データの民主化からグリーン社会まで ITでサステナブルな社会の実現を目指すNTTデータの新たな挑戦

データデバイドを解決し
「データの民主化」を目指す

写真:インテル株式会社 代表取締役社長 鈴木 国正氏

鈴木:価値提案の1つとして「インテリジェンス」を挙げられましたが、インテルもデータのさらなる利活用が、よりよい社会やビジネスを実現するために重要だと考えています。当社はDXの中でもとくに重要なのはデータ利活用であるとの考え方から、データのやりとりや分析・利活用を核にして攻めのビジネスを構築していただく「DcX(データ・セントリック・トランスフォーメーション)」という概念を提唱しています。クラウドやエッジコンピューティングの発展によるデータの膨大化とともに、データを使いこなせる企業とそうでない企業の「データデバイド」(二極分化)が進んでいます。インテルはあらゆるお客様に技術を提供する中立的な立場から、その格差を埋め「データの民主化」を進めていきたいと考えています。

佐々木:「データの民主化」についてですが、いま、多くのデータはセキュリティ上の観点から国や企業による“囲い込み”が行われています。やむを得ない側面もありますが、データは流通させないと価値が生まれないものなので、NTTデータとしても何とかセキュアな環境を整備し、データの流通をお手伝いできないかと考えています。

また、日本の経営者の方々もここ数年、ようやくDXを一人称(自分事)として語られるようになったのを実感します。NTTデータでは、企業のDXやデータ利活用を推進するためのトータルソリューションとして、「デジタルサクセスプログラム」というものを提供しています。デジタル技術の導入だけでなく、組織・人材・システム基盤など、事業そのものの包括的な変革を支援するプログラムですので、DXやデータ利活用を加速させたいお客様には、ぜひご提供したいと考えています。

鈴木:当社は「インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー」をはじめとする幅広い製品やソリューションを提供しておりますが、「ユビキタス・コンピューティング」「常時接続できるコネクティビティー」「クラウドからエッジまでつなぐインフラストラクチャー」「AI(人工知能)」の4つをサステナブルな社会の実現をもたらすSuperpowers(スーパーパワーズ)と定義しており、この4つの領域に継続投資していく方針を掲げています。NTTデータ様は今後、インテルにどのような取り組みを期待されていますか。

佐々木:先ほどお話したように、当社は「Green Innovation of IT」の一環としてデータセンターの省電力化を進めています。そのための技術の1つに「液浸」(*1)というものがありますが、現在、インテル様のお力も借りてこの技術による省電力化の実証実験を行っています。こうしたコラボレーションを今後も続けていきたいですね。また、NTTグループはIOWN構想(*2)という次世代コミュニケーション基盤の構築に取り組んでおり、より省電力なネットワーク機器やコンピューティング機器の実現を目指しています。このプロジェクトでも、ぜひインテル様のご支援をいただければと期待しています。

鈴木:「サステナブルな社会の実現」をNTTデータ様と共に目指したいと思います。本日はありがとうございました。

(*1)液浸:光学系の製造工程などにおいて、液体を使用することで高性能化を図る手段のこと。

(*2)IOWN構想:2030年頃の実用化に向けて推進している次世代コミュニケーション基盤の構想。光電融合技術で、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤を目指している。