日経 xTECH Special

ディスプレイスタンド内蔵型
超コンパクトPC
USB-Cモニター
「“人”中心」の経営と
働き方改革の
さらなる加速へ

  • ディスプレイスタンド内蔵型超コンパクトPCとUSB-Cモニターで「“人”中心」の経営と働き方改革のさらなる加速へ
  • Windows 史上最もパワフル
パフォーマンス・ケミカルス(機能化学品)メーカー大手の三洋化成工業は、デル製のPCを全社に2000台以上導入し、研究開発分野から営業、事務作業まで幅広い業務に利用している。採用の決め手は、故障率の低さと翌日オンサイトのスピーディーなサポート対応だ。働きやすい環境づくりを進める同社は、ディスプレイスタンド内蔵型超コンパクトPC「Dell OptiPlex 7070 Ultra」にも期待を寄せる。そのメリットを生かしたフレキシブルな働き方が広がりを見せているという。同社は2020年中に400台のDell OptiPlex 7070 Ultraを本格導入する予定だ。

「“人”中心の経営」を推進するため全社PCをデルに一本化

 暮らしや産業を支える界面活性剤などのパフォーマンス・ケミカルスの大手メーカーとして知られる三洋化成工業。近年はパフォーマンス・ケミカルス分野のコア技術を生かし、オリジナルの化粧品や医療分野にも注力している。また2021年秋には、樹脂素材を利用した新型のリチウムイオン電池を開発し、量産を開始する予定だという。

三洋化成工業株式会社 取締役 兼 常務執行役員 兼 企業倫理担当 兼 間接部門担当 兼 事務本部長 山本 眞也氏
三洋化成工業株式会社
取締役 兼 常務執行役員
兼 企業倫理担当 兼 間接部門担当
兼 事務本部長
山本 眞也

 同社のモットーは「“人”中心の経営」だ。働き方改革が叫ばれる以前から、従業員にとって働きやすい環境づくりに努めてきた。コアタイムのないフレックスタイム制や1時間単位の有給休暇取得制度を整え、時短勤務や在宅勤務の利用率も高い。

 働きやすい環境を整えるためには、業務に欠かせないPCも快適で安定性の高いものでなければならない。「PCが使えなくなると、業務が止まってしまいます。自分の仕事ができなくなるだけでなく、その先にいるお客様に迷惑をかけることになります」。こう訴えるのは同社の山本 眞也氏だ。

 その同社が“全社標準PC”に採用しているのが、デルである。ノート型PCとデスクトップPCを合わせ2000台以上のPCをデルに一本化し、CPUはインテルCore i5、メモリ8GBの構成を標準スペックとしている。「業務システムはVDI環境を整え、営業担当者はノート型PCを使い、セキュアなシンクライアント(他社製)で、いつでも・どこでも仕事ができる環境を整えています。研究開発部門やデリバリ、製造部門では、画面の大きいデスクトップPCの要望が多いですね」と同社の大谷 郁博氏は説明する。

故障が少なく、翌日オンサイトの迅速なサポートを評価

三洋化成工業株式会社 経営企画本部 IT推進部 主任部員 大谷 郁博氏
三洋化成工業株式会社
経営企画本部
IT推進部
主任部員
大谷 郁博

 過去に同社は国内メーカーのPCを利用していたが、調達やサポートの面で不安をかかえていたという。「見積もりも発注も紙。PCが故障したときも部品調達や修理のタイミングがなかなか決まらず、部署内でPCをシェアして使ったり、急いで代替機を設定して発送したりする必要がありました」と大谷氏は打ち明ける。

 そんなとき、米国で仕事をしていた社員から、米国の会社ではデル製PCを使っているところが多いという話を耳にする。「サポートは国内メーカーのほうが優れていると思っていたのですが、試しにデル製PCを使ってみることにしたのです」と大谷氏は振り返る。

 最初に導入したのは約20年前。これによって今までの先入観が一気に覆ったという。「まず調達に関しては、BTO方式なので、PCスペックはこちらの要望に合わせて柔軟に構成でき、見積もり取得も発注もWebで、納品までのリードタイムも短い。懸案だった保守サポートも、国内メーカーが基本的に1年なのに対し、デルは3年と長い。修理が必要になった場合も、電話一本で、翌日オンサイトで対応してくれるのには驚きました」(大谷氏)。


三洋化成工業株式会社 経営企画本部 IT推進部 小林 愛佳氏
三洋化成工業株式会社
経営企画本部
IT推進部
小林 愛佳

 こうして同社は“全社標準PC”をデルに移行。本格的に使い始めると、調達やサポート以外にも様々なメリットを実感したという。「そもそも法人向けモデルの故障率は1~3%と非常に低い。壊れず長く使えるので業務への影響も少なく、助かっています」と大谷氏は評価する。

 国内メーカーは毎年モデルチェンジするため、以前はトラブル対応に備えたドライバやインベントリ情報の管理が大変だった。IT推進部でシステム管理やヘルプデスクを担当する小林 愛佳氏は次のように話す。「機種により仕様が変わるとスペックの確認やドライバの更新、不具合の調査に手間がかかりますが、デル製PCはモデルライフが2年と長いので、端末の管理負担も軽減できます」。

ディスプレイスタンド内蔵型PCの導入で、
よりフレキシブルな働き方が可能に

 長年にわたりデルを“全社標準PC”とする同社は、更改のタイミングで最新PCを導入し、より働きやすい環境づくりに努めている。こうした考えのもと、今回新たに導入したのが省スペースを極めたPC「Dell OptiPlex 7070 Ultra」である。

  これはディスプレイスタンドに本体を内蔵し、外部から全く見えなくなるよう設計され「ゼロ フットプリント」を実現したPC。キーボードとマウスはワイヤレス仕様も可能だ。CPUはインテルCore i7-8665Uを搭載し、最大64GBのDDR4 RAMと最大2台の1TB SSDを搭載できる。ディスプレイは、Dell OptiPlex 7070 Ultraと親和性の高いUSB-Cモニター「Dell P2419HC」を導入している。

 Dell OptiPlex 7070 Ultraの電源はディスプレイ側から供給される仕組み。見た目にはディスプレイの電源ケーブル1本だけでPCが駆動しているように見える(写真)。「最初見たときは、あまりのコンパクトさにPCとは思えませんでした。省スペース性もここまで来たかというのが率直な印象」と大谷氏は振り返る。現在は約20台を試験導入し、研究開発部門や生産部門で先行利用しているという。
写真 Dell OptiPlex 7070 Ultraを置いた机上の様子 写真 Dell OptiPlex 7070 Ultraを置いた机上の様子 ディスプレイとPC本体が分離型の機種は電源ケーブルや周辺機器の接続ケーブルが机上をはいまわり、利用できるスペースが狭くなる。Dell OptiPlex 7070 Ultraはディスプレイのスタンド内にPC本体を収納できるため机上がすっきりし、作業もやりやすくなる。なお、周辺機器はワイヤレスで利用することも可能だ
 小林氏と共にIT推進部でシステム開発やヘルプデスクを担当する中山 知紀氏は、次のように現場の声を代弁する。「机の上を今まで以上に広く使えるため、作業効率は大幅に向上するはずです。コンパクトながら熱対策もしっかりしており、長時間使っても本体が熱くなることもありません。駆動中はファン音もほとんどせず、非常に静かで業務に集中できますね」。

三洋化成工業株式会社 経営企画本部 IT推進部 副主任 中山 知紀氏
三洋化成工業株式会社
経営企画本部
IT推進部
副主任
中山 知紀

 先行導入した部署では、そのコンパクトさを生かし、様々な使い方が検討されている。「例えば、フリースペースにP2419HCを設置しておけば、自席のOptiPlex 7070 Ultra本体を取り外し、現地のディスプレイにセットするだけで、ほかの場所でも自分のパソコンで仕事ができます。そのパソコンにしか入っていないソフトを別の場所で使いたいときに便利かな、と思います。また、大型ディスプレイの背面に取り付けてTV会議システムとしても使えそう」と大谷氏は話す。

 ディスプレイは高さ調整のほか、左右のスイング、上下の角度調整、さらに90度の回転にも対応する。「ディスプレイの向きを変えれば、体を乗り出してのぞき込まなくても画面を見られる。プロジェクターがなくても情報共有が可能です」と山本氏は続ける。

 設計や研究開発、IT部門では複数のディスプレイを数珠つなぎにする「デイジーチェーン」機能に注目している。分析データのチェックや、細かい図面の拡大表示、プログラムのソースのチェックなどのケースでは、1台のディスプレイからはみ出してしまうことがあるからだ。「ディスプレイ同士の接続も簡単なので、複数のディスプレイをつないで拡張画面としてすぐに使える。作業が一段とはかどると思います」と中山氏は話す。

【USB Type-C+】デイジーチェーン対応モニターを使ったデュアルディスプレイ接続例】
 通常デスクトップPCは据え置きだが、Dell OptiPlex 7070 Ultraは取り外しや持ち運びが容易。オフィスはフリーアドレス環境も整備されつつあるため、ディスプレイのある場所に本体を持っていけば、そこで作業が行える。「デスクトップでも余裕でフリーアドレスに対応できますね」と大谷氏は期待を寄せる。

 PC本体の小型化は、キッティングや保守作業の効率化にもつながる。「調達したPCはIT推進部でキッティングを行い、現場に届けるのですが、OptiPlex 7070 Ultraは片手で持てる大きさなので、箱からの取り出しや梱包も楽々行えます」と小林氏は笑顔を見せる。

 同社のPC買い替えサイクルは約5年だが、ディスプレイは10年使える。前機種の一体型はPCの買い替えサイクルに合わせてディスプレイも廃棄しなければならないが、Dell OptiPlex 7070 Ultraなら本体のみ買い替えてディスプレイはそのまま使い続けられる。同社は2020年中に1000台のPCを買い替え予定だ。そのうち、600台は最新のノート型PC、400台はDell OptiPlex 7070 Ultraに移行する計画だ。Dell P2419HCも100~200台導入し、マルチディスプレイ環境も拡大するとのこと。「10年単位で考えると、ディスプレイの買い替えが少なくなるだけで20~25%のコスト削減が見込めます。P2419HCの導入が増えれば、業務効率のアップとコスト削減効果のダブル効果が期待できます」と大谷氏は見る。

 近年はビジネスにおけるITの重要性がますます高まり、働き方改革も進んだことで、PCに求める要件や使い方が変化しつつある。「これからも時代のニーズに合わせて、最適なPCをタイムリーに導入していき、より快適で仕事がやりやすい環境づくりに努めたい」と山本氏は前を向く。

 三洋化成工業は今後もデル製PCの有効活用を図り「“人”中心の経営」を推進することで、パフォーマンス・ケミカルスの品質向上と安定供給に努め、多様な産業の発展に貢献していく考えだ。
お問い合わせ
Dell Technologies(デル株式会社) 公式サイト:
https://www.delltechnologies.com/ja-jp/index.htm