日経クロステック Special 日経クロステック Special 日経クロステック 日経クロステック Special
日経クロステック

Microsoft Azureを知り尽くしたソフトバンクが日本の次世代クラウドビジネスを牽引する

Microsoft Azureを知り尽くしたソフトバンクが日本の次世代クラウドビジネスを牽引する

Microsoft Azureを知り尽くしたソフトバンクが日本の次世代クラウドビジネスを牽引する

長く「 Microsoft Azure 」の販売パートナーを務めてきたソフトバンク。2020年2月には、マイクロソフトから「 Microsoft Azure Expert MSP 」の認定を受け、“ 「 Microsoft Azure 」のことなら何でも知っている”集団に生まれ変わった。「 Microsoft Azure Expert MSP 」 の取得を機に、ソフトバンクはどう変わり、そしてどのような付加価値を顧客に提供できるようになったのか。プロフェッショナルたちに、これからのクラウドビジネスについて話を聞いた。

クラウドネイティブを阻むIT人材不足

クラウドが本格的にビジネスに普及し始めて10年余りが経つ。初期はクラウドリフトが全盛で、TCO(総保有コスト)削減の目的が強かった。まずはクラウドリフトで“持たざるIT”を実現し、そこからクラウドシフトによってクラウドへの最適化を図ることがトレンドとされた。

しかし2010年代後半からのAI、ビッグデータ、IoTなどの隆盛により、クラウドリフトに限界が見え始めてきたのも事実だ。ビジネス環境が刻々と変わり、度重なる自然災害や予期せぬ感染症拡大など、不確実な時代への対応を迫られる現在、単にオンプレミスをクラウドに置き換えただけでは市場での競争優位性を獲得できない。ここ数年、ITインフラ基盤のみならずアプリケーションのレベルまでクラウドに順応させるクラウドネイティブが叫ばれているのはそのためである。

クラウドネイティブは真の意味でのDXを加速させる大きな武器だが、高度なITスキルと最新テクノロジーに対する理解が必須だ。だが、日本のユーザ企業では圧倒的にIT人材が足りない。IPA(情報処理推進機構)の「IT人材白書2020」によると、2019年度調査では人材の量・質の両面で「IT人材が大幅に不足している」「やや不足している」をあわせた数字は約9割にものぼる。

こうした状況を照らし合わせると、クラウドネイティブを叶えるITシステムの内製化には外部の優秀なコーチが不可欠。その期待に応えるのが、ソフトバンクの「 MSP( Managed Service Provider )サービス」だ。パブリッククラウドの導入から運用までをトータルで提供するマネージドサービスだが、同社のMSPサービスが他社と決定的に異なるのはマイクロソフトの「 Microsoft Azure 」において、トップクラスの公式認定を受けている点である。

ソフトバンクの MSP(Managed Service Provider)サービス クラウドの導入から運用までをトータルで提供する

2020年2月にソフトバンクが取得した「 Microsoft Azure Expert MSP 」は、第三者機関の厳格な監査に基づいて認定されるものだ。マイクロソフトのパートナーなら誰でも取得できるものではなく、クラウドに関する数多の知見や対応力、コンサルティング能力などを身につけていることが前提となる。Microsoft Azure の販売パートナーとして、クラウドネイティブの重要性をいち早く感じ取ったソフトバンクでは2018年から本格的に 「 Microsoft Azure Expert MSP 」 の取得に向けた社内プロジェクトを開始。入念な準備を経て認定に至った。

厳格な監査を経て獲得した Microsoft Azure Expert MSP とは

プロジェクトのコアメンバーであるソフトバンク株式会社 クラウドエンジニアリング本部 クラウドエンジニアリング統括部 PaaSエンジニアリング第1部 部長の和田正紀氏は、「 Microsoft Azure Expert MSP 」 の獲得を目指した経緯を次のように語る。

ソフトバンク株式会社
クラウドエンジニアリング本部
クラウドエンジニアリング統括部
PaaSエンジニアリング第1部 部長
和田 正紀 氏

「もともと10年以上にわたってクラウド事業を手がけてきましたが、市場が成熟するに従い、お客さまのニーズが多様化してきたことを肌で感じていました。従来のようにクラウドリフトをネットワークとセットで提供するだけでは、お客さまから “なぜソフトバンクに依頼するのか”との疑問が出てくるようになったのも事実です。そこで、まずは我々自身が組織体制を整え、ワンストップで次世代のクラウド戦略をサービスとして提供したいとの思いからスタートしました」(和田氏)

ソフトバンク株式会社
クラウドエンジニアリング本部
IoTサービス統括部
インテグレーション部 部長
石田 貴史 氏

「 Microsoft Azure Expert MSP 」 では技術面はもとより、事業戦略、組織としての人材育成計画までを含む総合力がジャッジされる。そのため2019年の組織改編によって誕生したのがクラウドエンジニアリング本部だ。そのときに合流したソフトバンク株式会社 クラウドエンジニアリング本部 IoTサービス統括部 インテグレーション部 部長の石田貴史氏は「社内を横断したチームでなければ太刀打ちできないことがはっきりしていました。『 Microsoft Azure Expert MSP 』 の取得にあわせて、ソフトバンク自身もクラウドに対する取り組みを刷新し、先を見据えて体質を改善したのです」と話す。

技術的な面で、いかに 「 Microsoft Azure Expert MSP 」 のハードルが高いかのエピソードを紹介しよう。石田氏によれば、監査では Microsoft Azure の全サービスがリストアップされており、現場ですぐにデプロイを実施するデモンストレーションがあるという。

「そのリストは3桁を超えるもので、人力で対応していたらとても間に合いません。全てを自動化してプログラムを組んでおき、リアルタイムで間に合わせる必要があります。ここで鍛えられたノウハウが、慢性的に不足している日本のクラウドエンジニアに役立つものとなります。クラウドプラットフォームは日々進化し続けますから、あらゆることを自動化して運用管理を進めなくてはなりません。ソフトバンクの MSP サービスは、これら技術面での圧倒的なケイパビリティを備えているのが特長です」(石田氏)

ソフトバンク株式会社
SE本部
エキスパート第2統括部
クラウドSE 第1部 部長
西澤 大輔 氏

ソフトバンク株式会社 SE本部 エキスパート第2統括部 クラウドSE第1部 部長の西澤大輔氏は、顧客先に訪問してフロントに立ち、案件の最初から最後までを担当する。

「2〜3年前からDXを実現するためのクラウド化の案件が増えてきました。これまでのようにクラウドの導入がゴールという次元は過去のものとなり、ソフトバンクでもITライフサイクルを通じてお客さまに寄り添い、今後のビジネスをどのように発展させていくかに注力しています。MSPサービスでは最新のクラウドテクノロジーを事業内容にあわせて柔軟に提案できるため、ビジネスインパクトを最大化することに非常にマッチしていると考えています」(西澤氏)

ビジネスとITは不可分、ソフトバンクなら価値創出も提案可能

「日本ではまだまだ MSP サービス の概念が根付いていませんが、過渡期を迎えている日本だからこそ伴走型で継続的に提案するサポートが求められています」。そう語るのは、日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 マーケティング戦略本部 シニアパートナーマーケティングアドバイザーの間瀬千里氏。先に述べたように日本のユーザ企業におけるIT人材不足は深刻で、システム管理やITヘルプデスクなどの日常業務に忙殺され、事業の根幹に関わるIT戦略にリソースを割けない事情があるからだ。

日本マイクロソフト株式会社
パートナー事業本部
マーケティング戦略本部
シニアパートナーマーケティングアドバイザー
間瀬 千里 氏

「この現状を踏まえると、ソフトバンクが 『 Microsoft Azure Expert MSP 』 の認定を受けて信頼の置ける MSP サービスを展開していることは非常に心強い。エンドトゥエンドで、導入後も含めて長い伴走でお客さまのクラウド化の成功を支えていただける重要な存在と捉えています」(間瀬氏)

昨年から続く新型コロナウイルスのダメージは、今後の事業の在り方を深く考えさせられる機会となった。和田氏は新型コロナウイルスを機に普及したテレワークの影響により、急ごしらえしたテレワーク環境下でのセキュリティやガバナンスをどうするかとの課題が出てきたと指摘する。「最近ではVPNすら信用しないゼロトラストのアプローチが浸透しつつあります。また、ネットワークのボトルネックが生じることも多くなってきました。このように、お客さまのシステム課題は社会情勢によっても左右されます。MSPサービスではカスタマーサクセスの考え方に則り、タイムリーな提案ができる体制を敷いています」(和田氏)

一方で、先行ランナーからはDXとシンクロする 「 Microsoft Azure 」 の事例も多く生まれている。西澤氏は「AIでは店舗の売上予測やデータ分析プラットフォーム構築の検討、オンラインデータ統合によるマーケティングオートメーション、IoTでは集中リモート管理やスマートビル、故障予知などがあります」と説明する。これを受け石田氏は「これからビジネスとITはますます切っても切り離せなくなります。新型コロナウイルスのような状況下で素早く意思決定を行い、経営層がテクニカルな部分に積極的な投資をすることが5年後の差につながるのでは」と分析する。

ソフトバンクの MSP(Managed Service Provider)サービスのサービスメニュー

マイクロソフトでは、クラウドビジネスの成功をもたらすフレームワークとして「CAF(Cloud Adoption Framework)」を定めた。これまでのクラウドビジネスにおいてマイクロソフトが蓄積してきたベストプラクティス、ツール、ドキュメントをまとめた実証済みのガイダンスで、「 Microsoft Azure Expert MSP 」 の認定を取得したソフトバンクはもちろんCAFを隅々まで理解している。

「CAFではテクノロジーだけではなく、経営戦略、ビジネス体制やプロセス、企業の方針と連携していくことがいかに大切かを打ち出しています。ソフトバンクは、このポイントを踏まえてお客さまにクラウドビジネスを提案できるパートナーなのです」(間瀬氏)

導入から運用、さらにはビジネス拡大の提案まで全てにリンクするソフトバンクのMSPサービス。「クラウドに関して、ソフトバンクに相談して良かったと言われることが1つの目標。お客さまのニーズを的確に把握し、新たな付加価値を提供していきたい」と和田氏。ユーザ企業のDX推進役としては、まさに理想的なパートナーと言えるだろう。

Microsoft Azure導入事例

イオンクレジットサービス株式会社様
「Microsoft Azure」を柱としたセキュアな業務環境を短期間で構築し、コロナ禍でのテレワークが金融業務でも可能に
https://www.softbank.jp/biz/case/list/aeoncredit/

 
特集TOPへ

お問い合わせ先

ソフトバンク株式会社

https://www.softbank.jp/biz/