ITインフラSummit 2021 Review

基幹システムの移行先として最適なクラウドサービス
国産クラウドで大切なデータを守る

富士通
戦略企画・プロモーション室
クラウドストラテジー統括部 クラウド戦略推進部
佐野 平

富士通は、基幹システムの移行先として最適なクラウドサービス「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud」を提供している。佐野平氏は講演で、企業が基幹システムをクラウドに移行する背景を説明し、FJcloudが目指すものとして、「データを守る」、「業務を止めない」、「段階的なクラウド移行」という3つの重要なポイントを挙げて具体的な機能を解説した。特に、透明性のある国産のクラウドサービスであるということ、ユースケースに応じてITリソースの専有や様々なサービスを組み合わせるなど、今後加速する基幹システムのクラウド化に必要な機能を提供できることをメリットとしてアピールする。

DXを支える「FUJITSU Hybrid IT Service」

富士通
佐野 平

富士通は、DXを加速させるハイブリッドIT環境を実現するソリューションとして「FUJITSU Hybrid IT Service」を提供している。クラウドサービス、データセンター、ネットワーク、システム運用保守サービスなどで構成され、これらのソリューション群をサブスクリプション型で提供している。

講演では、FUJITSU Hybrid IT Serviceの中核となるクラウドサービス「FJcloud」について説明した。FJcloudについて、「基幹システムに最適な国産のクラウドサービス」とアピール。ISO27001やFISC安全対策基準など各種のセキュリティ認証を取得・規格準拠している。

FJcloudには、オープンソースのクラウド運用基盤「OpenStack」をベースとした「FJcloud-O」と、ヴイエムウェアのサーバ仮想化基盤をベースとした「FJcloud-V」の2種類がある。講演では主に、FJcloud-Oを紹介した。一方のFJcloud-Vには、オンプレミスのVMware vSphere®環境をそのまま移行しやすい利点があり、無停止で移行を実現するLiveマイグレーションも3月より提供する。

既存システムがDXの足かせに、解決に向けてクラウド移行が加速

佐野氏は冒頭で、「ユーザーの意識が変化しており、オンプレミス環境や複数のクラウドサービスを組み合わせたハイブリッドIT環境の需要が増えている」と指摘した。背景には、「2025年の崖」と呼ばれる、老朽化/複雑化した既存システムが足かせとなってDXが進まない問題がある。

経済産業省が発行したDXに関するレポートでは、企業が抱える課題として、技術の老朽化やシステムの肥大化/複雑化/ブラックボックス化、などを挙げている。解決に向けて、クラウドサービスへの移行とハイブリッドIT化が加速していくと考えられる。

DX時代におけるシステムに要求される要素は、大きく3つある。(1)外的要因によるビジネスの変化に迅速に対応できるシステム、(2)大量のデータを意思決定に活用できるシステム、(3)中長期のビジョンを見据えて全体最適化したシステム、である。これらを実現する解として、クラウドを活用したハイブリッドITがある。

佐野氏は、「2025年までに、課題を克服しなければならない。既存のシステムを放置せず、再構築するシステムやあえてそのまま継続利用するシステムなどに仕分け、必要なシステムについてはアーキテクチャを刷新してクラウドに移行するといったことも必要になる」と指南する。

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