2020年1月20日、安倍晋三首相は通常国会冒頭の施政方針演説で、「4年以内に、全ての小学生、中学生に1人1台のIT端末を揃えます」と明言した。この「GIGAスクール構想」によって、今後の数年間で教育現場は大きく変わるだろう。
教育現場におけるICT活用をメーカーの立場から追及してきたマウスコンピューター法人営業本部の金子覚本部長は、1人ひとりの小中学生がIT端末を使えるようになる意義を次のように語る。「学校や自治体の方にICT活用を説明する場で、ゲストスピーカーの方の『皆様の世代に、YouTubeクリエイターという職業はありましたか?デジタル技術で構成される業種が広がっていく中で今の小学生にデジタルを触らせないのは、将来を妨げることではないですか?』というお話がとても印象的でした。教育現場のICT活用は進めるべきですし、デバイスを提供するメーカーとして、弊社も貢献したいと強く思いました」
株式会社マウスコンピューター
法人営業本部 本部長
金子 覚氏
子どもたちの教育を支えるためには、教育現場に適したPCを選ぶ必要がある。教育現場で求められるPCの要件について、金子氏が最初に挙げたのはサポート体制だ。子どもたちが乱暴に扱ってPCを壊してしまったり、教職員では解決できないトラブルが発生したりする。こうした際に迅速に対応できるかが、学びを止めないためのポイントになる。マウスコンピューターは、24時間365日の電話やチャットでのサポートを提供しており、教育現場からも高い評価を得ている。日中、授業や児童の対応に追われる教師がサポートに連絡できるのは、どうしても夕方以降になるからだ。
金子氏は「修理に要する時間が短ければ、導入する予備機が少なくて済みます。弊社では、72時間以内での修理返却を目標としており、お客様からは『心強い』とのコメントをいただいています」とメンテナンスや修理の体制も重要と続ける。