ITインフラSummit 2021 Review

災害対策を強化し運用・保守を効率化する
Arcserveが提案するバックアップの新常識

Arcserve Japan
チャネルマーケティングマネージャ
渡邊 結子

多彩なメニューでバックアップ運用を高度化

Arcserve Business Continuity Cloudには複数のサービスがあり、用途に応じて選択が可能だ。

その1つである「Arcserve UDP Cloud Hybrid」は、オンプレミス向けに提供するシステム保護ソリューション「Arcserve Unified Data Protection」(以下、Arcserve UDP)を導入している企業向けのサービスである。Arcserve UDPが持つ復旧ポイントサーバー間のレプリケート機能をクラウド環境へ拡張することができる。

「Arcserve UDPの操作性、利便性を継承しつつ、オンプレミスでのバックアップと災害に備えた遠隔バックアップの『ハイブリッド運用』を容易に実現できるのです」(渡邊氏)

オンプレミスのデータを複製し、遠隔地のクラウドにバックアップする。本番システムの障害発生時にはクラウドにあるデータを用いて復旧が可能だ

Microsoft 365とシームレスに連携できることも大きな強みだ。「Exchange、SharePoint、OneDriveなどのデータをクラウド環境へダイレクトにバックアップできるのです。クラウド to クラウドのバックアップになるため、社内ネットワークへの負荷も軽減できます」と渡邊氏はメリットを語る。

この機能はArcserve UDPのライセンス不要で利用でき、料金も1ユーザー当たり月額160円(1ユーザー当たり10GBのデータを保存する場合)と非常に安価だ。

バックアップ環境を完全クラウド化できるサービスもある。それが「Arcserve UDP Cloud Direct」である。オンプレミスに管理用ハードウエアやコンポーネントを用意する必要がない。サーバーなどのリソースを社内に置きたくない中小企業や支社などでの利用に最適なサービスだ。

バックアップ用のサーバーやストレージを自前で用意する必要はない。バックアップ/リストアに必要なインフラや機能をトータルに提供する。アセットレスで遠隔バックアップを簡単に実現できる

いずれのサービスも2種類のバックアップ構成を選べる。1つはバックアップ機能だけを使う「BaaS(Backup as a Service)」。もう1つは迅速な災害復旧を実現する「DRaaS(Disaster Recovery as a Service)」である。DRaaSでは、バックアップに加え、クラウド上に仮想マシン(代替VM)を用意し、災害などでオンプレミスに障害が発生した場合には代替VMで起動する。渡邊氏は「迅速なデータ復旧が可能で、リストア時間ゼロで業務を継続できます」と話す。

例えば、BaaSではバックアップデータからオンプレミスへ復旧をかけリストアを実行し、最新データを使い本番環境の復旧を実現できるという。データの保護を目的とする場合はBaaS、またリストア時間ゼロの災害復旧まで実現したい場合はDRaaSで事業継続が有効である。

電子メールデータのバックアップに特化した「Arcserve Email Archiving Cloud」というサービスもある。バックアップとの違いは、メールの送受信をすべて記録できることだ。つまり、ユーザーが削除したメールや過去の情報もすべてアーカイブされる。電子メールを常時漏れなくアーカイブし、長期保管された大量メールの中から必要なメールを簡単に高速検索できる。メールデータの長期保管と利便性の両立を目指す企業に最適だ。

Arcserve Business Continuity Cloudのメリットはこれだけではない。Arcserve UDP Cloud Hybridのデータセンターは国内東西のリージョンを、Arcserve UDP Cloud Directは国内東日本と北米のリージョンを利用でき、プラットフォームの可用性も高い。

導入に対して不安を抱える顧客対応にも力を入れている。製品購入前相談窓口「Arcserveジャパンダイレクト」では、導入に関する問い合わせに電話やメールでもきめ細かく対応するという。

導入後のサポートも充実している。2つのサービスともWebでの情報発信に加え、日本人スタッフによるWebや電話でのサポートを提供する。問い合わせに迅速に対応し、サービスの価値を最大限に引き出す。

多くの組織が可用性向上とコスト最適化を実現

すでに多くの企業がArcserve Business Continuity Cloudを利用し、大きな成果を上げている。例えば、国際基督教大学はArcserve UDP Cloud Hybridの西日本リージョンを活用することで、災害時を想定したBCP対策を強化した。「全体で数十台のサーバーを運用していますが、バックアップ対象サーバーを選択することで、可用性向上とコスト最適化を両立しています」(渡邊氏)。

海洋開発事業を手掛けるサウジアラビアのオフショアマリンサービス企業は、作業船の船上サーバーのバックアップ環境にArcserve UDP Cloud Directを導入した。船上サーバーには日々の整備記録が保管されているが、記録を一つでも損失した場合は全整備のやり直しが求められる。しかし、各船にIT専門スタッフが常駐しているわけではない。限られた人的リソースではバックアップまで手が回らない。

渡邊氏は、「Arcserve UDP Cloud Directを活用することで、船内にバックアップサーバーを置くことなく、通信が不安定な海上でも安定したデータバックアップが可能になりました。18隻分の船上サーバーのバックアップを一人の管理者で運用しています」と強調する。

システム障害や災害発生に備えたデータバックアップは重要な事業戦略の1つとなっている。ビジネスを支えるデータを確実に保全することで、迅速な復旧が可能になり、事業継続性も向上する。バックアップ環境としてクラウドは非常に有効だが、コストや運用面で不安を抱える企業も多い。これを払拭するArcserve Business Continuity Cloudは、災害対策の強化を目指す企業にとって有力な選択肢となるだろう。

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