ITモダナイゼーションSummit 2019

柔軟でシームレスな新時代のITシステムへ。
可用性や保守性の不安なく実現するには!

日立製作所
ITプロダクツ統括本部
プロダクツサービス&ソリューション本部 GL主任技師
鈴木 健太郎

x86サーバと仮想化の組み合わせによるオープン化は、シームレスで柔軟なITインフラの構築に有効だが、ミッションクリティカル領域においては、可用性や保守性に不安を抱く企業は少なくない。日立製作所はVMware社との協業成果である「高信頼プラットフォームソリューション」を提供。独自技術や充実のサポート体制などによって不安を解消し、可用性・保守性を維持した基幹システムのオープン化を実現する。

VMware社との深い協業のもとに提供する
高信頼プラットフォームソリューション

日立製作所
ITプロダクツ統括本部
プロダクツサービス&ソリューション本部 GL主任技師
鈴木 健太郎

オープン化が進むミッションクリティカル領域。メインフレーム/UNIXに代わりx86サーバの採用が増えるとともに、仮想化が加速している。x86サーバと仮想化の組み合わせによるオープン化は、コスト削減などの恩恵をもたらす一方で、「ミッションクリティカルなインフラ系システムを持つ企業は性能の安定性、業務継続性、ライフサイクルに対する不安を抱えており、移行を躊躇しがちです」と日立製作所 鈴木氏は指摘する。

そのような不安を解消するのが日立製作所(以下、日立)の「高信頼プラットフォームソリューション」だ。日立は仮想化業界をリードするVMware社と10年以上緊密な関係にあり、同社との深い協業のもとに提供される。

「VMware vSphereを日立独自の機能で高信頼化し、日立の高信頼サーバ『RV3000』と独自のOS信頼性強化技術を組み合わせたソリューションです。高度な障害解析や長期サポートもあわせ、可用性・保守性と利便性を両立することで、x86サーバと仮想化にまつわるお客様の不安を解消します」(鈴木氏)

占有割当て技術などで安定性を実現
局所化と冗長化で業務継続性を確保

性能の安定性に対する不安の代表が、1つの業務の処理増大時における他業務の処理スピード低下だ。日立はリソースの占有割当て機能で不安を解消する。

一般的な仮想化構成では、複数の仮想マシンが1つのファイバチャネルアダプタに1対多で接続し、I/Oを共有するため、仮想マシン間でI/O性能の干渉が起こる。また、I/O仮想化のエミュレーションによるオーバーヘッドも性能低下を引き起こす。

高信頼プラットフォームでは、これらの問題を重要仮想マシンにI/Oを占有割当て可能とする機能「VMware vSphere DirectPath I/O」を軸に解決している。

「仮想マシンは各ファイバチャネルアダプタに1対1で接続し、I/Oを占有できるため、I/O性能干渉を防げます。エミュレーションが不要なため、オーバーヘッドもなくなります。その結果、1つの業務の処理が増大しても個々の仮想マシンは影響されず、システム全体の性能が安定します」(鈴木氏)

業務継続性に対する不安は、局所化と冗長化で解決する。一般的な仮想化構成では、各仮想マシンがファイバチャネルアダプタを共有しているので、PCIeなどのI/Oに障害が発すると、ホスト自体が停止して全業務が止まってしまう。

「高信頼プラットフォームでは、各仮想マシンがファイバチャネルアダプタに独立して接続しています。そして、障害が起きたI/Oをオンラインで切り離すI/Oデバイス閉塞機能を独自実装しています。障害の影響範囲を故障したデバイスのみに局所化でき、業務の継続稼働を維持します」(鈴木氏)

冗長化については、メインフレーム並みの切り替え機能を備えている。「系の切り替えは、一般的なオープン系システムでは数分程要しますが、日立の独自技術によって数十秒程度で可能としました。ゲストOS単位での切り替え、共有ディスク数に依存しない切り替えも実現しています」と鈴木氏は説明する。

さらにはストレージパスとネットワークパスの冗長化もあわせてダウンタイムを短縮。他にも、物理I/Oの障害予兆検知機能など、あらゆる角度から対策を施し、業務継続性を向上している。

長期サポートや特別サポート体制で
ライフサイクルの不安を解消

ライフサイクルに対する不安は、長期サポートなどで解決する。「メインフレーム並みの最長10年サポートを提供します。また、特別サポート体制をVMware社と構築しており、特別エスカレーションやソースコード参照などによって、問題発生時はより深い調査による迅速な原因究明と解決が可能です。同時に、メモリダンプ解析をはじめ、日立がミッションクリティカル領域で長年蓄積した知見を活かし、確実に問題を解決します」(鈴木氏)。

高信頼プラットフォームはこれらの技術や体制を活かし、x86サーバと仮想化によって、24時間365日安定稼働が必須なミッションクリティカル性を備えたオープン化を具現化する。その適用例はオーソドックスな基幹システムのオープン化および基盤統合に加え、例えば適材適所な環境利用による開発/更改作業の効率化がある。

「VMwareのソリューションで構成された環境の柔軟性を活かして作業を効率化します。開発は一般的なx86サーバによるHCI環境で行います。その仮想マシンを高信頼プラットフォームにコピーすれば、そのまま検証/本番利用できます」(鈴木氏)

クラウド利用者へのサービス向上への適用も有効だ。リソースの占有割当て機能によって、各クラウド利用者の業務の安定稼働を担保できる。その上、障害の局所化や冗長化などで、業務継続性も確保できる。

「日立は高信頼プラットフォームをはじめとするソリューションによって、お客様の基幹システムの可用性・保守性を維持したうえでのオープン化を達成します。それによって、新たなビジネスやサービスの創造を支援し、社会イノベーションを進めて豊かな社会の実現に貢献します」(鈴木氏)

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株式会社日立製作所

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