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初期設定を自動化して簡単導入 ~今話題のゼロタッチデプロイメント~

ユーザーも情シスも嬉しい

快適なテレワークのためのモバイルPCと導入展開手法

VAIO株式会社
営業統括本部
法人営業統括部
技術営業部 部長
西澤 良太郎

快適なテレワークのためのモバイルPCと導入展開手法

緊急事態宣言が解除された現在、以前のように従業員が出社してくるオフィスの日常が戻りつつあるが、一方でテレワークや在宅勤務の取り組みは減速するどころかますます加速していく勢いだ。その中で企業としては従業員が扱うPCもそうした環境に適したものが必要となる。そこではテレワークにおける「使いやすさ」が重視されがちだが、スムーズに環境を整えられる「導入のしやすさ」の観点も忘れてはならない。

テレワークはウィズコロナ時代の
ニューノーマルとして定着

写真:西澤 良太郎 氏

VAIO株式会社
営業統括本部
法人営業統括部
技術営業部 部長
西澤 良太郎

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの企業が社員をテレワークに移行させた。東京都庁が都内にある従業員30人以上の企業を対象に行った調査によると、「テレワークを導入している」と回答した企業の割合は4月時点で62.7%に達している。ただ、全国に目を向けるとテレワークの導入はまだまだのようで、パーソル総合研究所が同時期に行った調査によれば、テレワーク実施率は全国平均で27.9%だ。

 緊急事態宣言が解除された現在、通勤電車が再び混雑し、街を行き交う人が増えてきたことからも推察されるように、以前のように従業員が出社してくるオフィスの日常が戻りつつあるようだ。

 だが、これによってテレワークが衰退するとは考え難い。新型コロナウイルスは世界ではまだまだ猛威を振るっており、日本でも第2波、第3波の感染拡大が危惧されている。いつまた新たな感染症のパンデミックや自然災害が起こらないとも限らず、一定割合以上の社員がテレワークを行う体制が、ウィズコロナ時代のニューノーマル(新しい働き方や生活の常態)として定着していくと考えられている。

 そうした中で、改めて見直したいのが従業員の仕事の基本ツールとも言えるPC環境だ。

 VAIO 営業統括本部 法人営業統括部 技術営業部 部長の西澤良太郎氏は、「すべての従業員に配布可能なデバイスで、オフィスでも自宅でもフレキシブルに仕事がしやすく、なおかつ情報システム部門がセキュリティに対するガバナンスを効かせられるといった3つの条件から、有力な選択肢となるのはやはりモバイルPCです」と語る。

テレワーク時に悩ましい
「PCの初期設定」を
効率化するには?

 テレワークを見据えたモバイルPCの導入となると、どの機種を選定するべきかという課題に直面するが、実際はそれだけではない。もう1つの障壁はPC導入直後の初期セットアップから必要なアプリケーションの設定までを含む一連の作業だ。

 従来であれば一時的な作業場所を確保し、情報システム担当者が人海戦術で短期間にキッティングをやってしまうといった光景もよく見られた。しかし現在では、そうした「3密」の作業を従業員に強いるわけにはいかない。

 こうした初期設定にまつわる課題に対してVAIOがいち早く打ち出したのが、Windows 10 PCのクラウド展開手法(ゼロタッチデプロイ)である「Windows Autopilot」への対応である。

 情報システム部門が行うのは、従業員が使用するPCの「デバイスID」という固有情報とアカウント情報を紐づけてクラウドに登録し、配布するアプリケーションや設定をプロファイルとして作成しておくことのみで、1台1台実機の電源を入れてキッティングをする必要はない。従業員は、自宅に送られてきたPCの電源を入れ、自宅Wi-FiのSSIDやパスワードを入力して、自分のIDでログインするだけで、面倒でわかりづらい初期セットアップは自動で行われる。

図1 Windows Autopilotを活用したPC初期設定のクラウド経由の自動化(ゼロタッチデプロイ)。情報システム部門でキッティングを行うことなく、従業員が自宅に届いたPCの電源を入れれば自動的に初期設定が完了する。

図

 Windows Autopilotは「Azure Active Directory(Azure AD)」や「Microsoft Intune」とノンストップで連携するため、初期セットアップ後に必要な部門や従業員ごとのアプリケーションインストールや各種設定を自動配布することが可能なのだ。

支援サービスで
Windows Autopilotを
さらに利用しやすく

 もっともWindows Autopilot自体はマイクロソフトが標準で提供している機能であるため、単純にこのサービスを利用する上ではPCメーカー間の差はない。

 そうした中でVAIOの動きで注目すべきは、各企業が煩雑な手間をかけることなく、より簡単にWindows Autopilotを利用できる仕組みを率先して整えたことである。

 例えばデバイス固有情報(デバイスID)が、購入したPCにただ添付されてくるだけならどうなるだろうか。情報システム部門は荷受けした大量のPCを1台ずつ開梱してデバイスID を読み出しリスト化しなければならない。

図2 「Microsoft Product Key ID」をバーコード化したラベル。いちいち開梱しなくても、外箱に貼付されたラベルからもPCの「Microsoft Product Key ID」を確認できる。(「Microsoft Product Key ID」はパートナー経由のデバイス登録で使用)

図

 VAIOはこうした手間を不要としたのだ。「Autopilot Deployment 支援サービス」がそれである。顧客またはWindows Autopilotの提供サービサーがクラウドにVAIOのPCを登録する際に必要となるデバイスID などの情報を、工場側で取りまとめて電子データ(リスト)で提供するのである。

 また、いちいち開梱しなくても済むように、デバイスIDの1つである「Microsoft Product Key ID」をバーコード化したラベルが外箱にも貼付されている。

 「どのような形で情報提供すれば、お客様がより便利にWindows Autopilotを活用できるか。ディストリビューターのダイワボウ情報システムと何度も話し合いを重ね、一緒にこの仕組みを作ってきました」と西澤氏は訴求する。

 これによりVAIOから導入したPCについては、工場から従業員の自宅へ直送した場合でもWindows Autopilotによる自動初期設定が可能なのである。

大画面とモバイル性を両立させた
「VAIO® Pro PK」

 もちろんVAIOのモバイルPCそのものも、テレワーク利用を想定した徹底した配慮がなされている。周知のとおりVAIOはコンシューマー向けからビジネス向けまで複数のラインアップを提供しているが、西澤氏が一押しするのは法人モデルとして提供している主力機種の「VAIO Pro PK」である。

 最大の特長は大画面化とモバイル性を両立させた点にあり、「13.3型のモバイルPCとほぼ同じフットプリントでありながら、14.0型の液晶ディスプレイを搭載しました」と西澤氏は強調する。ベゼル(額縁)を極限まで狭くすることで実現したものだ。

 実際、オフィスでデスクトップPCを使用する従業員がテレワークに移行してモバイルPCを使い始めた際に、一番違和感を抱くのが小さくなった画面サイズである。VAIO Pro PKはそのストレスを最小限に抑え、ひいてはテレワークでもオフィスで働いているのと同等の生産性を維持することができる。

 画面上部のスペースには無線通信用のアンテナが配置されている。「一般的に、無線通信は金属の影響を受けやすく、アンテナの位置は高いほうが望ましいとされています。アルミ製のパームレストやスチール製の事務机、PC内部のパーツから発生するノイズなど、内外の影響を受けることなく、最大の受信感度を得るために、VAIO Pro PKはアンテナを液晶ディスプレイの最上部に配置しています」と西澤氏は語る。

 通信の観点でいうと、VAIO Pro PKではWi-Fiや有線LANに加えて、LTEにも対応していることが大きな特長だ。国内のキャリアで利用されている主なバンドへ対応しており、SIMフリーのため、NTTドコモ、au、ソフトバンクのいずれのSIMも利用することが可能だ。

 「自宅のWi-Fiからつながっているインターネット回線の大半がベストエフォートであり、特にテレワークが急増した現在はビジネスタイムに通信速度が低下する問題が起こっています。そんな場合はLTEに切り替えて業務に必要な通信速度を確保することができます」と西澤氏は強調する。

快適な操作を実現する
VAIOのこだわり

 VAIO Pro PKはユーザーの快適な操作性に対しても妥協がない。 たとえば処理負荷の重いアプリケーションを利用する際には、「VAIO TruePerformance®」と呼ばれる機能を使って一時的にCPUをクロックアップすることが可能だ。

 「CPUを高速動作させると大量の熱が発生して逆に性能が低下してしまうのですが、VAIO Pro PKは筐体内部にホットスポットをつくらない空冷設計を全面的に見直すことでこの問題を回避しました」と西澤氏は語る。

 さらにキーボードはキーピッチ約19mmのフルピッチキーボードを採用しており、使い勝手がよい。奥部が持ち上がるチルトアップ機構により、パームレストに傾斜がつき、入力作業時の手首の負担を軽減する。高精度に組み上げたキーボードは耳障りなカチャカチャ音を低減する「静寂キーボード」仕様で、静かな場所でのタイピングでも安心だ。

図3 キーボード操作のしやすさを追求する「チルトアップ」機構

図

 また、アルミ一体成型のパームレストに加え、天板には新開発の超高弾性UDカーボンを採用することで、14.0型ワイドの大画面ながら約999g(最軽量構成時)を実現した。机からの落下や通勤ラッシュ時の急停車で強い圧力がかかっても本体内部の基板やデバイス、大切なデータを守りきる筐体の強さを確認する品質試験も実施しており、堅牢性も持ち合わせている。

 そのほか、4K出力対応のHDMI端子、VGA端子、USB Type-C端子、3つのフルサイズUSB端子、SDメモリーカードスロットなど、新・旧規格のインターフェースをコンパクトな筐体にすべて搭載し、外付けアダプターなしで多様なビジネスシーンに柔軟に対応できるのも大きな魅力だ。

 VAIO Pro PKを導入することにより、新型コロナウイルス対策のために始めた緊急避難的なテレワークを、従業員の健康と安全を守りつつ業務効率を高めていく定常的なテレワークへとステップさせることが可能となるはずだ。

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