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ソリューション講演

  • ソリューション講演05

    スタディスト

    オンライン時代の従業員教育のポイントと企業研修の今後

    ~即戦力として現場に送り出すための人材教育とは?~

    人材教育の最終的な目的は、即戦力として現場に送り出すことだ。しかしコロナ禍でこれまでのような研修が行えなくなった現在、いかにしてこの目的を達成すればよいのか。オンライン時代における従業員教育のポイントについて語られた、本セッションの内容からその答えを探る。

「知る」を目的にするのでなく「現場で再現できる」を目指すこと
スタディスト 人事部 部長 坂野 亜希子 氏

スタディスト

人事部
部長

坂野 亜希子

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、企業研修が様変わりしている。感染リスクを抑えるために、従来のような集合研修ではなく、デジタル技術などを活用したオンラインでの研修を行う企業が増えているのは言うまでもないだろう。

しかし、スタディストの坂野氏は「研修の目的を考えると、単に(オンライン研修という)形にすればよいわけではない」と指摘。そして「集合研修だろうが、オンライン研修だろうが、学んだことを現場で実践できることを目的にした教育を行うべき」だと説明する。

研修の中には学ぶことを目的としているかのような、形骸化していると言わざるを得ないものも見受けられる。「各組織における標準的な業務手順を迷わず、悩まず、ミスなく実践できるようにする学びによって、生産性高く業務を行える組織作りにつながる教育を行う必要がある」(坂野氏)というのだ。

とはいえ、学んだことを現場でスムーズに再現できるような教育を行うことは簡単ではない。例えば教育係の教え方や知識にばらつきがあったり、研修を行っても知識が定着しないという課題に直面するケースは少なくない。これまでOJTや集合研修に取り組んでいた人事担当者なら、思い当たる節があるのではないだろうか。では、どうすればよいのか?

坂野氏は業務の標準的な作業をマニュアル化した手順書を作成し、それをベースにした研修の実施を提唱する。

「手順書をベースにした教育の最大の利点は、知ることを目的にしない実践的な研修ができる。手順書は、それさえ見れば誰に教えてもらわなくてもその業務ができるレベルで作成します。そういった手順書を基に教育をすると、一気にレベル3や4のレベル(下記図版参照)に引き上げる育成が可能になるのです」(坂野氏)

「知ること」を目的としない。実践のための育成であるべき

学習には5段階のレベルがあるといわれる。実践的検証を導入すれば、一気にレベル3、4へと駆け上がる教育が可能になる

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手順書&反転学習で研修効果が大幅アップ
注目、スタディストの新人研修

さらに学習効果を高めるためには、反転学習理論をベースにしたカリキュラムが有効だと坂野氏。

反転学習とは、自学自習で予習をしてから教育の現場で実践しながら習得する学習方法を指す。「研修→復習」という一般的な教育方法よりも、知識の定着率が高いことが実証されている。例えば企業研修後に実施する確認テストの合格率が、反復学習による研修の方が30%以上も高くなるという実験結果もあるとのこと。

そして坂野氏が所属するスタディストでは、手順書と反転学習をベースにしたカリキュラムで新人研修を展開しているという。新型コロナウイルスの感染拡大を機にオンラインで実施しているが、コロナ以前に行っていたOJTによる研修に比べると、新人が活躍するまでの期間が大幅に短縮できているのだ。

「手順書をベースに自学自習した上で講義に臨むスタイルを採用しているため、1から10まで講義で説明する必要がなくなった」(坂野氏)。この状況を受け講義では、グループワークやプレゼンテーション、ロールプレーイング、テストなどアウトプットを中心にしたプログラムを展開。手順書の内容の習得度をチェックすることで、現場での再現性を担保する仕組みを構築した。

さてこのような教育方法では、手順書の理解しやすさが重要なのは想像に難くない。とはいえ、そのような手順書を作るのはハードルが高そうだ。しかし同社が提供する「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を使えば、そのような心配は無用である。

Teachme Bizは、ビジュアルベースの手順書を作成・配信・運用・管理できるクラウドサービス。画像や動画などを駆使し、業務の手順が分かるマニュアルが簡単に作れる。このビジュアルベースという点が、理解のしやすさに大きく貢献する。

本セッションでは実際に、Teachme Bizを使って作成された手順書が紹介された。確かに画像を表示しながら紙芝居のように説明される手順は、非常に分かりやすいものだった。

現在Teachme Bizを活用する企業は2000社を超えているという。坂野氏はあるスーパーマーケットチェーンの取り組みを紹介。それまで各店長任せだった新人教育を手順書ベースのオンライン研修にしたところ、店舗による知識習得のばらつきを解消できたという。

ビジュアルベースの手順書を作成・配信・運用・管理できるプラットフォーム

Teachme Bizは作成した手順書の配信や運用、管理も簡単。学習効果だけでなく、管理側の作業効率の向上も期待できる。

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手段・ツールの導入+本質的な目的を押さえ、今こそ研修改革を

セッションの終盤、坂野氏は「コロナ禍で従来のような研修ができなくなってきていることをチャンスと捉え、研修改革を実現してほしい」と述べ、「デジタルに置き換えたり、(教育環境を)分散したりする形式的なことだけではなく、(現場で)実践できるか、という教育の本質を押さえること」が重要なことを、改めて強調した。

さらに手順書を作成することで、業務プロセスそのものの見直しや、業務の属人化解消効果などの実感にもつながっていることにも言及。「柔軟な事業展開が可能になり、人が代わっても業務の品質は担保できる状態が作れるので、事業拡張性につながります。手順ベースで教育する体制を整えることは、事業に大きなインパクトを与えている実感があります」と語り、話を締めた。

諸兄にはぜひこの機会に研修の目的を改めて確認し、研修の方法やシステムを再構築していただきたい。

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  • 株式会社スタディスト

    https://studist.jp/

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