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AMD EPYC™ 導入事例:NTTデータ・フィナンシャルコア

サーバー向け高性能プロセッサーの新基準

高まるキャッシュレス需要に
決済システムの低コスト化で応える

加速するDXの中で、キャッシュレス化は待ったなしと言われる一方、コスト面などの課題から、いまだに着手できていない中小規模の小売業者は少なくない。こうした層にもより応えていくべく、NTTデータの金融・決済IT分野の中核を担うNTTデータ・フィナンシャルコアは、今後も高まるトランザクション(取引)量に応える性能と信頼性を保ちながら、コストを抑えた決済システムの構築に着手した。同社の吉澤稔氏に詳細を聞いた。

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NTTデータ・フィナンシャルコア
第四事業部 課長代理
吉澤 稔

 キャッシュレス決済の利用は加速度的に伸びている。経済産業省によると、キャッシュレスの決済比率は2019年には26.8%に達しており、2025年までに40%前後にまで高まることが期待されている。キャッシュレス化によって消費者は買い物の利便性が高まり、店舗側としてもレジ締め作業の短縮化などが図れる。顧客と店員の接触を減らせるため感染症対策の一助となり、日本の通貨に不慣れな訪日外国人にとっても利便性は高い。

 電子マネーやクレジットカードを使用した際に、見えないところで動いているのが「決済システム」だ。金銭としての価値を持った情報を、漏れや矛盾なく、かつ速やかに支払い者から受け取り者へと移動させる役割を受け持つ。

 そうしたシステムの構築や運用を手掛けているのがNTTデータ・フィナンシャルコアだ。同社はこれら決済システムの他、金融機関の預金・融資・為替などに関する「基幹システム」も含めた2領域における開発・設計を網羅し、大規模なプラットフォーム開発から中小規模向けの独自システムの設計まで、日本のインフラを支える多様な金融システムの中核を担ってきた。

 同社が手掛ける決済システムの1つに、全国津々浦々の加盟店店舗で利用できる電子マネーがある。2020年時点での利用可能店舗は全国で1000店以上あり、年間のトランザクション量は同社が手掛ける様々な決済システムの中でも最大級の規模を誇る。

 今後は、さらに増加するトランザクション量への対応が求められている。一方で、競合他社の市場参入などもあり、従来の決済システムに上乗せしていくのではコストがかさみ過ぎてしまう状況にあった。こうした課題に応えるべく始動したのが、新しい決済システムの開発だった。