日経クロステック Special

日経クロステック Special Webセミナー Technology Foresight 2020 ポスト・コロナを見据えた製造業の進路を描く 製造業DX、情報基盤と共にデータガバナンスの実践が必須

製造業DX、情報基盤と共に
データガバナンスの実践が必須

ものづくり企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)の先導役となる方々を招き、ポスト・コロナ時代の的確なDX戦略策定に向けて議論する日経クロステック Special Webセミナー「Technology Foresight 2020~ポスト・コロナを見据えた製造業の進路を描く~」が開催された。11月27日には、データガバナンスを実現するデータマネジメント・ソリューションを展開しているTalend アカウントエグゼクティブの吉田修治氏が登壇。「DXに向けた情報基盤構築のキーポイント『データガバナンス』」と題して、製造業DXにおけるデータガバナンスの役割や実践するためのアプローチなどを解説した。(モデレーター:日経BP総合研究所 上席研究員 三好敏)
吉田 氏
Talend
アカウントエグゼクティブ
吉田 修治

コロナ禍を機にデータマネジメントに注目する企業が増加

三好 Talendでは、どのような課題に向けたITソリューションを提供しているのでしょうか。

吉田 Talendは、2006年に設立され、業界初のOSS(Open Source Software)ベースのETL(Extract<抽出>、Transform<変換>、Load<書き出し>)ツールを提供している会社です。現在は、企業で扱うデータのマネジメントやガバナンスのソリューションだけでなく、自社運営する「Talend Cloud」と呼ぶクラウドサービスも提供しています。Talendのソリューションを採用している企業は、自動車業界から放送業界と幅広く、国内外を問わず多くの企業に使っていただいております。

三好 コロナ禍を契機に、製造業でもDXを推し進める機運が高まっています。DXに向けた情報基盤を導入・整備する際、データマネジメントに留意する必要があるという声を聞きますが、なぜデータマネジメントが重要になるのでしょうか。

吉田 データマネジメントとは、文字通りデータを管理することです。企業の中には様々な業務プロセスがあり、そのプロセスを支える仕組みとして従来のオンプレミスやクラウドに構築した情報基盤が使われてきました。近年では、BI(Business Intelligence)などの業務プロセスの支援ツールを利用する企業が増えています。しかし今は、これらツールの管理が複雑になり、可視化や扱うデータの意味の明確化が求められるようになりました。こうした要求に応えるべく行うのがデータマネジメントです。

三好 情報システムは、年々複雑さを増しています。本格的にDXを実践すれば、扱うデータが多様化し、その量も増大することでしょう。ますますデータマネジメントが難しくなるとともに、その重要性が増していきそうです。

吉田 そのとおりです。実際、私たちのデータマネジメント向けソリューションに対する問い合わせは確実に増えています(図1)。とくにコロナ禍で、お客様の業務がリモートで行われるようになり、データマネジメントのあり方に関心を寄せる企業が多くなっています。

Talendで実現するデータマネジメント基盤
企業レベルのデータマネジメントにおけるデータジャーニーをフルサポート
Talendで実現するデータマネジメント基盤
図1 Talendで実現するデータマネジメント基盤
企業内では、様々な情報ツールが日々膨大なデータを生み出している。DXでは、こうしたデータの中から価値ある情報を抽出し、有効活用していくための筋道を円滑化・明確化することが重要になる。Talendのデータマネジメント基盤ならば、企業内の全データの流れに目配りし、その出どころから利用先までを明らかにすることが可能