教育とICT OnlineSpecial

教育のICT化を牽引するソニー4K大型提示装置

ソニー4Kブラビアの高画質を生かして子どもたちが主役の遠隔授業を実施

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなか、2020年3月から始まった一斉臨時休業、それに続く分散登校という措置は、児童・生徒たちの学びのかたちを大きく変えた。東京都小金井市にある東京学芸大学附属小金井小学校も例外ではない。そのイレギュラーな授業体制を支えているのが、今年3月末に導入されたソニー4K大型提示装置だ。どう活用され、どのような教育効果をもたらしているのか、実際の授業例をレポートする。

複雑な「山折り」「谷折り」もはっきりと
オンラインで紙飛行機を折る

 「……そうしたら、次に、閉じた三角の端っこと端っこを、このように合わせて折ります。……できましたか?」

 「……できました!」

 「K君、これで合ってる?」

 「合ってるよ!」

 分散登校が始まって間もない6月初旬。東京学芸大学附属小金井小学校の2年3組・3時間目の「生活科」は、自宅待機中の〝紙ヒコーキ博士〟K君とクラスメートを「Microsoft Teams」(Teams)で結んだ、「紙ヒコーキ折り方教室」のオンライン特別授業だった。

 教室でソニー4K大型提示装置を食い入るように見つめているのは、2年3組34名の半分、出席番号・偶数組の17人の子どもたち。紙ヒコーキ博士のK君は奇数組で、ほかにも9名の奇数組がオンラインで授業に参加している。みんなで熱心に折っているのは、滞空時間27.9秒という世界記録を打ち立てた紙飛行機「スカイキング」だ。

 実はこの紙飛行機、「一度折り目を付けてから、その線に合わせて裏側に折る」など、小学校低学年が取り組むには工程がやや複雑だった。だが、ソニーの大型提示装置は4Kならではの鮮明な画質により、K君が設計図を示しながら説明する「山折り」と「谷折り」の違いもはっきり識別でき、子どもたちはそれほど戸惑うことなく工程を進めていく。また、教室の前方と後方にWebカメラ・マイクが設置されているため、生徒たちは制作中の紙飛行機をカメラ正面まで持っていって、「ここまでは合ってる?」と、K君に逐一チェックしてもらっていた。そのおかげで、クラス全員の「スカイキング」が見事完成。担任教諭・富山正人氏の「ベランダから飛ばそう!」の掛け声のもと、最後は自作機の「飛ばしっこ大会」になった。

 この日の生活科の単元名は「作ってためして」。学校が再開したばかりの今、座学では生徒たちの集中力が続かないので、彼らが能動的に参加できる授業を心がけたと富山氏は語る。

 「子ども同士の関係性を深めるため、『子どもが主役になる授業』は意識的に実施しています。コロナ禍の今、紙飛行機を題材に選んだのは、ソニー4K大型提示装置なら密にならずに、折り方を明瞭に見せられると判断したから。自宅にいる生徒たちの表情も大画面ではっきり見え、授業は大成功でした」

分散登校時の遠隔授業を支える
高輝度高精細の4K大型提示装置

東京学芸大学附属小金井小学校 教諭 富山 正人 氏 東京学芸大学附属小金井小学校
教諭 富山 正人

 コロナ禍に対応した政府の休校要請を受けて、東京学芸大学附属小金井小学校が休校したのは3月2日から。それ以降、分散登校が始まる6月まで約3カ月間休校していたが、学校再開に向けての準備は段階的に進められていった。

 4月には児童一人ひとりにアカウントを発行し、NTTデータのフェアキャストを使って連絡事項を一斉送信。各家庭が持つPC、タブレット、スマートフォンに向けてテキストや課題を送信し、学習指導をスタート。同時にTeamsの運用も始めた。そして保護者がTeamsに慣れた5月から、Teamsによる遠隔学習を本格的に始動。この間の経緯について、同校・教諭でICT環境整備を主導している鈴木秀樹氏はこう振り返る。

東京学芸大学附属小金井小学校 教諭 鈴木 秀樹 氏 東京学芸大学附属小金井小学校
教諭 鈴木 秀樹

 「最も頭を悩ませたのが、保護者の方の負担です。児童全員がデバイスを所有しているわけではないので、遠隔授業は各家庭にあるPCやスマートフォンを使わせてもらうとともに、Teams が利用できるように保護者の方に設定していただかなくてはなりませんから。幸い、オンライン教育にご理解ある家庭が多く、必要最少限の機器の貸し出しだけで、全校的に遠隔授業が行えるようになりました」

 全校生徒を低・中・高学年別、クラス名の奇数・偶数別、クラス出席番号の奇数・偶数別に分け、時間差で登校する分散登校を行っている。この非常時の学習に期せずして大活躍しているのが、新型コロナウイルス感染症の流行前に導入を決めた、24台の65V型ソニー4K大型提示装置なのだ(2020年6月10日現在)。

美しさと利便性を知ってしまうと
黒板だけの授業には戻れない

 同校が他メーカーの電子黒板を導入したのは2012年。ところが、この電子黒板は当初から期待した性能を発揮しなかった。画面が暗く、タッチパネルの感度が悪く、重くて場所を取るため、数年のうちにほとんど使われなくなってしまった。そこで前出の鈴木氏が中心となり、2020年度からのGIGAスクール構想に向けて校内の大型提示装置を一新するため、ソニー4K大型提示装置24台の導入を決定。ソニー製を選んだ理由は、民生用テレビをベースに開発されたため、低コストで導入できること。また、東京学芸大学・情報処理系の教授から「画質の美しさはソニーが一番」と強く薦められたことも大きな要因となった。

 「実際に導入して正解だと思いました」と鈴木氏。当初の計画どおりに今年3月末に納品され、この6月から授業で使い始めたが、4K画質の美しさは想像以上だったという。「小学5年生の社会では、地球儀で緯度・経度を学ぶ授業があります。しかしコロナ禍の今、みんなで地球儀にタッチするのはNG。そこで試しにソニー4K大型提示装置でGoogle Earthを使ったところ、世界中の地形や街がきわめて鮮明に見える。生徒たちもその美しさに驚いていました。また、授業では文字情報を扱うことが多いのですが、文字をどんなに拡大しても、くっきりと読める。その分、生徒も授業にしっかり集中できます」(鈴木氏)

 2年3組担任の富山氏も、大型提示装置なしの授業はもう考えられないという。「これまで、プロジェクターや電子黒板は『従来の黒板と対立する特殊なもの』と考えていましたが、ソニー4K大型提示装置を実際に使ってみて、生徒たちにより良い学習環境を提供してくれる、『あって当たり前のもの』だと気づきました。画面の美しさ、遠隔授業で使える便利さなどを知ってしまうと、もう黒板だけの授業には戻れません」

 最後に、ICT推進担当の鈴木氏が次のように締めくくった。「従来の対面授業は効率性に優れていますが、インクルーシブ教育の観点から見ると、必ずしも子どもたち一人ひとりの学びに寄り添えていなかったと思います。一方、ICTを駆使した遠隔授業では、一人ひとりに寄り添うことを実現しやすい。今後は、ソニー4K大型提示装置の電子黒板への応用を検討しながら、あらゆる授業の可能性を探っていきたいと考えています」

キャプション 「ここは、このように折ります」と説明するK君。画面が明るく鮮明なので細部までよく見え、わかりやすい

キャプション 「これで合ってる?」。Webカメラ・マイクの前に紙飛行機をかざして、K君に質問する子どもたち

キャプション K君の説明に従って折り紙飛行機を製作。わからないところは先生がフォローしたり、友達同士で教えあったりしている

キャプション 授業の最後は「飛ばしっこ大会」。完成した紙飛行機をベランダからフライトさせる子どもたち

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https://www.sony.jp/bravia-biz/

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