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富士通と内田洋行が提案 ICT教育の質を高める「GIGAスクール」対応パッケージ

「GIGAスクール」構想が動き出した今、学校におけるICT環境の整備に注力しつつある自治体も少なくないだろう。しかし、いざ具体的なプランを検討する段階に入ると、何をどうすればいいのか見当がつかないというところも少なくないはずだ。そんなとき、頼れるパートナーになるのが、富士通と内田洋行である。両社は教育事業でのコラボレーションの経験が長く、「GIGAスクール」についても使い勝手の良いパッケージをリリースしているからだ。

「強さ」と「やさしさ」を兼ね備えた
スクールタブレットを開発

富士通 株式会社 パートナープロモーション戦略統括部 GIGAスクール推進室 副室長 乃一志保 氏 富士通 株式会社
パートナープロモーション戦略統括部
GIGAスクール推進室 副室長
乃一志保

 PCやタブレットなどのICT機器にとって、ユーザーが義務教育段階の児童・生徒という環境は、実はハード面で要求される「強さ」の水準が意外に高い。というのも、机上からの落下に伴う衝撃や自転車通学による激しい振動、さらには荒っぽい操作など、不具合を起こしかねない事態が容易に起こり得るからだ。

 「GIGAスクール」構想に対応するICT機器として、そうした点を十二分に検討し尽くしてリリースされたのが、富士通のスクールタブレット「ARROWS Tab」である。机から落ちにくくするために、本体背面の四隅に滑りにくい素材を配置し、万一落としても壊れにくいようフレームを強化。さらに、防水・防塵性能も高め、衝撃を吸収しやすい構造で筐体をデザインするなど、さまざまな観点から児童・生徒に使われることを前提に開発された。

 「それだけではありません。子ども向けに『やさしさ』にも配慮しました。本体の起動はボタン1つ。デジタル教科書を使用するときに使うQRコードリーダーも、同様にボタン1つで起動するようにしました。とにかく児童・生徒の立場で使いやすいように設計するという思想は、40年以上にわたって教育に携わってきた私たち富士通だからこそ獲得できたものと自負しています」

 こう語るのは、富士通・パートナープロモーション戦略統括部・GIGAスクール推進室 副室長の乃一志保氏である。今回リリースしたタブレットは、学校向けとしては5代目で、同社のタブレットは全国1700の自治体のうち約850教育委員会に採用されているという。

 「GIGAスクール」で同社とコラボレーションする内田洋行・ICTリサーチ&デベロップメント ディビジョン・学びのコンテンツ&プロダクト企画部 部長の青木栄太氏は、その意義についてこう話す。

 「当社は義務教育におけるPC・タブレット1人1台環境を実現するための実証実験について、富士通さんと二人三脚で取り組んできました。メーカーと組むと、PCやタブレットにまつわる課題などを速やかに解決することができます。GIGAスクール構想をきめ細かくサポートするためにも、そうした実績から得た知見をすべて投入していく方針です」

PCを効果的に活用するために
「応用パッケージ」を用意

 今回、富士通ではARROWS Tab GIGAスクール専用モデルを「基本パッケージ」として用意。それとともに、ICT教育をより効率的に進めるための「応用パッケージ」を提案する。

 その機能は大きく分けて3つある。まず1つは、「エッジコンピューティング」で、クラス全員が快適に動画閲覧ができるように、ネットワークの負荷を軽減させるというものだ。2つ目は、ICT環境の維持やメンテナンスのストレスを軽減する「future瞬快」。そして3つ目が、授業の準備から実施、研究までをサポートする「知恵たま」である。児童・生徒の学びの記録と、教員の教えの記録を自動的に残すことができる。さらに、不注意による破損をカバーする保守メニューやバッテリー交換サービス(有償)も用意した。

株式会社 内田洋行 ICTリサーチ&デベロップメント ディビジョン 学びのコンテンツ&プロダクト企画部 部長 青木栄太 氏 株式会社 内田洋行
ICTリサーチ&デベロップメント ディビジョン
学びのコンテンツ&プロダクト企画部 部長
青木栄太

株式会社 内田洋行 教育ICT事業部 特命部長 兼 営業推進課 課長 南賢 氏 株式会社 内田洋行
教育ICT事業部 特命部長 兼
営業推進課 課長
南賢

 一方、内田洋行は富士通のArrows Tabを中心に独自の基本パッケージとして、保守、運用、コンテンツのサービスを取り入れた本当に使えるパッケージを提案。さらに従来の1人1台端末の導入により蓄積された知見を生かし、同社独自の応用パッケージを学校に提案していく。

 「基本パッケージに含まれる内容として、GIGA専用フリーダイヤルを設置しました。不具合が生じたときにお客様の目線から問題点を解明してパートナーに連絡し、対応に当たります」と語るのは、内田洋行・教育ICT事業部・特命部長 兼 営業推進課 課長の南賢氏だ。GIGAスクール構想の整備にあたっては、複数のベンダーが複雑に関与する。問題が起きたとき、学校側ではどこに問題が生じているのか切り分けが難しい。そこで同社がワンストップで電話を受け、お客様の立場にたって問題点の切り分けからサポートするという。

 運用面では「Microsoft 365 Education GIGA Promo」を採用し、複数の端末を一元的に管理する。また、コンテンツでは、デジタル教科書をはじめとする1200の有償コンテンツを検索、お試しできる「EduMall for GIGA」を提供。さらにICTを活用した質の高い学びの実現に向けて「応用パッケージ」を用意。「ICT支援員」を常駐させたり、巡回させたりするサービスも提供する。ICTに不慣れな現場では重宝されるサポートだ。

「ICTの黒船がやってくる」
教育の現場をきめ細かくサポート

 GIGAスクール構想のロードマップによると、義務教育段階の児童・生徒は2023年度までに端末を1人1台ずつ持ち、学習にフル活用することになっている。内田洋行の青木氏によると、そうした教育環境を思い描いたある教員は、「ICTの黒船がやってくる」と不安げにつぶやいたそうだ。教員のICTリテラシーは千差万別であるだけに、そう受け止める教員がいてもおかしくない。それだけに、富士通や内田洋行の役割は重要だ。

 「ICT環境への取り組みの度合いは、先導的な自治体からこれから取り組むところまで状況がまちまちです。そうした状況でも、プログラミング授業も含め、すべての学校がこれからの学びを実現できるように的確にサポートする。これが私たちの使命だと考えています」と、内田洋行の青木氏と南氏は口をそろえる。

 また、富士通の乃一氏は教育の現場に向けてこうメッセージを送る。

 「内田洋行さんは教育の現場を熟知している、私たちのものづくりに欠かせないパートナーです。今後、両社のコラボによって、子どもたちの学びの質を大幅に高められる教育ソリューションの提供に一層注力します。ぜひご期待ください」

タブレット活用を強力にサポート
future瞬快

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 future瞬快の機能は大きく分けて3つある。1つ目は、授業に合わせて環境を切り替えられること。例えば、授業では使わないアイコンを教師のPCからリモートで消すといったことができる。2つ目は、環境の復元機能。どうしても困った時はログインし直せば、環境を丸ごと復元できる。そして3つ目は、PCの異常を子どもに通知する機能。ネットワークやバッテリーのトラブル発生などをPCの画面で通知することにより、授業の円滑化をサポートする。

授業の一切を徹底的に支援
知恵たま

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QRコードタブレット導入の手引き「ハジメテマップ」はこちらのフォームから取り寄せ可能

 授業のすべてをきめ細かく支援し、授業研究のために教員と児童・生徒双方の記録を自動的に残せるソリューションが、「知恵たま」である。例えば、教材ファイルの配布は画面上の時間割の枠にドラッグ&ドロップするだけ。あとは児童・生徒が各自で取り出せばいい。(詳しくお知りになりたい方は、「ハジメテマップ」を!!)

教育コンテンツの配信サービス
EduMall for GIGA

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 1人1台端末環境が整備された後の教育用コンテンツ活用に向けた支援サービスが、EduMall for GIGaだ。サービス内容としては、教員向けには、デジタル教科書をはじめとする約35社1200の有償コンテンツのお試しと、外部コンテンツ(教材として活用したいウェプサイト等)のリンクが可能。また、教員、児童・生徒はプログラミングやキャリア教育等の無償コンテンツが利用できる。
 有償コンテンツを利用する場合は、EduMallによる自治体、学校のネットワーク環境に合った配信形態を内田洋行が提案し、提供することになる。

※EduMallとは、デジタル教科書をはじめ、教材各社が提供する約35社、1200のデシダルコンテンツを年間契約で利用可能とするサービスで、累計350自治体、5800校の小学校・中学校に導入されている(2020年3月現在)。

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