エネルギーチェーンの
最適化を可能にする半導体で
持続可能な社会の実現に貢献

リーディングカンパニーが描くエネルギー効率化のビジョン

発電・送配電・蓄電・利用
チェーン全体を包括的に効率化

 インフィニオンでは、発電では太陽光や風力など再生可能エネルギーから効率よく電力を生み出すための技術を、送配電利用においては生み出した電力を無駄なく活用する技術を提供すべく注力している。このうち、利用では、ファクトリー・オートメーションスマートビルディングデータセンター5G移動手段電動化車両家電製品など広範なアプリケーションにおける省電力化を後押し。それぞれの利用シーンや技術要求に合ったソリューションを開発、提供している。

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図2 エネルギーチェーンに沿って効率を最適化する技術を開発

 まずは発電。2010年から2025年に掛けて、世界の総発電量に占める再生可能エネルギーに由来する電力の割合は急激に伸び続け、化石燃料由来の割合は減り続けている。そして、2020年には、再生可能エネルギーと原子力による電力の和は、化石燃料によるものを上回るようになった(原子力単独で占める割合は減り続けている)。コスト面でも、再生可能エネルギーは石炭による発電よりも既に優位になってきた。しかも、再生可能エネルギーの利用拡大なくして、CO2排出の削減目標と産業の成長の両立は実現できないことは明らかだ。このため、再生可能エネルギー関連の投資は急増している。

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図3 世界で発電される電力の由来内訳と電力関係投資の内訳

出典:International Energy Agency (IEA): World Energy Outlook. 2020; pages 223, 225.

 そこでインフィニオンでは、再生可能エネルギーの活用拡大とその効果を高めるのに貢献する半導体の開発・供給で業界をリードしている。

 例えば風力関係では、電力の変換や制御、設備のドライブを効率化させる高耐圧IGBTモジュールドライバーなどを供給。そのアプリケーションは、発電した電力の高効率かつ安定的なグリッドへの送電、風車を過熱や凍結から保護、緊急時での風車の停止制御、風量に応じたローターブレードの角度設定など多岐にわたる。太陽光関係も同様だ。風力に比べると規模や発電量が小さいものが多いが、単体のIGBTSiCパワーデバイスの採用が進んでいる。「風力のタービンメーカーの世界トップ10、太陽光発電向けインバーター・メーカーの世界トップ10のすべての企業に、インフィニオンの製品をお引き合いいただいています」(加藤氏)。