NETIS登録技術 注目の新技術(新技術の現場実証、公正な評価、活用促進で公共工事をレベルアップ)

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約3000件の技術情報を掲載

 国土交通省は、民間企業などが所有する有用な新技術の普及を促し、公共工事のコスト縮減や品質向上につなげることを目的として、2001年度からNETIS(新技術情報提供システム)を運用している。技術情報のデータベースである。誰でも簡単に検索・閲覧できるインターネットで公開している。

 同様の趣旨の取り組みとして、16年度からは、建設生産システム全体の技術革新や生産性向上を通じて建設現場の魅力を高める「i-Construction」を推進。25年度までに建設現場の生産性を2割引き上げることを目標とし、新技術の導入と現場活用を後押ししてきた。さらに、20年度からは、ICT並びにBIM/CIM、またはNETIS登録技術などの活用を、原則として一部を除く直轄土木工事で義務付けた。

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現場活用の迅速化を図る

 NETISは、新技術情報の収集と共有化、直轄工事などでの導入・活用の手続き、効果の検証・評価、さらなる改良と技術開発──という一連の流れを体系化し、様々な技術情報(工法、材料、機械、製品、システム)を集積している。技術のスパイラルアップや工事成績評定への加点など、技術開発者や施工者にもメリットをもたらす仕組みである。現在、約3000件の技術情報を掲載している。NETISの概要を図1に示した。

 NETISに掲載された技術情報(申請情報)は、当該技術が公共工事で活用され、その効果や技術の成立性などに関する評価が加えられることによって、位置付けが申請情報から評価情報へと移行する。登録番号の末尾に付随しているアルファベットは、評価の有無を示すための符号だ。-A:評価が掲載されていない技術、-V:旧実施要領に基づく評価が掲載されている技術、-VR:継続調査の対象となった評価情報掲載技術、-VE:継続調査の対象としない評価情報掲載技術──などとなっている。

有用な新技術を積極的に周知

 NETISには5種類の活用形式が存在する。そのうちの1つ、14年4月に新設された「テーマ設定型(技術公募)」の特徴は、現場活用の迅速化に重点を置いていることである。現場ニーズに基づいて選出した技術テーマを設定する→性能評価項目および試験方法などのリクワイヤメント(要求性能)を設定する→応募のあった複数の技術を同一条件下での現場実証などで評価する→技術特性(優れた点や類似技術との違い)を明らかにして“技術比較資料”を作成・公表する──というフローで運用されている。図1の破線囲み部分(オレンジ色)である。選定された全技術の進捗状況(図2左の表)やそれぞれの技術の試行結果(図2右の表)などは、NETISホームページ内の専用コーナー「テーマ設定型の比較表」で確認できる。

 NETISには、有識者会議(整備局などが主催する新技術活用評価会議、国土交通省が主催する新技術活用システム検討会議など)を活用し、特段に有用な新技術を選定する──という仕組みも存在する(図3)。周知の拡大を図るために、これまでに選定した技術の紹介コーナーを、NETISのウェブサイト内に創設。NETISの掲載期間(原則として登録から10年間)が終了した技術を含め、それぞれの特性を比較できる一覧表形式で提示している。

図1 ● 公共工事等における新技術活用システム(NETIS)の概要
図2 ● テーマ設定型(技術公募)の技術比較表
図3 ● 有用な新技術の選定
(図:3点とも国土交通省発表の資料を基に作成)
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●技術名称
スマートデバイス用デジタル野帳アプリ
●NETIS登録番号
KT-180030-VE
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●技術副題
野帳をデジタル化し、建設現場の働き方改革を実現するスマートデバイスアプリ
NETIS登録技術 Winter 2022