ITインフラSummit 2020

ITインフラ管理の自動化&自律化による
マンパワー依存からの脱却が求められる

ニュータニックス・ジャパン
テクニカルエバンジェリスト
島崎 聡史

少子高齢化による人的リソースの逼迫が加速する一方で、ビジネスのデジタル化の推進が不可避なテーマとなっている。そうした中、今、企業に求められているのが、これまでのマンパワーに頼ったITシステムの運用管理をめぐる非効率性の解消だ。Nutanixでは、HCI(Hyper Converged Infrastructure)をベースとした各種ソリューションの提供を通じて運用管理の「自動化&自律化」を推進。課題解決に向けた企業の取り組みを強力に支援している。

「運用でカバーする」という姿勢が
企業におけるデジタル化推進を阻む

ニュータニックス・ジャパン
島崎 聡史

ビジネスのデジタル化が急務となる中、企業においてますます切実なテーマとなっているのが、ITシステムの運用性をいかに高めていくかという問題だ。これに関し、システム構築プロジェクトでは、「運用でカバーする」という言葉をよく耳にする。要するにこれは、開発段階での抜け漏れを、運用後に人海戦術などマンパワーで対処していくということにほかならない。

「こうしたマンパワーに頼るやり方は、日本の就労人口の減少を背景に人的リソース不足という問題が企業の上に今後さらに重くのしかかってくるという状況を考えたとき、決して望ましいものとは言えません。また、人手による作業には、おのずとパフォーマンスやスケーラビリティの点で限界があるということは改めて言うまでもないでしょう」とニュータニックス・ジャパンの島崎聡史氏は語る。

さらに、2018年9月に経済産業省が公開した「DXレポート」では、1つにはこうした運用の非効率性を抱えたレガシーシステムが、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を阻む大きな足かせになるとの指摘が、「2025年の崖」というキーワードで指摘されていることも周知の通りである。

こうした問題に対しNutanixでは、HCIに基づく一連のソリューションの提供を通じて、ITシステムの運用に関わる非効率性を解消し、運用管理者などのIT人材が、新たなテーマや生産的な仕事に、より多くの時間を費やせる環境の実現に向けた貢献を目指している。

HCIがシステムの拡張性を高め
更新サイクルから企業を解放

HCI自体は、従来型のITインフラの運用性をめぐる課題を解消するものとして、すでに広く企業の間で活用されている。例えば、通常、仮想化環境では、複数台のサーバーでクラスタを組んで、そこにSANスイッチ経由で共有ストレージを接続するという形態が一般的だが、そうしたシステムは複雑になりがちで、インフラ構築の難易度も高い。当然、ビジネスニーズに応じてシステムを拡張していこうとしても、例えばSANスイッチやストレージ側の設定なども含めて構成変更が容易に行えないという問題がある。

これに対しNutanixのHCIでは、汎用のサーバーにSDS(Software-Defined Storage)を組み込み、各サーバーのローカルストレージを複数のサーバー間で共有できる仕組みを実現。システムのリソースが不足した際にも、いわばサーバーを追加していくだけで、既存システムを停止させることなく俊敏に拡張していくことができる。

「Nutanixには、拡張後のパフォーマンスチューニングなどをシステムが自律的に行う仕組みも装備。必要なときに必要な分だけリソースを拡張/縮小できることから、よくある5年ごとのシステム更新というサイクルに縛られることなく、随時、サーバーの追加、あるいは保守期限切れのサーバーのリプレースなどを行って、システムを継続的に運用していくことができるわけです」と島崎氏は説明する。

「自動化&自律化」へのステップを
各種ソリューション提供により支援

こうしたHCIをベースにNutanixでは、システムの運用管理におけるマンパワーへの依存という問題を解消すべく、そこで必要となる各種ソリューションを「収集」「監視&分析」「自動化&自律化」という3つのフェーズで提供している。

まず最初の「収集」フェーズには「X-Stream」を提供。NutanixではHCI環境に関わる必要な情報を収集・管理するツールとして「Prism」が搭載されているが、X-Streamではインフラだけではなく、例えば仮想マシン上のゲストOSの環境のアプリケーションレイヤに関わる情報の収集も可能となっている。

続く2つめの「監視&分析」フェーズについてNutanixでは、「X-Fit」と呼ばれる機械学習エンジンを提供。「この機械学習エンジンは、Nutanixの大きな強みの1つで、PrismやX-Streamにより収集・管理される情報に基づく分析を通じて、システムの定常稼働時の最適値を把握し、それに沿った適切なしきい値を設定。逸脱があればアラートを出すといった対応をシステムに任せられるようになります」と島崎氏は紹介する。

そして3つめの「自動化&自律化」のフェーズに関しては、X-Fitなどからのアラートをトリガーに実際のアクションを行う「X-Play」が用意されている。具体的には、例えば仮想マシンへのリソース追加、SSH/PowerShellを介したコマンドの実行、運用管理者へのメールやビジネスチャットを介した通知など、アラート発生時に必要となる様々なアクションを組みわせたPlaybookの作成、およびその実行をサポートしている。

「アクションの設定については、スクリプトを記述したり、プログラミングを行ったりといったことも一切不要。グラフィカルな画面上で必要なタスクを組み合わせていくだけという簡便な操作で、高度なスキルがなくても自在に設定を行うことができます」と島崎氏は強調する。

またNutanixでは、クラウド型のITサービスマネジメントの仕組みとして企業の間で広く活用されている「ServiceNow」との連携も実現している。例えば、NutanixのHCI環境で発生するイベントやインシデントをServiceNow上で統合的に管理したり、ServiceNowの構成管理データベース(CMDB)でNutanixの資産を包括的に把握する、さらにはNutanixのサーバーアプリケーションのカタログ化と自動展開を支援する「Calm」を、ServiceNowの承認ワークフローやチケット管理と組み合わせてアプリケーションのデプロイを自動化するといったことも可能である。

「ビジネスのデジタル化においては、それを支えるITインフラの運用管理をめぐるマンパワー依存からの脱却も同時に進めるべき重要なテーマ。それに向けたお客様の取り組みをNutanixが強力に支援します」と島崎氏は改めて強調する。

お問い合わせ

ニュータニックス・ジャパン

https://www.nutanix.jp/

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