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  • CX/コンテンツマーケティング/ブライトコーブ

動画コミュニケーションで
顧客エンゲージメントを強化

カスタマーエクスペリエンス(CX)を向上し、顧客とのエンゲージメントを深める上で注目されているのが、動画コミュニケーションから始まるマーケティングだ。企業専有型の動画配信プラットフォームを活用することで匿名リードの実名化を促し、この戦略を推進することが可能となる。コロナ禍で顧客と対面できなくなった課題を克服すべく、実際に動画コミュニケーションを通じて顧客を「ファン」に昇華させた企業の先進事例も紹介する。

マーケティングに
動画を活用するメリット

ブライトコーブ株式会社
Product Marketing Director Japan
森 貴浩 氏

小林 ブライトコーブがSaaSとして提供している企業専有型の動画配信プラットフォームとはいかなるものですか。

 動画配信プラットフォームには大きく2つのタイプがあります。1つはYouTubeなどの動画共有型で、大きなサイトを間借りして、そこに動画コンテンツを置かせてもらい配信を行うもの。もう1つは私たちが提供している企業専有型で、プラットフォームが保有する動画配信機能を自社保有システムの一部のように利用することができます。プラットフォーム側のレギュレーションに依存せず、UIのカスタマイズやアクセス制限、視聴有料化などを自由に行えるのがメリットです。

小林 そうした企業専有型ならではの特長を生かし、CX(顧客体験)向上ひいてはマーケティングにつなげていくことがブライトコーブの戦略なのですね。

 そうです。動画を活用するメリットは、エモーショナルに表現できるそういう訴求力の高さと、直感的に理解しやすいところにあると考えています。

※講演の一部をOn-Demand形式で視聴いただけます。

リアルの代替ではない
独自の価値を創出

小林 動画配信ならではのリアルと違った価値を提供できる可能性がありそうです。

 オンラインイベントはその典型で、コロナ禍当初はリアルの代替としてウェビナーが行われましたが、現在では「参加する場所を選ばない」「キャパシティーに上限がない」など、リアルでは考えられなかった独自の価値が創出されています。

小林 オンラインイベントによるCX向上は、どんな効果をもたらしますか。

 1つはリードジェネレーションです。各企業はコンテンツマーケティングを展開してきた中で、個人情報が完全に整備されていないリードを大量に保有しているのではないでしょうか。これまで困難だったそうした情報不足な状態のリードの実名化を比較的簡単に行えるようになります。また印象に残る良質な動画コンテンツは、企業のブランディングや顧客エンゲージメント強化にも非常に高い効果を発揮します。

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オンラインライブで考慮しなければならない要素
ブライトコーブの企業専有型動画配信プラットフォームを活用することで、大量のアクセス時にも安定した動画コンテンツの配信、高セキュリティ、動画管理を実現し、獲得したデータをマーケティング活動に生かすことが可能となる

オンラインライブを通じて
多くの“ファン”を獲得

小林 様々な動画コミュニケーションを支援している中で、実際にブライトコーブの企業専有型動画配信プラットフォームを活用してCXを向上した事例があればぜひお聞かせください。

 ある生命保険会社において、エンターテインメント系のオンラインライブを行った事例を紹介したいと思います。この施策を行った背景には、コロナ禍で顧客への対面アプローチができなくなってしまったという課題があったのです。

小林 これまで訪問販売に注力してきた生命保険会社にとって深刻な事態です。そこで動画コミュニケーションに舵を切ったのですね。

 はい。特に「しっかり集客する」ということを重視して、アーティストを活用した音楽ライブや、舞台などを採用したオンラインライブを行うことになりました。加えて「トラブルなくコンテンツを配信できる」「取得したお客様データをしっかり活用する」ことをポイントに動画コミュニケーションを設計しました。

小林 成果はいかがでしたか。

 主に二つの点で大きな成果が出たかと思います。一つ目は大量のリードを実名化できたこと。二つ目は顧客データベースの精度が大きく向上したということです。

 従来は名前だけはわかっていても、住所がわからない、メールアドレスもわからないといった顧客がたくさん登録されていました。これに対してオンラインライブを通じて獲得した“ファン”は、名前も住所もメールアドレスも、自ら積極的に入力してくださいました。こうして“歯抜け”状態だったデータベースが埋まったことは、非常に大きな副次効果です。

 さらにこの生命保険会社は、オンラインライブを繰り返し試聴したファンの商談化率や加入率などを詳細に分析し、オンライン上での営業活動に生かしています。

小林 動画コミュニケーションは決して一過性のイベントで終わるものではなく、営業の在り方や組織の在り方、お客様との関係性の在り方を大きく変えていく契機となることをよく理解できました。今日は非常に興味深いお話をありがとうございました。

ブライトコーブ株式会社

https://www.brightcove.com/ja/


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