ITインフラSummit 2020

独自アーキテクチャに基づく基盤提供で
「セカンダリデータ」の統合管理を実現

Cohesity Japan
シニアセールスエンジニア
片尾 隆宏

デジタル化の推進に伴い、ビジネス活動によって生み出される「プライマリデータ」をコピーして保持される「セカンダリデータ」の肥大化が加速している。多くの企業が自社内に断片化されたかたちで保持されるそれらデータの管理・運用をめぐる様々な課題に頭を悩ませている。「Cohesity(コヒシティ)」は、まったく新しいデータ管理アーキテクチャを採用したプラットフォームの提供により、そうした課題のトータルな解消に貢献する。

セカンダリデータの肥大化で
企業のITインフラコストが増大

Cohesity Japan
片尾 隆宏

2018年9月に経済産業省が公開した「DXレポート」では周知の通り、企業が運用する既存のシステムにおいてデジタルトランスフォーメーション(DX)の実践を阻んでいる様々な要因を指摘。それが克服されることなく、企業がDXを成し遂げられない事態ともなれば、将来的に膨大な経済損失が生じる可能性を「2025年の崖」と命名し、警鐘を鳴らしている。

そうしたDX推進を阻む重大な要因の1つとして挙げられているのが、現行の企業システムが事業ごとに構築されていて、全社横断的なデータ活用が行えないということだ。「そうした意味では、ビジネスで培われたデータをいかに活用するかが、まさに企業の存続のカギを握っていると捉えていいでしょう。そこで企業に望まれるのが、データ管理についての考え方を再定義することです」とCohesity Japanの片尾隆宏氏は強調する。

これに関し、今日企業が扱うデータについて、実際にビジネスの中で生み出され、ビジネスを駆動するデータを「プライマリデータ」と位置付けたとき、このプライマリデータをコピーして保持されるデータを「セカンダリデータ」と捉えることができる。片尾氏は「実のところ企業の保持するデータの8割以上がセカンダリデータで占められており、企業内にサイロ化、断片化されたかたちで存在。その有効活用が困難であるばかりか、ますます肥大化するそれらデータは管理コストを増大させ、ストレージリソースを圧迫しています」と指摘する。

こうした問題を解消するための新たなデータ管理アーキテクチャを提案しているのが「Cohesity(コヒシティ)」だ。Cohesityでは、バックアップデータやアーカイブデータ、ログデータ、共有ファイルなどのセカンダリデータおよび、それにまつわるワークロードをシングルプラットフォームで管理可能なプラットフォームを提供。物理/仮想化、あるいはオンプレミス/クラウド、ハイブリッド/マルチクラウドといったインフラ環境を問わず、シームレスな統合管理とデータモビリティを実現している。

「Cohesityでは、そうした多様な環境に保持されるすべてのデータを、単一のコンソールを使って管理することが可能。また、それらのデータを利用するアプリケーションやサービスをCohesityのプラットフォーム上で実行できるほか、スケールアウト型のアーキテクチャの採用で、スモールスタートにより必要に応じて拡張していけるようになっていることなどもその大きな特徴となっています」と片尾氏は紹介する。

データの運用や活用を支援する
各種サービスもあわせて提供

そうしたデータ管理プラットフォーム上にCohesityでは、いくつかのデータの運用や活用を支援する各種サービスを提供している。その代表的なものが「バックアップ/アーカイブソリューション」だ。従来、企業では目的や用途に応じて、バックアップソフトウェアを導入し、本番環境のシステムに紐づけるかたちでオンプレミスやクラウドのインフラ側にバックアップデータを保存してきた。

こうしたこれまでのやり方では、システムの規模が大きくなるにつれ、例えばマスターサーバーや管理用サーバー、メディアサーバーに加えて、データを格納するためのハードディスクドライブやテープといったストレージ、あるいはクラウドに接続するためのゲートウェイなどを個別に運用、管理していかなければならず、そのための工数が増大。「そうしたことが、企業のシステム管理者にとって大きな負担となってきたわけですが、Cohesityのプラットフォームが提供するバックアップ/アーカイブソリューションを活用いただくことによって、それら個々のツールやバックアップメディアの運用に労力を費やすことなく、エンタープライズレベルで統合化されたバックアップ環境を実現することが可能です」と片尾氏は説明する。

さらにCohesityでは、重複排除機能とデータ圧縮機能により、データサイズを削減し、データのポータビリティを高める。もちろん、これも仮想サーバーなら仮想サーバーだけ、物理サーバーなら物理サーバーだけという単位ではなく、Cohesity上に取り込まれたデータのすべてを一元的に削減することが可能になっている。

そのほかにもCohesityのバックアップ/アーカイブソリューションでは、管理下にあるバックアップデータにかかわる、ランサムウェア対策などのセキュリティ機能も提供している。

また、Cohesityでは「SmartFiles(ファイル・オブジェクトサービス)」も提供。これは、クラウド環境に適用可能なNAS(Network Attached Storage)を提供するサービスで、Windows(SMB)環境やUnix/Linux(NFS)環境におけるファイル共有はもちろん、Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)のオブジェクトストレージとしても活用することが可能。これについて片尾氏は「格納するデータに対して重複排除による圧縮を施しながら、それらデータを一元的に管理し、検索することが可能で、クラウドストレージを用いたデータの長期アーカイブにも最適。あわせて、データをクラウドとオンプレミスをまたがるかたちで自動階層化するといった機能も備えています」と紹介する。

各種アプリケーションやサービスを
マーケットプレイス上で入手可能

一方、提供元のCohesity社では、Cohesityのプラットフォーム上で動作する各種のアプリケーションやサービスをユーザーがダウンロードできる「Cohesity MarketPlace」も開設している。全文検索アプリケーションである「Cohesity Insight」やファイル監査を支援する「Cohesity Spotlight」、データマネジメントの自動化に貢献する「Cohesity Runbook」といった同社製のアプリケーションに加え、Cohesity MarketPlaceには、データ解析を支援するSIEM(Security Information and Event Management)や自己学習型のウイルススキャンエンジンなどのサードパーティー製品も公開されている。

このようにCohesityでは、これまでにないまったく新しいコンセプトに基づくデータ管理プラットフォームおよび、その上に提供される各種サービスによって、ますます肥大化を遂げるセカンダリデータの管理・運用・活用をめぐる企業の課題を解消。データ管理コスト削減を実現しながら、企業のDX推進において不可欠なデータ活用の促進にも貢献する。

お問い合わせ

Cohesity Japan

https://www.cohesity.com/ja/contact/

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