな企業が社内のことを変えるのは簡単ではないが、小さな一歩でもいいので、まず行動することに意味があります」と発言。とにかく何かしらのアクションを起こして次につなげることが重要だと、来場者たちに印象づけ、話をまとめた。

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