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保育ICTシステム「コドモン」と堅強な2in1タブレットが“こども施設”での働き方を変える

コロナ禍の影響などを受けて教育のICT化が加速し、小・中学校では1人1台端末体制がほぼ整った。その一方で、保育園や幼稚園などでも業務のICT化が着々と進んでいる。それを支えているのが、こども施設向け業務支援システム「コドモン」と、多くの小・中学校でも活用されているマウスコンピューターのPCだ。「コドモン」とはどのようなシステムなのか、なぜ、マウスコンピューターのPCが選ばれているのか。両社の担当者に話を伺った。

登降園管理+請求書発行のICT化で
3日かけていた業務が1時間で終了

株式会社コドモン セールスチームマネージャー 足立賢信 氏 株式会社コドモン
セールスチームマネージャー 足立賢信

 保育園や幼稚園など、こども施設向け業務支援システム「コドモン」のサービスが開始されたのは2015年から。株式会社コドモン セールスチームマネージャーの足立賢信氏は、システム開発の経緯を次のように振り返る。

 「6年ほど前、ある認可外保育施設から、毎月の請求業務がとにかく煩雑なので、大幅に省力化できるシステムを開発してほしいと依頼されたのが発端でした。幸い、開発したシステムは大変好評をいただいたので、多くのこども施設が同様のニーズを抱えていると考え、そのお客様の許可を得て、汎用システムとして再開発しました。その際、あえてSaaS化したのは、保育園や幼稚園などではICT化がほとんど進んでおらず、PCに不慣れな先生方が多いと気づいたからです」

 SaaS(サース)とは、“Software as a Service”の略で、提供者(サーバー)側で稼動しているソフトウェアをユーザーがネットワーク経由で、サービスとして利用できること。ユーザーはソフトをインストールする必要がなく、ブラウザを開きクラウドに接続するだけでサービスを利用できる。子どもに関する国の政策は、時として大きく改変されることがある。ユーザー側がソフトウェアを管理している場合は、法改正に合わせてシステムを手直ししたり、更新料を払ってソフトを最適化したりする必要があるが、SaaSであれば、コドモン側がソフトを常時アップデートしているので、ユーザーは常に最新のシステムを利用できる。

 「『コドモン』はSaaSの使い勝手の良さに加え、連絡帳・出欠管理・シフト作成・写真販売など20以上のサービスを月単位で自由に契約できます。こうした点を評価いただき、2021年4月現在、全国119の自治体と約8000のこども施設で利用されており、施設職員約14万人、児童約55万人、保護者約65万人がユーザー登録されています」(足立氏)

多様な機能が用意されている「コドモン」トップページ(左)と人気の高い「登降園管理」サービス(右)

 ちなみに、「コドモン」で最もよく利用されているサービスは「登降園管理」「延長保育料計算」「請求書発行」だ。子どもの登園と降園は玄関に置かれた端末でデジタルに打刻され、そこから延長保育料の計算と各保護者への請求書発行までが自動で行われる。

 これまで多くの保育園では、各園児の登降園時刻はノートに手書きで記録されていた。そのため、毎月の保育料請求には、保育時間と延長保育時間を表計算ソフトに打ち直す集計業務と、各園児の契約内容をもとに保育料を計算する計算業務が必要だった。ところが、それらの業務を「コドモン」で自動化・電子化すれば、労力と時間を大幅に削減できる。実際、ある300人規模の保育所では、従来、丸々3日間かかっていた請求業務を、わずか1時間に短縮できたという。

こども施設での活用に適した
マウスコンピューターのPC

 こども施設業務支援システム「コドモン」をハード面で支えているのがマウスコンピューターである。

 コドモンが、マウスコンピューターの端末を顧客に提案するようになったのは2017年から。コドモンの担当者が同社のPCの堅牢性に着目し、顧客にセットで提案したことがきっかけとなった。今では、「コドモン+マウスコンピューター」がワンパッケージで販売されるケースも増えてきたという。

 「コドモン様に最初に着目いただいた弊社製品は、MousePro-P116という、タブレットとノートPCの2つの機能を備えた2in1モデルです」と語るのは、株式会社マウスコンピューター 第2営業本部 法人営業部の神馬明弘氏だ。

 「この製品の最大のセールスポイントは堅強さ。高さ約75cmからの落下衝撃耐性に加え、防塵防滴性に優れ、砂埃の多い環境でも使えるし、キーボードにうっかり水をこぼしても安心です。保育園・幼稚園の玄関先に置いて、園児の登降園チェックに使う端末として、何より堅強さが評価されたようです」

 ちなみに、このモデルは工場や倉庫での管理用端末やGIGAスクール構想における児童用端末としての使い方を想定して開発されたもの。まさに、こども施設向けにふさわしいモデルといえる。

 「また、2in1という機能も大きな採用ポイントとなりました。例えば、保育士さんが園児のお昼寝やトイレ回数を記録する場合は、立ったままタブレット端末として使用するほうが使いやすい。逆に、帳票業務や保育計画策定業務などでは、ノートPCとしてキーボード入力するほうが便利。『堅強』+『2in1』が、このモデルの大きな強みです」(神馬氏)

サービスの継続活用率は99.6%
今後は学習塾などにも展開を

堅強で使い勝手の良い「MousePro-P116B2」

 コドモンの足立氏によれば、全国に存在する保育園・幼稚園などの数はおよそ4万カ所。そのうち何らかのかたちで業務にICTを取り入れている施設は、まだ1万カ所程度。つまり、保育園・幼稚園などではICT化が始まったばかりであり、これからの市場開拓が大いに期待できる分野といえる。

 「これまで、保育園・幼稚園などにおける日々の仕事は、手書きの書類作成に象徴されるように、先生方の圧倒的な努力で成り立っていて、実際に長時間労働や持ち帰り残業などが課題になっていました。しかし、ICTを活用すれば日常業務は劇的に改善されます。それをまず理解していただくことが重要です」(足立氏)

 よく引き合いに出されるのが、三重県にある認可保育園の例。「職員全員がPCを苦手としている」といっていたこの施設も、導入から6カ月で職員の残業がほぼゼロになり、地域のICTモデル園に認定された。前述のとおり、契約内容は月ごとに見直せるが、サービスの継続活用率は99.6%に上るという。

 足立氏が今後の展開として考えているのは、保育園・幼稚園で顧客を拡大していくだけでなく、小・中学校や学習塾での活用を広く働きかけていくこと。

 「『コドモン』は施設の先生方だけでなく、保護者の皆様にも好評です。その最大の理由は、園への欠席通知や問い合わせを24時間いつもでストレスフリーに送信できること。お子さんが卒園して学童保育に入ると、紙の連絡帳に逆戻りしてしまうので、『何とかしてほしい』という要望を数多くいただいています。そこで今後は、学童保育、小・中学校、学習塾などでも広くシステムを活用していただけるよう、新たなサービスを提供していく方針です」

 マウスコンピューターの神馬氏も、保育園・幼稚園の教職員にこう呼び掛ける。

 「足立さんのお話にもあったように、保育園・幼稚園などにおける仕事の大部分は、先生方の大変な努力で成り立っています。ぜひ、『コドモン』のサービスと『マウスコンピューター』のPCを活用して業務の効率化・省力化を実現し、子どもたち一人ひとりに向き合う時間を増やしていただきたいと思います」

こども施設や教育現場での使い勝手を追究
防塵・落下衝撃耐性の高い2in1タブレット

「MousePro-P116B2」

7Hの硬化ガラスを備え、落下衝撃耐性と防塵を兼ねた堅強な11.6型2in1タブレット。耐久性に優れているので、屋内外を問わず多様な環境で活用できる。キーボードは厳しい防滴試験に合格しているため、たとえ水をこぼした場合でも安心だ。また、キーボードを360度回転することで、ノートPCモードからタブレットモードまで使用スタイルに応じた利用を実現。専用スタイラスペン標準付属。

Windows 10 Pro インテル® Celeron® N4100 プロセッサー 11.6型ワイドグレア液晶パネル メインメモリ 4GB eMMC 64GB 無線:IEEE802.11 ac/a/b/g/n準拠 対応無線LAN、Bluetooth V4.2+LE準拠モジュール 標準保証:1年間無償ピックアップ保証・24時間×365日電話サポート

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株式会社マウスコンピューター

【個人】https://www.mouse-jp.co.jp/
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